聞いて得する鼻の話!健康は鼻から!2

花 景色
聞いて得する鼻の話!健康は鼻から!2

前回のあらすじ

前回は、鼻の症状や鼻呼吸のメリットを紹介していきました

鼻呼吸はいいことばかり

これを読んでおくとさらにわかりやすいです^^

今回の記事でわかること

・鼻呼吸メリットがさらにわかる

・口呼吸のでメリットがわかる

・自律神経と腸の関係がわかる

・簡単な鼻のセルフケアの方法がわかる

以上のことについて解説していきますので最後までお付き合いください

目次

  1. 鼻呼吸で血圧を下げる
  2. 鼻呼吸で自律神経を整える
  3. 不調の原因は口呼吸なのか?
  4. どんな人が口呼吸になりやすいのか?
  5. 鼻の簡単セルフケア
  6. まとめ

鼻呼吸で血圧を下げる

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謎のカメラ目線・・・

前回の記事で鼻呼吸のたくさんのメリットを紹介してきました

ここでは、「鼻呼吸で血圧が下がる効果が期待できる」ということを解説していきたいと思います

高血圧には様々な原因があります

口呼吸も、高血圧に大きな影響を与えているとも言われています

特に睡眠中に与える影響は甚大です

睡眠中の口呼吸となると、口の中は乾きやすくなります

すると、口の中に細菌が繁殖し、炎症が起こりやすくなり、体全体の機能も低下してしまいます

本来睡眠中はリラックスしているため副交感神経が優位になり血圧も低下します

しかし、口の中に炎症があると、交感神経がいつまでも働いて血圧を上昇させてしまいます

結果的に睡眠の質は下がり、次の日には疲れは取れなくて自律神経は乱れてしまいます

睡眠中は、なんとしても口呼吸を防がなければなりません

朝起きると、喉が乾燥している人やいびきをかく人は口呼吸になっている可能性が高い人です

そうなると役に立つのが前回も紹介した「口テープ」です

 

大きさや使用感など、自分に合うものを探してみましょう

ただし、鼻の両方が明らかにつまっている時には、これらの製品を使用するのは控えましょう

窒息する危険があります

特に、お子さんの使用は厳禁です

医師の相談のもと正しく使いましょう





鼻呼吸で自律神経を整える

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自律神経とは、人の意思とは無関係に、体の機能を自発的に調整する神経系です

「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経から成り立っています

「交感神経」は活動するための神経です

「副交感神経」はリラックスのための神経です

これらがまるでシーソーのように、バランスをとって働いているので、心身が健やかに保たれているのです

リラックスが大切だから副交感神経だけを高めようというような単純な話ではないのです

「自律神経全体をバランスよく整えていくことこそ重要です」

ちなみに「過敏性腸症候群」という病気をご存知でしょうか?

この病気が不思議なのははいろんな検査をしていても異常が見当たらないのに、なぜか下痢や便秘、腹部の針などの症状が出るところです

主な原因は、腸の運動や、分泌機能の異常にあるとされています

そして、この病気は自律神経が深く関わっていることが指摘されています

腸そのものには異常がなくても、ストレスによって自律神経が乱れ、それに腸が影響を受けて機能不全に陥るという流れのようです

それほど腸と自律神経は関係しているのです

このストレスをうまくやり過ごし、自律神経に働きかけて、自律神経の乱れを修正して心を落ち着ける効果があると言われているのが「鼻呼吸」なのです

今回の「過敏性腸症候群」の患者さんに限らず、あらゆる方に鼻呼吸のストレス解消効果は期待できます

イラッときたら、まずはゆっくり鼻呼吸を行ってみてはいかがでしょうか?



不調の原因は口呼吸なのか?

