患者さんによく聞かれる「膝の悩み」
膝のお悩みは結構多いです
膝が痛いと歩くのもおっくうになる・・・
そうなると外出する機会も減る・・・
歩かないから筋肉もなくなる・・・
そうなるとどんどん動けなくなる・・・
動けないっていうのは自然界では「死」を意味します
幸い人間界に住んでいる我々は歩けなくても生きていけますが、歩けなくなるって相当なショックなことだと思いませんか?
今回はそんな状態になる人が少しでも減ればいいなぁ・・・と思って記事を書きましたよ^^
歩けなくなりたくない人は最後まで読んだ方がいいかもしれませんね
結構長いので目次だけ見て自分の興味があるとこだけ飛ばしてみるのも自由です
それじゃ今回も・・・

目次
- 男女で膝痛に違いはあるのか?
- 膝に「耐用年数」は存在するのか?
- 「膝が痛い」と「運動」って関係あるのか?
- 膝にはどんな運動がいい?
- 痛い時は運動していいのか?
- 膝の関節がボキボキ音がするが・・・
- 痛い時は温める?冷やす?
- 膝に溜まる「水」問題
- 膝のサプリメント
- サポーターはつけたほうがいい?
- 杖って使ったほうがいいのか?
- 人工関節の手術について
- まとめ
男女で膝痛に違いはあるのか?

出典「ドラゴンボール」鳥山明
結論、男女で大きく違う
結論を先にいうスタイル・・・
わかりやすくていいでしょ^^
そんなわけでここから本題
筆者が診ている患者さんでも男性よりも女性の方が膝の痛みで治療にきている人が多いです
日本整形外科学会のホームページにも女性の方が男性よりも4倍膝を痛めやすいといってます
この理由はざっくり2つあります
- 更年期によって女性ホルモンであるエストロゲンが減少すること
- 下半身をはじめとする全身の筋力の低下
女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、体重が増加しやすくなりその分膝に負担がかかりダメージが大きくなります
エストロゲンが減少するといびきも出るよ
膝関節は、関節同士が組み合わさっているだけでなく、その周囲の筋肉が上手いこと守ってつなぎとめられています
なので、筋力が低下することで、膝の状態も悪くなることは想像がつくでしょ?
つまり、加齢とともに膝のトラブルが多くなるのは男女ともに一緒なのですが、そこに女性ホルモンが関わってくるので、より女性に症状が表れやすいというわけです
あとは、男性と女性とでは、膝の痛みに関して「治す努力の傾向が全く違う」ことがあります
どういうことかというと、「男性に運動が大事じゃよー」というと、みんな熱心に取り組んでくれます
雨が降ろうが槍が降ろうが意地でも走る・・・という人も少なくありません
一方の食事に関してはほとんど改善しない傾向にあります
多くが、糖質たっぷりの日本酒から糖質の低い焼酎に変える、牛丼を食べるときにサラダも食べる、くらいの些細な変化がやっとです
一方の女性ですが、これが真逆になります
女子に食事の指導をすると、結構真面目にやってくれる傾向にあります
こちらのアドバイスに自分なりのバリエーションを取り入れるなどしながら楽しそうにやってます
だが、運動について指導してもほとんどの女性はやらないですね・・・
やったとしても微々たるものという感じです
そんな感じで、男女でかなりの違いがあるのでうまいことやっていく必要がありますね
膝に「耐用年数」は存在するのか?

出典「翔太の寿司」寺沢大介
結論、「耐用年数はある」
現代人は日頃から無理のかかる姿勢で生活しています
武術的な動きというのは体に無理のないことが多いですが、これを日頃から行なっているのは(筆者のような)余程のマニアしかいません(笑)
よくない体の使い方で生まれるひずみを、膝が受け止めているわけですから、我々人間の膝には微細なヒビ割れが蓄積していきます
それが、何十年も経過して「膝の痛み」というはっきりした不調となって表れるのです
早い人だと20〜30代、遅くとも60〜70代で大体の人に「膝痛」の症状が出てくるのはそのためです
だが、「耐用年数が来た時が人生の終わり」ってわけじゃありません

出典「スラムダンク」井上雄彦
正しくない体の使い方によって生まれるゆがみをなくして、根本的な原因から膝痛を改善するのが大切です
なので、私たち人類は、自分の力で膝の「耐用年数」を伸ばすことができるのです
もちろん、正しい姿勢でそもそも体をゆがませないようにすることが重要であるということは努努忘れないようにしてください
「膝が痛い」と「運動」って関係あるのか?

