鼻の仕組みとそのトラブル対処法

今回は鼻についての過去記事をブラッシュアップしていった記事になっています

かなり長いものになっているのですが、結構いいこと書いていると思います

ほんと昔書いた記事って自分でいうのもなんですが・・・

「いいこと書いてるなぁ」

「勉強になるなぁ」

と思うことが満載です

そんなわけで今回はかなり長いものになりますが、最後まで心して刮目しつつぜってぇみてくれよな!!

目次

  1. 「鼻」空気の通り道であり嗅覚を担当する感覚器官
  2. 生活の質が下がる鼻の症状3選
    1. くしゃみ
    2. 鼻水
    3. 鼻づまり
  3. 私生活にも影響がある?!鼻のトラブル
  4. 鼻呼吸のメリットを知って鼻呼吸しよう
    1. 疲れにくくなる
    2. 病原菌などの異物の侵入を防ぐ
    3. アレルギー体質の改善
    4. 風邪予防になる
    5. 睡眠の質を高めて熟睡できていびきも改善できる
    6. 口腔内の健康・美容効果につながる
      1. 虫歯予防
      2. 歯にステインが付いたり着色しにくくなる
      3. 歯周病、歯肉炎を予防する
      4. 口臭を予防する
      5. 舌がきれいになりやすい
    7. 美容効果が期待できる
    8. ストレス解消で感情をポジティブに
  5. 鼻呼吸で血圧を下げる
  6. 鼻呼吸で自律神経を整える
  7. 不調の原因は口呼吸なのか?
    1. 免疫の乱れで起こる病気や症状
    2. 自律神経の乱れで(交感神経優位の時間が長くなる事で)起こる病気や症状
    3. 口の中で起こる病気や症状
    4. その他
  8. どんな人が口呼吸になりやすいのか?
  9. 鼻の簡単セルフケア
    1. 入浴しながら鼻をタオルで温める
    2. 鼻うがい
    3. 有酸素運動
    4. 鼻毛を切りすぎない
    5. 部屋を清潔にして片付ける
  10. くしゃみの役割を知ってるかい?
  11. 花粉症の疑い
  12. 花粉症のセルフケアは、しっかりとした花粉対策を
    1. 野外での花粉対策
    2. 室内での花粉対策
  13. アレルギー性鼻炎
  14. アレルギー性鼻炎のセルフケア
    1. アロマオイルを使う
    2. 漢方を使う
    3. ツボを刺激する
  15. 副鼻腔炎
  16. まとめ