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口呼吸の弊害として現れる症状に「口臭」があります

一般的に加齢とともに悪化するものですが、この臭いの原因は「イソ吉草酸」という物質で、汚れた靴下と同じ物質です

しばらく歯磨きをせずに口の中を測定すると、その汚れは公衆便所の便器の雑菌にも匹敵するくらいになります

口の中はそれくらい不衛生なのです

それを防ぐのが「唾液」なのですが、口呼吸を行っていると唾液の分泌が阻止されます

すると口臭がひどくなり、汚くなって、口内感染や歯周病、虫歯などが引き起こされ、不快感や痛みでやがて「うつ」などにもつながり様々な疾患の原因になります

口呼吸が引き起こす可能性の高い病気や症例

①免疫の乱れで起こる病気や症状

・アレルチー疾患(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎)

・膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎)

・ベーチェット病

②自律神経の乱れで(交感神経優位の時間が長くなる事で)起こる病気や症状

・胃腸の疾患(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎)

・クローン病

・高血圧

・動脈硬化

・糖尿病

・肩こり

・不安(不眠)

③口の中で起こる病気や症状

・口臭

・ドライマウス

・歯周病

・歯列不正

・顎関節症

④その他

・風邪

・インフルエンザ

・いびき

・うつ状態、うつ病、パニック障害など

これらを予防、改善するために鼻呼吸を意識するようにしましょう

この他には、硬い食べ物を食べるのも有効です

噛むことは唾液が多く分泌され、メリットが多いです



どんな人が口呼吸になりやすいのか?

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以前は「顎関節症」の人だけ口呼吸をしている人が多い印象がありましたが、最近ではそうでない人も口呼吸が増えてきているように感じます

では一体どんな人が口呼吸になりやすいのでしょうか?

・花粉症などのアレルギー性鼻炎の患者さん

・風邪などをきっかけに、口呼吸の習慣が身についた人

・喫煙のため、口呼吸の習慣が身についた人

・歌や演奏、激しいスポーツなどで、口呼吸が習慣化した人

・話すことが仕事の人

この中で注目して欲しいのは「話すこと」が口呼吸の原因となり得ることです

人間は他の動物と違い、唯一言語を話し、コミュニケーションを楽しみます

しかし、話すことと引き換えに「口呼吸」という弊害が生まれました

話すことに集中する時、人はどうしても口呼吸に切り替わってしまいます

鼻呼吸で話すことは無理なのです

なので「私は常に鼻呼吸ができている」という人でも、うっかり口呼吸になっている瞬間は多々あるのです

アナウンサーや、教職にある人、営業職、接客業などの話す仕事の人は特に注意が必要です

鼻の簡単セルフケア

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ここでは鼻に効果がある自宅でのセルフケアを紹介していきます

皆さんもぜひやってみてください

①入浴しながら鼻をタオルで温める

鼻を温めると、鼻詰まりが良くなる

簡単で即効性の高い方法です

鼻詰まりの原因には、「鼻の血行不良」が挙げられます

鼻の粘膜に血がたまってしまうので、鼻の中の空気の通り道が狭くなり、鼻詰まりが起こるのです

寒い季節に鼻づまりが増えるのは、寒さから来る血行不良が原因です

体を温めると血行が良くなるのと同じように、鼻も温めてあげれば、血行は改善し鼻づまりも解消します

方法は、入浴時に浴槽につけたタオルで鼻を温めましょう

これだけです^^

②鼻うがい

 

やり方

手軽にできるセルフケアとして、鼻うがいがあります

鼻うがいは、鼻の中のほこり、ウイルス、花粉などを洗い流すことができるため鼻をかむよりスッキリします

鼻うがいのあとは、鼻づまりはもちろん、のどの痛みなども解消されます

アレルギー性鼻炎や、花粉症、副鼻腔炎などの症状の解消、また予防にこれほど効果があるセルフケアはありません

鼻うがいは、のどのうがいと異なり、「真水でのうがいは厳禁」です

真水は痛いからです

鼻うがいは人間の浸透圧と同じ0,9%の生理食塩水で行いましょう

1リットルの水に対して9グラムの食塩を溶かして洗浄液を作ってください

市販の鼻洗浄液でもいいですね

用意する物

・ぬるま湯(できれば煮沸してカルキを飛ばし、覚まして置けるとベスト、20〜30℃がベスト)