結論、ある
雑な回答ですが、膝痛と運動って大いに関係ありますよ
筆者の経験則で大変恐縮なんですが、若い頃から運動習慣のある人の方が、年を取ってからも圧倒的膝痛に悩まされにくい傾向にあります
それは膝痛だけじゃなく、腰などの関節障がいを起こす人の大多数が運動習慣のない人たちです
それはなぜなのか?
それは膝の関節の構造からわかります
膝関節には、しっかりとした凹凸面がありません

足首や股関節は、凹凸がガッチリと組み合わさることで関節が強固に固定されているのですが、膝の関節は、腿の骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)が平面同士で合わさっているだけです
じゃあどうやってそれを安定させているかというと、その周りの筋肉がガッチリと保護して固めてくれているのです
膝の関節は、筋肉の影響を非常に強く受けてしまいます
そのため、足の筋肉が衰えると、膝関節はすぐに不安定になってしまいます
次の項で詳細は述べますが、筋トレを適度にやっていくってことは、膝の痛みを軽くする上でかなり重要であるといえます
だから筋トレしましょってこと笑
膝にはどんな運動がいい?

結論、いろいろやろうぜ
膝が痛いからって膝ばっかり動かしている人が結構います
人間って膝関節だけで動いてるわけじゃなく、膝を含めた全身を使って日々活動しています
なので、「膝を含めた、全身の歪みをとること」が重要になってきます
それに加えて、「筋トレ効果」も重要となってきます
膝の痛みをとるステップ
- 体の使い方を矯正し、ゆがみをとる
- ストレッチ効果で筋肉の柔軟性を高める
- 筋力をアップさせる
簡単にいうけど皆さんの心の中を筆者が読んでみましょう

出典「HUNTER×HUNTER」冨樫義博
そう思うのも無理はありません
膝が痛い人が結構聞いてくることで、「どんな運動をしたらいいのか?」というのは結構あるあるです
そういった人は日頃運動を全くしていない人というのも珍しくありません
これを読んでいる人も、体を動かすことに苦手意識がある人が結構いると思いますが、そんな大層な運動をすすめることはありません
軽い体操レベルなので少しやってみるってくらいの感じで始められてはいかがでしょうか
痛い時は運動していいのか?

出典「ボボボーボ・ボーボボ」澤井啓夫
結論、基本的に痛い時でも痛いなりに動かしましょう
ただし、痛みが強い時、膝に水が溜まっていたり、腫れて曲げ伸ばしが難しい時には無理はしないようにしてください
そんな時はこれから紹介する「貧乏ゆすり」などできそうなところでやっていきましょう
一番良くないのが、「膝が痛いからといって全く動かさない」ことです
これは腰痛だったり他の症状でもいえます
体を動かさないでいると、関節の中の循環が悪くなり、関節内の環境が悪化していきます
その結果、治りが遅くなる上に膝の変形をより進めてしまうのです
さりとて、実際に痛みがあると結構ためらいますよね・・・
その場合は「これならなんとかやれる」って思ったことだけでもやってみるようにしてみましょう
ちょっと動かすだけでも全く動かさないよりはマシですから
例えば、膝に水が溜まり思うように膝が曲がらない場合を想定してみましょう
こんな時でも、普段よりは曲がらないが、0〜45°くらいまでなら痛みなくあまり違和感も感じず曲げ伸ばしができるという場合がほとんどです
それならそれで、できる範囲で膝の曲げ伸ばしをしていくってことをしていけばいいのです
さぁ!
動かしていきましょう^^
「心の健康」と「体の動き」は密接に関係しています
体を動かさないでいると、気持ちはどんどん沈んでいきます
反対に、少し膝の曲げ伸ばしをするだけでも、気持ちの変化が起こります
気分が高揚し、体を動かしたくなります
そして、ちょっとずつですが、痛みが改善されるので、それがだんだん自信となって積み上がっていきます
この繰り返しループに入るとこちらのもんです
自身はさらなる意欲に結びつき、自分から体を動かさずにはいられなくなりますよ(今の筆者がそれ)
レベル1「体重をかけない、小刻みな関節運動」