「鼻」空気の通り道であり嗅覚を担当する感覚器官

出典「鬼滅の刃」吾峠呼世晴 匂い 竈門炭治郎
出典「鬼滅の刃」吾峠呼世晴

鼻は空気をとり入れるための呼吸器官であり、匂いを嗅いだりするための嗅覚器官でもあります

また、鼻があることで声を美しく響かせることもできます

鼻の穴は外鼻孔と呼び、その内部には鼻腔が広がっています

鼻の構造
鼻の構造だよ

鼻腔は中央にある鼻中隔という壁で左右に分かれ、上、中、下の鼻甲介というヒダによって上鼻道、中鼻道、下鼻道の3つに分かれています

鼻腔は血管が密集した繊毛を持つ粘膜で覆われており、吸った空気の加湿や加温を行なったり、ほこりや微生物などを吸着・除去して身を守ります

鼻毛は大事だよ^^

出典『ボボボーボ・ボーボボ』澤井啓夫 鼻毛真剣
出典『ボボボーボ・ボーボボ』澤井啓夫

匂いを感じるのは、鼻腔上部にある嗅覚器です

そこにはたくさんの嗅細胞があり、空気に混じった匂いの分子を感知します

そして神経を通して、その刺激が大脳皮質へと伝わります

嗅細胞はショウノウ、ジャコウ、花香、ハッカ、エーテル、刺激臭、腐敗臭の7つの原臭を感じます

これらの組み合わせや割合で、脳が匂いを判断します

犬の嗅細胞が1億〜2億なのに対して、人間は500万個しかありませんが、3000〜1万種類の匂いを識別できるといわれています

また、嗅覚は味覚にも関係しています

味覚と嗅覚の感覚情報は大脳で一つに合体して、風味として認識します

塩味、苦味、甘味、酸味などの味覚は嗅覚がなくても感じますが、風味を味わうには味覚と嗅覚の両方の認識が必要です

嗅覚は40代半ばから衰えるとされていますが、個人差が大きく、一般的に女性の方が敏感です

出典「美味しんぼ」花咲アキラ 雁屋哲 海原雄山 味覚
こんな偉そうなこと言ってるけど結構衰えてるんだなぁ・・・
出典「美味しんぼ」花咲アキラ 雁屋哲

嗅覚が低下すると風味が分からなくなるため食欲が減退します

味覚保持にはやっぱり亜鉛

鼻に関わる主な病気にアレルギー性鼻炎があります

必要に応じて、抗アレルギー薬を服薬して対処しますが、症状がひどくなる前に飲む方がいいでしょう

生活の質が下がる鼻の症状3選

鼻をかむ 女の子

鼻の代表的な症状として「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」が思いつくと思います

これらはアレルギー性鼻炎の代表的なものです

アレルギー性鼻炎とは、アレルギーによって起こる鼻の粘膜の炎症です

日本人の約40%が、アレルギー性鼻炎だともいわれています

それでは、それぞれの症状についてみていきましょう

「くしゃみ」

くしゃみとは基本的に、鼻の中の異物を外に出すための体の反応です

「鼻水」

水のごとくさらさらした水溶性の鼻水から、粘り気や色のついた鼻水まで、さまざまな種類があります

くしゃみと同じように、多くの鼻水は、鼻の粘膜に付着した異物を取り除こうとするために生じます

「鼻づまり」

鼻の粘膜が腫れて、空気の通り道を狭めてしまった状態です

口を閉じる、もしくは詰まっていない方の鼻を押さえると、息がしにくくなるのでわかります

これらの症状は軽んじることなく治すことが重要です

治さなきゃならない理由1「鼻の内部の粘膜を傷つけやすくなるから」

鼻の穴の内側約1㎝ほどの皮膚は「鼻前庭」と呼ばれており、よく鼻くそがつくところです

これを取ろうとすると細菌が入り、ガサガサになってしまいます

ここより奥は粘膜ですが、その粘膜に湿度を与えたり異物を取る目的である鼻前庭がうまく機能しない場合、鼻の粘膜に違和感が生じることがあります

あとは、他の病気にかかりやすくなります

治さなきゃならない理由2「鼻呼吸ができなくなるから」

鼻のトラブルを抱えていると、鼻の呼吸ではなく口の呼吸に切り替わりやすくなりなす

本来人間は呼吸のほとんどを鼻で行うようにできています

そのため、鼻詰まりが起これば口呼吸になり体全体に悪影響が出てきます

そのほかでは、風邪などの他の疾患が潜んでいる可能性もゼロではありません

また、健康な状態でもこれらの症状が生理反応として出ることはあります

これらの症状を抱えていると、QOL(生活の質)はかなり下がると言って良いいでしょう

つまりこういう事

アレルギー性鼻炎は日本人に多く、これらは「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」という症状を引き起こす

これにより口呼吸になり、体に悪影響を起こしQOLをかなり下げることになる

私生活にも影響がある?!鼻のトラブル

女性 嫌悪
絶望的瞬間・・・

花粉症などの影響を考えて仕事のスケジュールを立てる人がいるように、鼻のトラブルのせいで、どんなに仕事ができる人でもさまざまな影響が出てしまうことは間違いありません

また、鼻のトラブルは、本人にとってのストレスだけではありません

周りからの「評価」「反応」につながるかのせいもあるのです

例えば職場で頻繁に「くしゃみ」や「鼻をかんでばかり」いたら周りにどのような印象を与えてしまうでしょうか?