・容器(市販されている鼻うがい専用の容器がベスト)

 

鼻うがい中は生理食塩水を飲んでしまっても害はありませんが、耳に流れ込んでしまうと中耳炎になる可能性があります

うまくできない場合は、耳鼻科で一度相談してみましょう

③有酸素運動

日没時に水の上を走っている黒いスポーツブラジャーと黒いズボンの女性

運動は、健康維持に広く役立ちます

そして鼻のトラブル撃退にも大きな力を発揮してくれます

その理由は、交感神経を活発にしてくれるところにあります

運動を行うと、交感神経が活発になり、血流が良くなり鼻づまりが解消していきます

ここでは鼻のための運動について考えていきます

運動中には多くの口呼吸のデメリットが潜んでいます

例えば、街中でジョギングをしていると、大気中の排気ガスやウイルスをそのまま口から取り込むことになります

早朝なら、冷たい空気が気道に直接流れ込んでしまうでしょう

きつい運動をしていると酸素の供給が追いつかず鼻呼吸から口呼吸に切り替わってしまいます

なので、「口呼吸に切り替わらない軽いレベルの運動」を続けることが重要です

そんなに気張らず軽い気持ちで、ウォーキングや、サイクリング、ヨガやピラティスなどをしてみてはいかがでしょうか?

④鼻毛を切りすぎない

 

エチケットとして、最低限の鼻毛の手入れは必要不可欠

市販の鼻毛カッターや、刃先が丸い小型バサミなどで、鼻毛の先端をうまく切るようにしてください

しかし、「鼻の穴はできるがギリ触らない」というのが本音です

汚れた毛抜きや、錆びた鋏を使ったり、力任せに鼻毛を抜くなどと言う処理はやめましょう

理由は、鼻毛が生えている皮膚を傷つけるからです

なぜ鼻毛はあるのでしょうか?

人間の体は成長するにつれ、特に重要な箇所に毛が生えそろうようになります

幼児の場合は、ある一定の年齢まで、耳の穴に生毛がびっしりと生えてます

これも「毛が生えている時期、特にその部分は大事である」と言うメッセージなのです

そう、目に写る全てのことはメッセージ・・・

 

鼻毛が生えている鼻の穴は、空気を取り込む最初の通過点です

鼻の奥には副鼻腔があり、のど、気管、肺につながります

つまり鼻の穴は「呼吸器系」が始まる重要なポイントなのです

鼻毛がなくなってしまったら、途端に感染症にかかりやすくなったり、アレルギーを発症するなど、体調を崩してしまうことでしょう

なので鼻毛は大事!!切りすぎ注意です

 

⑤部屋を清潔にして片付ける

掃除をしていて、鼻水や鼻詰まりを解消させようと思った時は、徹底的に埃などを取り去ることが重要です

徹底的に掃除をしようと思ったら、まず最初に部屋のものを無くしましょう

ほこりはものに付着したり、積もったり、隙間に入り込んだりします

鼻に入ると、粘膜に触れただけで、くしゃみや鼻水の原因となります

掃除と並行して部屋のものを捨てていきましょう

まとめ

いかがだったでしょうか?

口呼吸のデメリットと鼻呼吸のメリットをしっかりと理解できたでしょうか?

早い話が、「鼻を中心とした体の血流を良くして、部屋をきれいに片付けて、鼻呼吸で生活しましょう」と言うことです

最後、鼻毛のところになってきてボボボーボボーボボの話に火がついてしまったのは秘密ここだけの秘密である

 

今日言いたいことはそれくらい

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書いてる人            

広島県の福山市で空手をしながら日々達人になるために体のことを研究している柔道整復師。著者自身も試合に出てその経験を踏まえて日常生活に落とし込み快適な生活を誰でも送れるように体の使い方や考え方を発信している。ボボボーボボーボボの話に行きすぎた^^;フォロー拡散して頂けると作者が喜びます^^

https://shiryuukai.com/1984/

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