体重をかけない、小刻みな関節運動なんて大層な漢字が並んでいますが、要は「貧乏ゆすり」です
貧乏ゆすりは、膝の関節に全く負荷をかけずに、安全に、長時間の関節運動を続けられるとても優秀な運動です
運動が苦手な人でもこれはできるでしょう^^
貧乏ゆすりの効能は以下の3つ
- 膝痛の緩和
- 下半身の血流アップ
- 気持ちの安定
膝痛の緩和
朝起きた時や、長時間座ったあとは膝関節に限らず全身が動かしにくかったりしませんか?
これは動かない間に関節内の代謝が悪くなり、滞ってしまうために起こることです
だから、動き始めてしばらくすると、関節が緩んできてスムーズに動くようになるのです
体を動かすと、関節内の体液の循環が良くなり、関節の動きが滑らかになります
逆にいうと、動かさないと関節は固まってしまいます
だからといって、過度に動かすと膝関節は悲鳴をあげてしまいますので「適切に動かす」ことが大事なのです
そこでこの「貧乏ゆすり(体重をかけない、小刻みな関節運動)」がめっちゃ有効に働くのです
下半身の血流アップ
貧乏ゆすりは、下肢の血流を改善してくれます
デスクワークなどで長時間座っていると、どうしても足がだるく感じたり、むくんだりします
これは下肢の血流が滞ってしまうためです
これは心臓にも負担をかけています
「座りすぎ」は「第二の喫煙」とも呼ばれていてとても体に悪いものだとされています
小刻みな筋肉運動をすることで、下肢の血流が改善するとともに、筋肉運動により熱も生み出しますもで冷え性の改善にもつながります
これは膝痛の緩和にも結果的につながるというわけ
気持ちの安定
なんかイライラしている象徴として「貧乏ゆすり」がありますが、これはストレスを無意識に解消している現象なのですよ
セロトニン(別名ハッピーホルモン)というホルモンがあります
私たちの心が安定して、幸福感を感じている時脳内ではこのセロトニンが分泌されています
そしてこのセロトニンは、繰り返しリズミカルに体を動かすことにより分泌が増えるという性質があります
この動きは・・・
ご察しの通り「貧乏ゆすり」です
なので積極的に足をリズミカルに振動させましょう