特に現在はコロナウイルスの影響もあって、周りの人の気分は穏やかではありません

あなたの周りからどんどん人が離れていってしまうことさえあるかもしれません

鼻呼吸のメリットを知って鼻呼吸しよう

深呼吸

人間の呼吸は人生を80年と想定すると、一生で約6億回呼吸を行うことになります

日頃から呼吸を意識することはとても大切です

その時、口呼吸ではなく、鼻呼吸を意識しましょう

鼻呼吸を行うことで、体の自然治癒力を高め、病気を予防して回復を高めることができます

例え病気や怪我をしても、鼻呼吸によって、痛みの感じ方を軽くしたり、心を落ち着かせて過ごすこともできます

それは格闘技などにも取り入れられています

これは面白くやってますけどね^^;

それでは鼻呼吸をすることのメリットをざっと紹介します

①疲れにくくなる

鼻呼吸をすると、口呼吸の時より疲れにくくなります

口呼吸の方がたくさん酸素を取り入れられると思いがちですが、鼻呼吸の方が酸素を効率的に取り入れることができ、深い呼吸ができるのです

鼻呼吸で取り込んだ空気は、口呼吸で取り込んだ空気よりも、適度に湿っています

湿った空気のあ、血中へ取り込まれる酸素量が増えることがわかっています

酸素を多く取れば、心臓の動きも良くなり血流も改善して老廃物が排出されやすくなり疲労回復の効果が高まります

②病原菌などの異物の侵入を防ぐ

鼻の中には鼻毛や粘膜があり、ウイルスなどの侵入を防いでいます

鼻の奥にある部分はそれらが肺に入らないように守ってくれています

先ほども言いましたが、鼻を通るときに鼻の中で温められ、湿り気も加えられるため、喉や肺などの呼吸器への刺激が少なくなります

鼻は、空気清浄機と加湿器の両方の役割を果たしているといえます

③アレルギー体質の改善

鼻の中では鼻毛や粘膜が、フィルターの役割を果たしてくれています

そのため、ゴミやチリ、ダニや花粉などのアレルギー物質が直接体に入らないようになり、アレルギー体質が改善されます

鼻呼吸は花粉症対策にもなります

④風邪予防になる

ウィルスは空気が乾燥すると繁殖しやすくなります

鼻呼吸では、そんな乾燥した空気が肺に直接入らず風邪をひきにくくなります

⑤睡眠んの質を高めて熟睡できていびきも解消できる

鼻呼吸で眠ると、酸素を多く取り入れることができるため睡眠の質が上がります

いびきや睡眠時無呼吸症候群も解消、改善されます

鼻呼吸お助けグッズを使ってもいいですね^^

⑥口腔内の健康・美容効果につながる

・虫歯予防

口を閉じることで唾液量が増えて唾液が歯を洗浄して守ってくれます

・歯にステインがついたり着色しにくくなる

歯の着色やステインは、いったん歯に付くと乾燥してこびり付き、歯ブラシでは落ちにくくなります

鼻呼吸だと、歯の表面が常に唾液で濡れており、着色やステインがつきにくくなり、歯列不正を予防します

・歯周病、歯肉炎を予防する

鼻呼吸の場合、口の中が常に唾液で濡れていて、歯茎が健康的なピンク色になります

また、口の中にいる多くの細菌が、唾液の成分により殺菌されます

つまり、鼻呼吸で綺麗な歯となり、歯周病や歯肉炎を防ぎます

・口臭を予防する

鼻呼吸の場合、口内が乾燥しないため細菌が繁殖しにくく、口臭予防の効果が高まります

また鼻呼吸によって常に唾液が口の中を洗い流していることになり、口臭の原因である最近の繁殖が抑えられます

・舌がきれいになりやすい

舌には舌苔があります

これは食べかすや細菌が、舌の上の細胞の中に入り込んだ状態です

鼻呼吸で舌が唾液で濡れている場合、舌ブラシなどで力を入れずに軽くこする健康的なピンク色にすぐ戻ります(口呼吸の場合は絶対が乾燥するため、除去しにくくなります)

