子供に多い栄養障害〜前編

子供は大人のミニバージョンではない

子供時代には子供に必要な栄養素があり、大人になってからは大人になってから必要な栄養素があります

子供は子供

大人は大人

人には人の乳酸菌

今回は子供時代の代表的な栄養障害について解説していきたいと思います

今回の記事でわかること

・低血糖症についてわかる

・タンパク質の必要性についてわかる

以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください

目次

  1. 低血糖症
  2. タンパク質欠乏
  3. まとめ

低血糖症

子供 グッタリ
忍者グッタリくん・・・

低血糖症のチェックリスト

・朝、寝覚が悪く食欲がない

・夜、寝つきが悪かったり、悪夢で夜中に目が覚める

・気分にむらがあり、些細なことでクヨクヨしたり突然キレたりする

・授業中、勉強に集中できなかったり、眠ってしまうことがある

・急に漠然とした不安や恐怖を訴えることがある

・特に朝や夕方などに、しばしば頭痛を訴える

・おかずよりもご飯やパン、麺類を好んでよく食べる

・ジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクなどをよく飲む

・甘いお菓子やスナック、菓子パンが大好きで、食事の代わりにすることもある

・たまに立ちくらみや脳貧血を起こす

※3つ以上当てはまれば、低血糖症の疑いがあります

子供になんらかの不調を感じたら、低血糖症の可能性があります

時と場合によりますが、感情の起伏が激しくキレやすい、無気力でやる気が起きない、忘れっぽい、動悸や頭痛、めまいがある、常に不安感がある、うつっぽい・・・

これらの症状に低血糖症が関係しているかもしれません

「低血糖症」と聞くと、血糖値が低いから甘いものをガンガン食べさせないといけないのか?と思うかもしれません

しかし逆で、「低血糖症」は甘いものの取りすぎによって血糖値が急激に上がることが関係しています

そもそも私たちの体は血糖値を一定に保つ機能が備わっています

血糖値の変動が穏やかであれば、脳のエネルギー源であるブドウ糖が安定供給され、気持ちはいつも穏やかで、やる気や集中力のある状態が維持できます

しかし、糖質たっぷりの食べ物を普段から摂取しまくっていると、血糖値が乱高下して血糖値の調節がうまくできなくなり、自律神経が乱れることになります

すると気分の波が激しくなって、子供の心身にさまざまな症状をきたすことになります

子供の食生活を振り返ってみましょう

毎日、甘いお菓子やスナック菓子を食べたり、清涼飲料水を飲んでいませんか?

おかずよりも、ごはんや麺など炭水化物を好んで食べてお腹いっぱいになっていませんか?

そういった食事はすぐやめて、「血糖値の上がりにくい食事をすること」を大人も子供も心がけましょう

タンパク質欠乏

素敵なステーキ 肉
肉食べたい

タンパク質欠乏チェックリスト

・ご飯やパン、麺類が大好き

・肉や魚、卵など動物性食品を好んで食べない

・食事は野菜中心、豆腐など植物性タンパク質が多い

・和食系の食事をしている

・おやつを日頃からたくさん食べる。清涼飲料水をたくさん飲む。

・スポーツ系やダンス系の習い事をしている

・身長がかなり伸びている(年間で5〜10㎝)

・風邪などの感染症になりやすい

・疲れやすく、体力がない

・痩せ型で筋肉が少ない

※3つ以上当てはまれば、タンパク質欠乏の疑いがあります

特に疲れることをしていないのに「疲れた」と言ってどこでも座り込んでしまう子供はいねぇーかー?

いるでしょう?

いつもと違うことをしたり、少し無理をすると風邪をひいたり、体調を崩してしまう・・・

こんな感じの子は、タンパク質が不足している可能性があります

今までさんざんかいてきましたが、私たち人間の身体はタンパク質でできています

皮膚や骨、血管、内臓、筋肉はもちろんのこと、タンパク質は体の全てを作る原材料となるのです

特に成長過程にある子供たちは、えげつない量のタンパク質を消耗しています

身長が伸びるときにもタンパク質は必要ですし、綺麗な髪や肌を保ちたいと思うなら、やっぱりタンパク質が不可欠なのです

もちろんタンパク質は、健やかな精神を作るのにも関与しています

精神をコントロールする脳もまた、タンパク質からできているので、タンパク質が必要なのです

私たちの感情を司っているのは脳内の神経伝達物質です

また、消化酵素などの代謝を行う多様な酵素、ストレスに対抗するホルモン類、免疫に関わる抗体を作るにもタンパク質が必要ですから、毎日きちんと補わなければ不足するのは当たり前です

「肉類はカロリーが気になるからあまり食べさせない」

「野菜中心の生活をしている」

「タンパク質は豆腐や納豆から摂っているから大丈夫」

以上の項目に当てはまる人も、タンパク質の体における意味を知らない事が多いです

子供に必要なタンパク質は1日あたり、体重1㎏に対して1.5〜2gといったようにスポーツ選手並みに必要になってきます

体重30㎏の子供なら45〜60gのタンパク質が必要な計算になる

しかし、牛肉100gから摂取できるのは、加熱調理や消化吸収によってタンパク質が減少するのも差し引いて、約8g程度です

生卵なら1個6.5g程度しか摂取できません

これでは体の成長の方にタンパク質をきちんと行き渡らせるには足りないのです

細胞は毎日生まれ変わり、タンパク質は体内に貯蔵できません

そうなると、子供たちがタンパク質を摂ろうが摂るまいが、タンパク質は常に消耗していくことになります

不足したら、体はタンパク質を補うために筋肉を分解していきます

そうなると、筋肉量も次第に落ちていき、抵抗力のない、虚弱体質になってしまいます

健康に過ごすための必要量をより効果的に摂取するには、吸収率の高い食材を積極的に利用することが重要です

それが、肉類や魚、卵などの動物性タンパク質です

子供はこれを避けて必要量を補うことは難しいでしょう(大人はそんなにいらない人もいる)

また、ストレスを強く受けた時、激しい運動をした時、体調が悪い時、薬を飲んだ時などはいつもより多くのタンパク質が消耗されます

特に野球やサッカーなど、毎日のように激しい練習のあるスポーツや習い事をしている子供は注意が必要です

食事などでタンパク質を摂る他に、間食で「プロテイン」を活用することも視野に入れながら積極的にタンパク質を摂取しましょう

まとめ

近年あまりに簡単に甘いものが手に入りすぎる糖質の過剰摂取は避ける

タンパク質は常に欠乏している

プロテインなどを活用して積極的に摂取したいところ

まだ他にもあるので続きは次回

後半につづく(ちびまるこのナレーション風(声、キートン山田))

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

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筆者のプロフィール

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筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために今まで数千人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。試合前なのに筋肉痛が鳴り止まない^^

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