その痛み要注意!「腰痛編」

腰が痛いという人は結構います
筆者も年に一回くらいは腰が痛くなったりするものですが、腰の痛みにもいろんなものがあります
今回はそんな腰の痛みについての超基本的なことを解説していきたいと思います
今回改善方法は書いていないのでここで記しておきましょうか・・・
一言で言う改善方法は、「病気などが原因でないならば、生活習慣に気をつけ、腰が痛くないようにして体を満遍なく積極的に動かす」です
こういってしまうともともこうもないのですが・・・コレが真理なのだから仕方ない
それじゃ改善方法を見たので、これ以上知る必要がない人はここから先は見なくてもいいですが、もっと知りたいなら最後まで心して刮目する必要があるのでぜってぇみてくれよな
予防の運動や体操編はまた次回にでも書きますね^^
目次
慢性的な腰痛の8割は原因がわからない
慢性的な腰痛はざくりと2種類あります
非特異的腰痛・・・はっきりとした病名がつかないやつ
特異的腰痛・・・病名がつくやつ
このうち8割以上の腰痛の原因は筋肉のアンバランスによる反りや腰や猫背などの不良姿勢、脳と神経の情報伝達の不具合、運動不足(わりとコレが多い)などがあります
コレらはセルフケアや運動をすることで改善可能です
それ以外のやつは治療が必要となるケースが多いです
腰以外に足の痺れや痛みが出たりひどくなってくるようならば医療機関で画像診断コースです
腰が痛いからといって絶対安静は時代遅れ
さて、あなたが突然腰が痛くなった場合どうしますか?
大体の人が「とりあえず安静にする」という選択をするでしょう
動くことで痛くなるということを脳が学習してしまってなかなか動けなくなっている人は多いです
しかし、コレが近年では逆効果であることがわかっています
理由は、痛みの再発を恐れて過度に体を甘やかすと、日常生活活動が低下して筋肉が硬くなり血流が悪くなります
さらに脳と体の神経伝達も悪くなり、すぐに治るはずだった腰痛が長引いてしまう可能性があるのです
いまだに安静にしようというのが日本では主流ですが、安静にするのは患部だけにして動かせる部分はしっかりと動かすのが主流です
患部だけはしっかりと固定をして日常生活レベルの動きならどんどん行いましょう(ヘビーウエイトの筋トレは控えめに)
これに当てはまるとやばい
筆者が診てきた腰痛で単純に筋肉がどうとか、関節がどうとか、というものではないものが結構ありました
例、解離性大動脈瘤、腹部大動脈瘤などの血管の裂ける病気
尿路結石、悪性腫瘍、脊椎の感染症、骨折など
特に動きに関係なくじっとしていても腰が痛む場合は注意が必要です
2〜3日くらいで痛みに変化がないものは画像診断をすることをお勧めします
当てはまったらやばいやつ
- 発症年齢が20歳未満から50歳以上
- 時間や活動性に関係ない腰痛
- 悪性腫瘍の病歴がある
- 長期間にわたるステロイド剤の使用歴がある
- HIV感染の既往がある
- 栄養不良
- 原因不明の体重の減少がある
- 身体の変形
- 発熱
年代別の腰痛
年代によっても起こりやすい腰痛というものがざっくりあります
画像診断で特定が可能なものは以下の4つです
・腰椎分離症(激しいスポーツをする若人に多い)
・腰椎椎間板ヘルニア(40代の働き盛りに多い)
・腰椎変性すべり症(50代に多い)
・脊柱管狭窄症(60代以降に多い)
どれも神経が圧迫されるので脚の痛みや痺れという症状が特徴的です
整形外科で診断してもらい整骨院や鍼灸院で治療を行うのがマストです
腰椎分離症
スポーツ動作で腰椎の後ろ部分が分離してしまう
腰椎の後ろ部分に亀裂が入り分離してしまう状態です
ジャンプや腰の回旋などのスポーツ動作を繰り返すことで起こることが多いとされています
主に10〜15歳くらいの成長期に起こりやすい病態だが、ここから将来的にすべり症になることもある
腰椎椎間板ヘルニア
髄核が飛び出して神経を圧迫するやつです
背骨のクッション役である椎間板の内部には髄核というゼリー状の物質があります
加齢によって椎間板に亀裂が入り、髄核が後ろに飛び出して神経を圧迫します
前かがみの姿勢をとると鋭い痛みが出るのがこいつの特徴

腰椎変性すべり症
背骨がお腹側にずれて神経を圧迫する
加齢によって椎間板が潰れてきたり、背骨側で背骨同士を繋いでいる関節が脆くなって、背骨が部分的に前にずれるやつ
脊柱管の中を通る神経が圧迫されて、長時間立ったり歩いたりすると腰に痛みが出たり、脚の痺れなどがみられます
脊柱管狭窄症
神経の通り道、脊柱管が狭くなる
円形のついた糸穴の空いた突起状の椎弓が積み木のように重ねられて構成されているのが脊柱です
椎弓の穴の連なりを脊柱といい、椎間板が出っぱったり靭帯が分厚くなって脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されるのがこれ
腰をそらすと痛みや痺れがあるのが特徴です
あとは長い時間歩くと足が痛くなり、少し休むと回復する間欠性跛行がある
まとめ
腰痛の8割以上は原因不明な場合が多い
絶対安静よりも少し動く方が腰痛は解消しやすい
患部をしっかりと固定した上で日常生活レベルの動きはしましょう
2〜3日で痛みに変化がない腰痛は内科的な疾患も視野に入れよう
医療機関の画像診断がマスト
年代によって発症しやすい腰痛は以下のものがある
・腰椎分離症(激しいスポーツをする若人に多い)
・腰椎椎間板ヘルニア(40代の働き盛りに多い)
・腰椎変性すべり症(50代に多い)
・脊柱管狭窄症(60代以降に多い)
どれも医療機関の指示を受けて適切な運動療法や施術を受けて改善しよう
具体的にどう動くかは次回書きまーす
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです


書いてる人 
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家
夏休みが始まったせいか子供が結構うろうろしてる・・・^^