⑦美容効果が期待出来る

鼻呼吸は左右の顔のゆがみを整えます

口を閉じることで、口周りの口輪筋が引き締まり、小顔効果やシワやたるみも改善され、腹式呼吸でダイエット効果が期待できます

⑧ストレス解消で感情をポジティブに

瞑想する時は鼻呼吸が基本であるように、鼻呼吸は精神面にも常に良い影響があります

鼻呼吸を行うことにより、自律神経に作用し、ストレスが解消されて心を健やかに前向きに出来るのです

鼻呼吸するためのお助けグッズもたくさん出ていますから、上手に活用してトラブルを解消していきたいものです

鼻呼吸で血圧を下げる

カメラ目線の血圧測定
謎のカメラ目線・・・

前回の記事で鼻呼吸のたくさんのメリットを紹介してきました

ここでは、「鼻呼吸で血圧が下がる効果が期待できる」ということを解説していきたいと思います

高血圧には様々な原因があります

口呼吸も、高血圧に大きな影響を与えているとも言われています

特に睡眠中に与える影響は甚大です

睡眠中の口呼吸となると、口の中は乾きやすくなります

すると、口の中に細菌が繁殖し、炎症が起こりやすくなり、体全体の機能も低下してしまいます

本来睡眠中はリラックスしているため副交感神経が優位になり血圧も低下します

しかし、口の中に炎症があると、交感神経がいつまでも働いて血圧を上昇させてしまいます

結果的に睡眠の質は下がり、次の日には疲れは取れなくて自律神経は乱れてしまいます

睡眠中は、なんとしても口呼吸を防がなければなりません

朝起きると、喉が乾燥している人やいびきをかく人は口呼吸になっている可能性が高い人です

そうなると役に立つのが前回も紹介した「口テープ」です

大きさや使用感など、自分に合うものを探してみましょう

ただし、鼻の両方が明らかにつまっている時には、これらの製品を使用するのは控えましょう

窒息する危険があります

特に、お子さんの使用は厳禁です

医師の相談のもと正しく使いましょう

鼻呼吸で自律神経を整える

座禅 女子

自律神経とは、人の意思とは無関係に、体の機能を自発的に調整する神経系です

「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経から成り立っています

「交感神経」は活動するための神経です

「副交感神経」はリラックスのための神経です

これらがまるでシーソーのように、バランスをとって働いているので、心身が健やかに保たれているのです

リラックスが大切だから副交感神経だけを高めようというような単純な話ではないのです

「自律神経全体をバランスよく整えていくことこそ重要です」

ちなみに「過敏性腸症候群」という病気をご存知でしょうか?

この病気が不思議なのははいろんな検査をしていても異常が見当たらないのに、なぜか下痢や便秘、腹部の針などの症状が出るところです

主な原因は、腸の運動や、分泌機能の異常にあるとされています

そして、この病気は自律神経が深く関わっていることが指摘されています

腸そのものには異常がなくても、ストレスによって自律神経が乱れ、それに腸が影響を受けて機能不全に陥るという流れのようです

それほど腸と自律神経は関係しているのです

このストレスをうまくやり過ごし、自律神経に働きかけて、自律神経の乱れを修正して心を落ち着ける効果があると言われているのが「鼻呼吸」なのです

今回の「過敏性腸症候群」の患者さんに限らず、あらゆる方に鼻呼吸のストレス解消効果は期待できます

イラッときたら、まずはゆっくり鼻呼吸を行ってみてはいかがでしょうか?