出典「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦
すると脳内でセロトニンの分泌が促され、気持ちが安定し、ハッピーな気分を手に入れることができます
セロトニンのおかげで、膝痛も気にならなくなり最高に「ハイ!」ってやつになります
レベル2「膝を直接動かして改善」
片足振り子・・・前後に股関節を動かして、膝の動きをなめらかに
- 壁から30㎝くらい離れたところに、壁を横にして立つ
- 痛い方の足を軽く持ち上げて、前から後ろへとぶらぶら動かす
- 前後を1回として、10回くらい振る
- 痛い方だけでもいいけど、左右10回×3セットをやった方がいい
- 振り終わったら、空中で膝を曲げ伸ばししたり、足首を回したりすると、効果アップ
この運動は、膝に負担をかけることなく、膝関節を動かせます
痛いからといって膝関節を動かさない状態が続くと、関節内の体液が濁ってきます
うまいこと動かして刺激することで、膝の関節液を循環させ膝の状態を良くできます
また、この運動は膝と関係する腰の筋肉をゆるめる働きもあります
膝を治すには、膝の関節の中の循環を良くすると同時に、膝周辺の関節を整えることも重要
膝と股関節の曲げ伸ばし・・・屈曲の動きが痛みを消し去る
- 壁から30㎝ほど離れたところに、壁を横にしてたつ
- 壁と反対側の足の膝を水平以上に持ち上げ、下に下ろす。
- これを10回上げ下げする
- 痛い方の足だけでもいいけど、左右10回×3セットをやった方がいい
- できれば、膝を持ち上げた時に足首を伸ばし、下ろす時に踵から着地するようにすると効果アップ
この運動には、歩く時に膝の関節と一緒に動く「股関節」と「骨盤周辺筋肉」の状態を良くする効果があります
股関節は、膝関節と結構関係しています
そのため、股関節の動きを良くしていくことにより、膝の関節の動きもスムーズに改善することができる
おまけに、この運動により、体幹部と脚の部分をつないでいる「腸腰筋」という筋肉も鍛えることができます
腸腰筋が働くと、立ったときの膝の角度が良くなるので、長い距離を歩くのが楽になります
何よりこの運動のいいところは、膝に体重をかけない状態で膝の関節を動かし、関節液の循環と、膝の機能を良くすることができるところです
動かすことで膝だけじゃなく体全体にもいい影響が出ますよ
イススクワット・・・下肢の筋力が強くなって膝を安定させる
- イスに浅く腰かける
- 息を吐きながら立ち上がる、立ち上がったら息を吸いながら腰を下ろす
- ①〜②を、10回繰り返す
スクワットは最も有名な筋トレの一つです
膝の動きをいい感じにするのに大切な、大腿四頭筋と、お尻にある大殿筋を効果的に鍛えることができます
言わなくてもわかると思いますが、スクワットはとても負荷が高いとレーンングです
本当はイスなしでスクワットをして欲しいんですが、ほとんどの人が続けることができません
そこで、いつでも簡単にできる「イススクワット」というわけです
イスに座った状態から立ち上がる動きを繰り返すだけです
負荷の軽いスクワットなので、簡単すぎて筋肉が退化しないか心配になると思いますが、最初はそれくらいでいいのです
慣れてきたらどんどん負荷を増やしていって、最終的には100㎏のバーベルを担いでできるようになりましょう^^
注意事項としては、イススクワットをして、膝に痛みや違和感があったり、それが強くなるようならやめておきましょう
膝の状態が重く不安に思う人は、まずは2〜3回やってみて様子を見ましょう
それで大丈夫そうなら10回を目安にやっていきましょう
レベル3「膝以外の部分をを動かして、膝の負担を軽減」
次は、体全体を動かして、膝の痛みを軽減するやり方です
膝の痛みを引き起こす根本的な原因は膝以外にあったりします
膝周辺を直接動かすだけじゃなく、全身を整えて、膝への負担を軽くしていくことが重要です
肩回し・・・胸を開いて上半身のゆがみ改善
- 両肩に、左右それぞれの中指をつける
- 曲げた両肘を体の真正面に持ってくる
- その両肘を、真上を通って真後ろにくるように一回転させる
- ①〜③を、10回繰り返す
肩を回す時は、胸をしっかり張りながら肩をできるだけ大きく回す
肘の先端で大きく円を描くイメージで回しましょう
この運動は、胸を大きく開くことを目的としています
人間は加齢により姿勢が前屈みになります
前屈みになることで、胸が下がり、背中からお腹が丸くなり、膝が伸びづらくなるという、悪循環が起こります
この前屈み姿勢から起きる上半身のゆがみをリセットするのがこの肩回しです
胸が開く→背中から腰が伸びる→膝が伸びる→膝の動きが良くなる
このような一連の連鎖が起きると結果的に膝が良くなるというわけです
腕伸ばし・・・上半身を伸ばすとゆがみが取れる
- 大きく息を吸いながら腕をあげる(上腕が耳の後ろまで行くようにする)
- 息を吐きながら腕を下ろす
- 立ってやっても座ってやってもOK
- もう上がらないというところからさらに伸ばそう
- 10回くらい上げ下げを繰り返す
私たちの体はどこか痛みや不調を抱えると、体が縮こまります
その結果、背中を中心に体全体が硬くなります
そうなると、背中が丸くなり、膝が伸びないという状態が同時に起こるのです
この動きをするだけで、それまで伸びなかった膝の動きにも変化が出てきます
上半身にゆるみができた分、無理なく姿勢が整い、下半身(膝)の負担を軽減する効果があるのです
猫のポーズ・・・背骨の関節を伸ばして、ゆがみを取る
- 手足をついて四つん這いになり、息を吸い込んだら猫が背中を丸めるように首の後ろとお尻を丸める
- 背中を十分に丸めたら、今度は息を吐きながら背中を反らせる
- ①〜②をゆったりとした動作で10回くらい繰り返す
この猫のポーズは、背中の緊張をゆるめます
背中の緊張が緩和されて、背骨の動きが大きくなると、「立つ」「歩く」という基本動作が楽にできるようになります
理由は簡単で、背骨は体の中心だからです
腕は肩甲骨から生えていて、足は腰から生えています
つまり、背中は手足の土台です
土台がガタガタだと、その末端もゆがみます
末端のゆがみを治すには、土台を整えるのが大事なのです
これらは、膝に極力負荷をかけない動きばかりですが、特に後半のやつは膝に全く負担をかけないで体全体のゆがみを取る方法です
なので、膝がめっちゃ痛い時でも安心してできますよ
膝の関節がボキボキ音がするが・・・

