「チートディ」についての正しい知識
私の周りには事あるごとに「チートディ」という言葉を使う人がいます
思い立ったその日が「チートディ」という人みなさんの周りにも多いと思います
今までは一部の体づくりをしてきていた人間しか使っていなかった言葉「チートディ」の謎に迫る
ちなみに「チートディ」とは減量期において食事制限を緩める日の事をいいます
・正しい「チートディ」がわかる
・効果的なダイエット方法がわかる
以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合い下さい
目次
週1日何でも無制限に食べれる日を作る
「チートディ」と聞くと・・・
週1日なんでも無制限に食べれる日を作る・・・
そんなイメージがあると思います
先ほども言いましたが、「チートディ」とは減量期に食事制限を緩める日ということです
週1日食べ放題で痩せられるということでいろんな人が「チートディ」を取り入れていますが、普通の人がかなりの食事制限をして極端に食べれる日を設けてしまうと「摂食障害」になる可能性があるので気をつけないといけません
※摂食障害とは・・・摂食障害は食行動の重篤な障害を特徴とする精神疾患です。 極端な食事制限と著しいやせを示す「神経性食欲不振症」と、むちゃ喰いと体重増加を防ぐための代償行動を繰り返す「神経性過食症」とにわけられます。 いずれもやせ願望や肥満恐怖をもち、自己評価に対する体重・体型の過剰な影響があります。
「チートディ」は代謝が上がるのか?
結論としては代謝は上がるが、痩せるほどのものではない
減量を始めると最初は順調に体重が落ちていきますが、その後停滞期が訪れます
食事を制限していると体は省エネモードに入って少ないカロリーに適応して代謝を下げます
なので「チートディ」を入れるということは、体に「たくさんカロリーが入ってくるから安心して省エネモードにならないでくださいね」というお知らせをすることなのです
人間に例えると、毎月お金が安定して入ってくると分かっていたらある程度お金を使うが、来月収入がないかもしれないと思うと節約するといった現象ですね
「チートディ」では栄養素を分解する際に生じる食事誘発性熱産生という代謝量が上がります
しかしこれは1日の消費エネルギーの10%程度なので痩せるほどの代謝アップは期待できません
一方で、「チートディ」で食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌が上がるという説もあります
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、摂食するとレプチンの作用で脳に「満腹のサイン」を送ります
しかしレプチンが増えたからといって、本当に食欲が抑えられるかはまだはっきりとは解明されていません
全体的な代謝は痩せるほど上がらないが、食欲を抑える可能性がある・・・
というのが現在の「チートディ」に関する科学的な見解のようです
代謝についてはこちらも参照
「チートディ」だからっていくらでも食べていいわけじゃない
食べたい気持ちを我慢して節制していくダイエット・・・
そういったストレスの解消方法として「チートディ」を使っている人も多いようです
食欲がかなり強い人は、合間に好きなものを食べて解放する日を設けると長く継続することができるという話があります
辛い事を継続するときに、小さなご褒美を与えるという考え方です
しかし、「チートディ」とは食べ放題という意味ではなく、減量期に口にすることのできない味の濃いもの「唐揚げ」「ピッツァ」「ラーメン」などを週に一度味わって食べるという方法にする事をお勧めします
減量のための「チートディ」なのに太るという現象
週1の「チートディ」を使ってストレスをコントロールして痩せるはずだったのに、気がついたら以前より太っていた・・・
そういった人は先ほども言いましたが、「チートディ」=「食べ放題」と思っている可能性があります
減量期に「チートディ」を取り入れる方法をとるならば・・・
週に6日は必要摂取エネルギーから数百キロカロリーを減らします
残りの1日「チートディ」は普段よりプラスして数百キロカロリーの食事を摂ります
1週間のトータルで減量食を考えないと「チートディ」を取り入れる方法が成立しません
勢いでどんどん食べてしまい、毎日が「チートディ」になるのが太る原因です
・「チートディ」の上限を決めておく
・「チートディ」だからといって勢いで食べずに、ゆっくり味わって食べる
・週に1度なのか?2週に1度なのか体重や気分と相談して頻度を調整する
以上の工夫が必要です
「チートディ」とは簡単なことではないので、結局は普段の栄養管理、カロリーの管理をして使わないとダメということです
まとめ
「チートディ」の目的は食事制限のストレスを減らすこと
「チートディ」で摂食障害になる可能性があるので極端に食べなかったり、極端に食べたりしないこと
「チートディ」=「食べ放題」ではない
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
ちなみに「チートディ」を取り入れた翌日、翌々日はトレーニングの調子が良くなります
食事をして筋肉の中のエネルギー状態が良くなるので、筋タンパク合成が起こってパワーが出るのです
食事制限をしながら運動をするとどうしても筋グリコーゲン(筋肉に蓄えられている糖質)が減っていきます
減ったグリコーゲンを「チートディ」で戻して翌日からまたしっかりトレーニングをすることで、運動せずに食事だけで痩せるというよりも筋肉を元気にさせて質のいいトレーニングを行い減量するという考えが健全です(いいこと言った)
トレーニングのための「チートディ」というのが私の考えです
筆者のプロフィール
筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために今まで数千人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。寝たい時に寝て起きたい時に起きる!スペック高い人でも寝てないとパワー発揮できない・・・
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