不調の原因は口呼吸なのか?

呼吸 女性

口呼吸の弊害として現れる症状に「口臭」があります

一般的に加齢とともに悪化するものですが、この臭いの原因は「イソ吉草酸」という物質で、汚れた靴下と同じ物質です

しばらく歯磨きをせずに口の中を測定すると、その汚れは公衆便所の便器の雑菌にも匹敵するくらいになります

口の中はそれくらい不衛生なのです

それを防ぐのが「唾液」なのですが、口呼吸を行っていると唾液の分泌が阻止されます

すると口臭がひどくなり、汚くなって、口内感染や歯周病、虫歯などが引き起こされ、不快感や痛みでやがて「うつ」などにもつながり様々な疾患の原因になります

口呼吸が引き起こす可能性の高い病気や症例

①免疫の乱れで起こる病気や症状

・アレルチー疾患(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎)

・膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎)

・ベーチェット病

②自律神経の乱れで(交感神経優位の時間が長くなる事で)起こる病気や症状

・胃腸の疾患(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎)

・クローン病

・高血圧

・動脈硬化

・糖尿病

・肩こり

・不安(不眠)

③口の中で起こる病気や症状

・口臭

・ドライマウス

・歯周病

・歯列不正

・顎関節症

④その他

・風邪

・インフルエンザ

・いびき

・うつ状態、うつ病、パニック障害など

これらを予防、改善するために鼻呼吸を意識するようにしましょう

この他には、硬い食べ物を食べるのも有効です

噛むことは唾液が多く分泌され、メリットが多いです

どんな人が口呼吸になりやすいのか?

謎

以前は「顎関節症」の人だけ口呼吸をしている人が多い印象がありましたが、最近ではそうでない人も口呼吸が増えてきているように感じます

では一体どんな人が口呼吸になりやすいのでしょうか?

