ゆがみのタイプ別対処方法
カラダのゆがみは人によって様々です
普段何気ない人の群れを見るたびにいろんな形にゆがんでいるなぁ・・・
と思ってしまう今日この頃
自分は一体どんなゆがみのタイプなのか?
どこをゆるめて、どこを鍛えるといいのかというのを今回ざっくり4タイプに分類して解説していきますよ
さぁ!!
自分の姿勢を写真に撮ってゆがみのタイプを見てみましょう
姿勢のお話は実は結構してたりしてますのでこちらも参考にしてね^^
それでは今回も最後まで心して刮目しつつぜってぇみてくれよな!!
目次
前弯ー後弯姿勢
この姿勢の特徴・・・ビール腹の人、ハイヒールをよく履き筋力が弱い人
前弯ー後弯とは、首から腰にかけての脊柱の湾曲(曲がり方)のことをさし、猫背で腰が反っている状態です
お腹の腹筋群と脚を後方に持っていく力である股関節を伸ばす筋肉が弱ると起こりやすい
また、あごが前に出て頭もつられて前へ移動する頭部前方位です
猫背のため、背中の肩甲骨を寄せ胸を張る動き(胸部の伸展筋群)が弱くなっています
左の図でも灰色ラインの正しい姿勢に対して、赤で示した姿勢は背中のラインが後ろにずれたり、骨盤も前に傾きずれているのがお分かりいただけるだろうか?
改善するためには・・・首や肩の筋肉と大胸筋をストレッチでほぐし、胸を張る意識が必要です
また、お尻の筋肉を鍛えていくと反り腰を改善しやすくなります
ストレッチやマッサージでほぐす筋肉
頭部屈筋群の深層(顎を胸に近づける筋肉)
僧帽筋下部(背中中央の下側)
大殿筋(お尻の筋肉)
中殿筋(お尻の横側の筋肉)
胸椎部の起立筋(胸を張る姿勢で使われる筋肉)
筋トレで鍛える筋肉
後頭下筋群(頭の後ろの付け根の部分の筋肉)
僧帽筋上部(背中中央の上側の筋肉)
大胸筋(胸の筋肉)
腸腰筋(太ももを引き上げる筋肉)
大腿直筋(太ももの前の筋肉)
大腿筋膜張筋(太ももの横側にある筋肉)
これは全部だね^^
フラットバック
この姿勢の特徴・・・電信柱のような姿勢のひと
フラットバック姿勢は脊柱(背骨)の弯曲がありません
まっすぐ=良いことだと思われがちですが、背骨は自然の湾曲があるのが正しい姿勢であり、弯曲のない脊柱はゆがんでいることになります
左の図の灰色の正しい姿勢と赤で示した姿勢に首・肩・骨盤・ヒザなど各パートでの重心のラインのズレはほとんどありません
でも、骨盤や胸部(胸の部分)の傾斜により脊柱がフラットになります
腰椎の前弯が減少し腰が丸くなっているため、脊柱の動きが制限されます
そうなると、上半身の前屈(上体を前に倒す)や後屈(後ろに倒す)がやりにくいです
骨盤が前傾するように、股関節の屈筋(太ももを引き上げる力)や腰部の心筋の強化(脚を後ろに移動させる力)が重要になります
ストレッチやマッサージでほぐす筋肉
後頭下筋群(頭の後ろの付け根部分の筋肉)
ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)とか
筋トレで鍛える筋肉
腸腰筋(太ももを引き上げる筋肉)
大殿筋(お尻の筋肉)とか
スウェイバック
この姿勢の特徴・・・お尻、お腹が凹んでいる人
スウェイバックは、股関節の姿勢を維持する筋肉が弱くなっていると起こりやすい姿勢です
そのため、腸骨大腿靭帯(股関節内で立つ姿勢の保持を助ける靭帯)で体を支えるように骨盤を前方に移動させている形で、股関節の後方の筋肉(お尻の筋肉とか)は短くなり、弱くなっています
左の図で見ても、灰色の正しい姿勢に対して赤で示した姿勢は骨盤が前にずれています
改善のためには腹斜筋(体幹をひねる筋肉)、腸腰筋(太ももを引き上げる筋肉)、内転筋(太ももの内側の筋肉)、大殿筋(お尻の筋肉)、中殿筋(お尻の横の筋肉)などの強化が必要です
頭部前方位(あごが前に出て頭も移動する)も同時に起こることが多いです
大殿筋(お尻の筋肉)を使いにくいのでヒップアップしにくい姿勢と言えます
ストレッチやマッサージでほぐす筋肉
後頭下筋群(頭の後ろの付け根部分の筋肉)
僧帽筋上部(背中の中央の上部)
胸鎖乳突筋(首をひねる筋肉)
斜角筋(首を傾ける筋肉)
大殿筋(お尻の筋肉)とかとか
筋トレで鍛える筋肉
頭部屈筋群(あごを胸に惹きつける筋肉)
腹斜筋(体幹をひねる筋肉)
腹筋運動で捻りましょう^^
腸腰筋(太ももを引き上げる筋肉)
胸椎部起立筋(胸を張る姿勢時に使われる筋肉)などなど
軍隊(凹はい)タイプ
この姿勢の特徴・・・筋肉はあるがカラダの柔軟性があまりない人
まるで敬礼をしているのか?と思ってしまうくらいの軍隊タイプの姿勢の人は、筋肉量が多い人によく見られます
筋肉がついても柔軟性がない筋肉だと、使われて縮んだ状態が続いてしまうので筋肉が硬くなり、関節や骨に負担がかかってしまいます
腰や太ももが硬い人が多く、このタイプのゆがみになります
図で見ると、灰色の正しい姿勢と赤で示した姿勢では、骨盤などがややずれています
そのため、腰が反る原因でもある骨盤の前傾をゆるめるとともに、胸の部分が前に移動しているのを抑えるように意識すると良いでしょう
腰が常に緊張しているので背筋痛などを起こすことが多く、腹筋下部(下っ腹)の強化と腹筋上部で胸部の下側を引き寄せるようにすると良いとされます
ストレッチやマッサージでほぐす筋肉
背筋下部、腸腰筋(太ももを引き上げる筋肉)
大腿筋膜張筋(太ももの横側にある筋肉)などなど
筋トレで鍛える筋肉
腹斜筋(体幹をひねる筋肉)
ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)
大殿筋(お尻の筋肉)など
まとめ
自分の姿勢のタイプを知るところからがスタート
自分がどんな状態なのかを知って、「どこの筋肉をゆるめて」「どこの筋肉を引き締めたら良いのか」を考えてしないとダメ
治療家的視点でみるとガシガシ筋トレをしている人の方が姿勢の改善がしやすい
理由は、筋肉を使いすぎている部分はその運動をやめたらゆるむから
トレーニングをする人は「この部分を鍛えてね」と言ったらちゃんとします
一番ダメなのは全く動かない人
筋肉がないとどうしようもありません
人間は動くようにデザインされています(最近よく言う)
言い訳してゴロゴロしてないでとっとと動きましょう
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
いやぁ・・・
インスタで素材たくさん撮ってきててよかった^^;
書いてる人
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家
努力が足らないのではなく、工夫が足らないだけ・・・
YouTubeや他のSNSは下記のリンクから^^フォロー拡散して頂けると作者が喜びます^^