・花粉症などのアレルギー性鼻炎の患者さん

・風邪などをきっかけに、口呼吸の習慣が身についた人

・喫煙のため、口呼吸の習慣が身についた人

・歌や演奏、激しいスポーツなどで、口呼吸が習慣化した人

・話すことが仕事の人

この中で注目して欲しいのは「話すこと」が口呼吸の原因となり得ることです

人間は他の動物と違い、唯一言語を話し、コミュニケーションを楽しみます

しかし、話すことと引き換えに「口呼吸」という弊害が生まれました

話すことに集中する時、人はどうしても口呼吸に切り替わってしまいます

鼻呼吸で話すことは無理なのです

なので「私は常に鼻呼吸ができている」という人でも、うっかり口呼吸になっている瞬間は多々あるのです

アナウンサーや、教職にある人、営業職、接客業などの話す仕事の人は特に注意が必要です

鼻の簡単セルフケア

鼻のセルフケア
ケアしないとダメよ

ここでは鼻に効果がある自宅でのセルフケアを紹介していきます

皆さんもぜひやってみてください

①入浴しながら鼻をタオルで温める

鼻を温めると、鼻詰まりが良くなる

簡単で即効性の高い方法です

鼻詰まりの原因には、「鼻の血行不良」が挙げられます

鼻の粘膜に血がたまってしまうので、鼻の中の空気の通り道が狭くなり、鼻詰まりが起こるのです

寒い季節に鼻づまりが増えるのは、寒さから来る血行不良が原因です

体を温めると血行が良くなるのと同じように、鼻も温めてあげれば、血行は改善し鼻づまりも解消します

方法は、入浴時に浴槽につけたタオルで鼻を温めましょう

これだけです^^

②鼻うがい

鼻うがい やり方
やり方

手軽にできるセルフケアとして、鼻うがいがあります

鼻うがいは、鼻の中のほこり、ウイルス、花粉などを洗い流すことができるため鼻をかむよりスッキリします

鼻うがいのあとは、鼻づまりはもちろん、のどの痛みなども解消されます

アレルギー性鼻炎や、花粉症、副鼻腔炎などの症状の解消、また予防にこれほど効果があるセルフケアはありません

鼻うがいは、のどのうがいと異なり、「真水でのうがいは厳禁」です

真水は痛いからです

鼻うがいは人間の浸透圧と同じ0,9%の生理食塩水で行いましょう

1リットルの水に対して9グラムの食塩を溶かして洗浄液を作ってください

市販の鼻洗浄液でもいいですね

用意する物

・ぬるま湯(できれば煮沸してカルキを飛ばし、覚まして置けるとベスト、20〜30℃がベスト)

・容器(市販されている鼻うがい専用の容器がベスト)

鼻うがい中は生理食塩水を飲んでしまっても害はありませんが、耳に流れ込んでしまうと中耳炎になる可能性があります

うまくできない場合は、耳鼻科で一度相談してみましょう

③有酸素運動

日没時に水の上を走っている黒いスポーツブラジャーと黒いズボンの女性
動け!

運動は、健康維持に広く役立ちます

そして鼻のトラブル撃退にも大きな力を発揮してくれます

その理由は、交感神経を活発にしてくれるところにあります

運動を行うと、交感神経が活発になり、血流が良くなり鼻づまりが解消していきます

ここでは鼻のための運動について考えていきます

運動中には多くの口呼吸のデメリットが潜んでいます

例えば、街中でジョギングをしていると、大気中の排気ガスやウイルスをそのまま口から取り込むことになります

早朝なら、冷たい空気が気道に直接流れ込んでしまうでしょう

きつい運動をしていると酸素の供給が追いつかず鼻呼吸から口呼吸に切り替わってしまいます

なので、「口呼吸に切り替わらない軽いレベルの運動」を続けることが重要です

そんなに気張らず軽い気持ちで、ウォーキングや、サイクリング、ヨガやピラティスなどをしてみてはいかがでしょうか?

④鼻毛を切りすぎない

エチケットとして、最低限の鼻毛の手入れは必要不可欠

市販の鼻毛カッターや、刃先が丸い小型バサミなどで、鼻毛の先端をうまく切るようにしてください

しかし、「鼻の穴はできるがギリ触らない」というのが本音です

汚れた毛抜きや、錆びた鋏を使ったり、力任せに鼻毛を抜くなどと言う処理はやめましょう

理由は、鼻毛が生えている皮膚を傷つけるからです

なぜ鼻毛はあるのでしょうか?

人間の体は成長するにつれ、特に重要な箇所に毛が生えそろうようになります

幼児の場合は、ある一定の年齢まで、耳の穴に生毛がびっしりと生えてます

これも「毛が生えている時期、特にその部分は大事である」と言うメッセージなのです

そう、目に写る全てのことはメッセージ・・・

鼻毛が生えている鼻の穴は、空気を取り込む最初の通過点です

鼻の奥には副鼻腔があり、のど、気管、肺につながります

つまり鼻の穴は「呼吸器系」が始まる重要なポイントなのです

鼻毛がなくなってしまったら、途端に感染症にかかりやすくなったり、アレルギーを発症するなど、体調を崩してしまうことでしょう

なので鼻毛は大事!!切りすぎ注意です

⑤部屋を清潔にして片付ける

掃除をしていて、鼻水や鼻詰まりを解消させようと思った時は、徹底的に埃などを取り去ることが重要です

徹底的に掃除をしようと思ったら、まず最初に部屋のものを無くしましょう

ほこりはものに付着したり、積もったり、隙間に入り込んだりします

鼻に入ると、粘膜に触れただけで、くしゃみや鼻水の原因となります

掃除と並行して部屋のものを捨てていきましょう

くしゃみの役割を知ってるかい?

くしゃみ 女性
くしゃみ止まんない・・・

花粉症をはじめとして、アレルギーによる鼻水・くしゃみに悩まされている人は筆者の周りにもたくさんいます

アレルギー性鼻炎というと、花粉やハウスダストを想像しますが、実は寒暖差も原因になったりします

寒い屋外から家の中に入った瞬間にくしゃみが止まらなくなるのは、寒暖差が刺激になっているために起こる反応です

アレルギーを改善するための自分でできるケアは、なんと言っても免疫力を上げることです

不規則で寝不足、運動不足なんていう生活をしていて良いわけがありません

そんな奴は免疫力が低下して、少しの刺激でも体が負けてしまいます

また、注意したいのが副鼻腔炎です

風邪の延長で起こるといわれています

風邪は治ったのにいつまで経っても鼻水が止まらない場合は耳鼻咽喉科へGO

筆者も過去いつの間にか副鼻腔炎になりにおいを感じなくなった経験あり^^

花粉症の疑い

花粉症 子供
子供も多い花粉症

花粉症は春と秋だけくしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉の痛みがあるのが特徴です

花粉症による鼻水・くしゃみはアレルギー性鼻炎と同じ

アレルギーの対象が花粉の場合、花粉症ということになります

代表的な原因物質はみなさんご存知スギですが、他にもいろんな植物の花粉が原因になることがあります

気になる人は耳鼻咽喉科へ行こう

花粉症のセルフケアは、しっかりとした花粉対策を

花粉症 ガード
対策はバッチリ??

野外での花粉対策

特に雨が降った翌日などは、花粉の粒子が破裂して非常に小さくなり、マスクの隙間から入り込みやすくなるので要注意です

髪の毛はまとめる・・・髪の毛を下ろしていると髪とカモの間に花粉が付着しやすくなります

マスクを正しくつける・・・マスクは顔のサイズに合ったものをつけよう

マスクの正しいつけ方とは?

花粉症対策だけじゃなく新型コロ助対策にも現代は必須なマスク

文句言われるからつけてるという人も、どうせ付けるならきちんと効果のある付け方をしたいものです

そんなわけでマスクの正しい付け方を少し解説

マスクといえばキン肉マン マスク つけ方
マスクといえばキン肉マン

ワイヤーをしっかり曲げる・・・鼻のワイヤー部分はマスクをつける前に一度折り曲げ、装着してからくぼみに合わせて調節しよう

表と裏を確認・・・多くの場合、マスクのブリーツが下を向いている方が表になります。パッケージに表記されている場合もあるので確認しよう。

ほおのスキマに注意・・・鼻はぴったりフィットさせても、ほおにスキマがある人が多いです。手でしっかり押さえてスキマを無くそう。

アゴもしっかり押さえる・・・アゴ部分もパカパカしていないかチェックする。きちんとブリーツを伸ばしてアゴまでかぶせる。

ブリーツはしっかり広げる・・・ブリーツを広げたほうが顔へのフィット力が上がり、スキマを無くす。

花粉用のメガネで目を守る・・・目のかゆみもある人は、フード付きの花粉用メガネを使って目を保護しよう

花粉ブロックスプレーをこまめに・・・汗や鼻をかんだ時におちてしまうのでこまめに吹きかけよう。

室内での花粉対策

外からの花粉を室内に持ち込まないのと、家の中に入ってしまった花粉を除去することを意識する

玄関先で上着を脱ぐ・・・上着についた花粉を部屋の中まで持ち込まない

帰ったらすぐ洗顔・・・顔についた花粉を吸い込む前に洗う

洗濯物は部屋干し・・・花粉の季節だけは部屋干しして乾燥機にかけよう

こまめに掃除機をかける・・・部屋の隅や窓際を重点的に掃除機で綺麗に

鼻のかみすぎで鼻の皮が剥けてヒリヒリしてくることがあります

対策としては・・・

保湿力の高いティッシュを使う

鼻の下にオロナイン的なものを塗る

ヒリヒリがきつい場合は皮膚科へGO

ちなみに大食いで有名なギャル曽根さんはたくさん食べるのでうんこがたくさん出る

なのでけつを頻繁に拭くので普通のトイレットペーパーでは肛門がやられてしまうので高保湿のトイレットペーパーを使っている

アレルギー性鼻炎

鼻水 くしゃみ 子供
鼻水のオンパレード

年中くしゃみや鼻水が出る、朝や冬の室内に入った時、お風呂上がりにくしゃみと鼻水が出る・・・

そんなあなたはアレルギー性鼻炎の疑いがあります

アレルギー物質によって鼻の粘膜が刺激され、それを体の外に出そうとしてくしゃみや鼻水などが止まらなくなります

花粉はもちろん、ハウスダストやペットの毛などが原因になったり、寒暖差が刺激になったりすることもあります

こちらも気になったら耳鼻咽喉科

アレルギー性鼻炎のセルフケア

ティッシュ くしゃみ 少年
ティッシュが手放せない

アロマオイルを使う

ペパーミント・・・主成分には抗炎症作用や抗アレルギー作用があると言われています

ユーカリ・・・ユーカリにも抗炎症作用や殺菌作用があります

漢方を使う

小青竜湯・・・水分バランスを整える漢方です。水っぽい鼻水が出て、辛っだが冷えている時に適しているといわれています。

ツボを刺激する

ツボ 印堂

迎香、印堂どちらも鼻詰まりに効果的である

副鼻腔炎

副鼻腔炎
副鼻腔炎

副鼻腔炎は鼻が詰まり、おでこのあたりがいたくなる、ドロドロした黄色い鼻水が出るなどの症状が出てきます

風邪などをきっかけに鼻の中にある粘膜に覆われた空洞(副鼻腔)が炎症を起こしてしまった状態です

膿が混じった鼻水が出るのが特徴で、放置していると慢性化してしまいます

鼻のトラブルは耳鼻咽喉科

薬で良くならなければ手術も視野に入れる

基本的には抗生物質や炎症を抑える薬で治療します

慢性でなかなか良くならなければ内視鏡を使った手術をすることもある

まとめ

鼻は空気をとり入れるための呼吸器官であり、匂いを嗅いだりするための嗅覚器官でもある

鼻は吸った空気の加温や加湿をおこなったり、ほこりや微生物などのを吸着・除去して身を守る

嗅覚は味覚にも関係している

アレルギー性鼻炎は日本人に多く、これらは「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」という症状を引き起こす

これにより口呼吸になり、体に悪影響を起こしQOLをかなり下げることになる

鼻呼吸はメリットがたくさん

いかがだったでしょうか?

口呼吸のデメリットと鼻呼吸のメリットをしっかりと理解できたでしょうか?

早い話が、「鼻を中心とした体の血流を良くして、部屋をきれいに片付けて、鼻呼吸で生活しましょう」と言うことです

最後、鼻毛のところになってきてボボボーボボーボボの話に火がついてしまったのは秘密ここだけの秘密である

花粉症は春、秋だけくしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉の痛みがある

花粉症のセルフケアは外でも室内でも花粉をブロックする

アレルギー性鼻炎は年中くしゃみや鼻水が出る、朝や冬に室内に入った時、お風呂上がりにくしゃみや鼻水が出る

アレルギー性鼻炎のセルフケアは、アロマオイルや漢方、ツボの刺激で対応

副鼻腔炎は風邪などをきっかけに起こり、鼻が詰まりおでこあたりが痛い、ドロドロした黄色い鼻水が出る

副鼻腔炎のセルフケアは、鼻うがいで

それでも良くならないなら耳鼻咽喉科へ行きましょう

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書いてる人            

広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。

失敗だと決めたのは自分で、それは経験で、今後に活かそうと思えば、大事な通過点なだけ。人生に失敗はない・・・

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