出典「北斗の拳」原哲夫 武論尊
結論、音が鳴るのは健康にいいものじゃないが、音の頻度が少ない場合や、痛みやこわばりがない場合はとりあえず大丈夫
膝を曲げると違和感や痛みがなくポキポキとなる音は、「キャビテーション」っていいます
キャビテーションとは、膝の関節を覆う関節包という袋の中を満たしている液体内に、一時的に気泡が生じて弾ける事を言います
膝が全くならない人に対して、たまに鳴る人でも1.5倍、いつもなる人では3倍も変形性膝関節症になるリスクが高いという調査結果があるので、健康にはいいもんじゃないってことは間違いなさそうです
だが、音の頻度や痛みやこわばりがない場合はとりあえず大丈夫です
気をつけないといけない人は、毎回ポキポキ鳴る人や、なる時に痛みや強いこわばりがある人です
これは、膝の関節が変形を起こしていて、大腿骨と脛骨とが接する部分を覆っている少子軟骨がすり減って音を立てている可能性が考えられます
あとは、筋肉が極端に張ってしまってうまく膝関節が動いていないってこともあるかなぁ・・・
いずれにしても放置しておくと膝の変形がどんどんひどくなってしまう可能性があります
なので、ポキポキ鳴る時に、軽く膝に違和感があったり、少しでも腫れぼったさがあったりするなら初期の段階で専門医の指導を受ける事をお勧めします
なんでも最初が肝心です
できるだけ早い段階での対応がのちの生活に大きく影響を及ぼしますから
痛い時は温める?冷やす?

出典「ダイの大冒険」三条陸 稲田浩二
結論、状況による
痛みが出た時の対処方法で温めるか?冷やすか?論争では両方の意見があるので悩む人は多いはずです
これは場合によるとしかいいようがないのでそれぞれについて回答します
まず、痛めた原因がはっきりわかっている場合は、痛めた時から72時間は冷やして、その後は様子を見ながら温めるようにしましょう
これは膝に限らず痛めた時の基本的な処置の方法です
(処置の詳しい内容はこちら)
この痛めた期間が経過したら「温冷浴法」を試してみてはいかがでしょうか
お風呂に入るときに、膝を温めてから、冷水をかけて冷やすという事を繰り返します血行が良くなって疲労回復効果も高まるということで実践しているアスリートも多いと聞きます
その方法を全身にではなく膝だけに応用するというわけです
余裕があればこの温冷浴方を行った後に、お風呂の中で正座をして膝の曲げ伸ばしの練習をしてみましょう
水中なら浮力も手伝って負担が少なく膝の動く範囲を広げることができます
では、痛めた原因がはっきりしなくて、いつから痛くなったのかわからない場合はどうしたらいいのか?
以前から気になっていて、なんか少し腫れているし、もしかしたら水も溜まっているのかもしれない・・・
こんな時はとりあえず入浴したり温めてみて様子を見てみましょう
基本的に慢性的なものなら温めることで大体が痛みが和らぎます
温めてなんだか痛みがひどくなった場合や、ズキズキ疼くような痛みが出た時はそれは冷やさないといけないやつです
冷やしたタオルやアイスノンをタオルにくるんで膝に当てましょう
そして入浴はがっつり温めるのではなく、シャワー程度でサクッと済ませることが重要です
膝に溜まる「水」問題

出典「北斗の拳」原哲夫 武論尊
結論、膝に溜まる水は関節液で、炎症が起こると関節液が異常に増えて膝に溜まる
膝に溜まる水は誰でもなんだか嫌なものです
この水は膝の関節液です
関節液とは、膝関節がスムーズに動くように、潤滑油の役割を果たしているものです
主な成分はタンパク質やヒアルロン酸です
正常な膝なら軟骨の表面を潤すだけの少量なのですが、膝の軟骨がすり減ると炎症が起きて関節液が異常に増えて膝に水が溜まってしまうのです
「膝に溜まった水を抜くとクセになる」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
このお話は半分正解で半分間違いです
先ほども話しましたが、膝の水は炎症がひどくなると溜まる傾向にあります
パンパンに腫れると動きにくいから水を抜きます
ですが、炎症や炎症を起こした原因が改善していない状態で再び動かしまくってしまうとまた炎症がひどくなるので水が溜まるというわけです
膝への負担の根本的な原因を解消していないのにも関わらず、膝の水だけ抜くわけですから膝の水だけ抜いてもまた膝に水が溜まるのでイタチごっこになるのは当然です
つまり、膝の水を抜いたから水が溜まるわけでもなく、それがクセになっているわけでもありません
膝に水が溜まるということは「これ以上膝をいじめないで!」っていう膝からのサインです
なので、その原因を明らかにして治していくということが大切なのです
筆者的の個人的な改善方法は以下のとおりです
- 膝に水が溜まる
- 水を抜く
- 膝はある程度固定する
- 体全体のゆがみをとって膝の炎症の原因を解消する
これらの流れで再び膝に水が溜まる可能性は低くなり炎症も治るというわけです
膝のサプリメント

結論、膝にいいサプリメントはない
みなさんは、昼下がりなんかにやってる「膝関節によく効くサプリメント」のCMを見たことがあるでしょうか?

私はあります・・・(ねずみ風)
サプリメントで膝の痛みが治るんだったら、この世に膝の痛みを抱えている人は撲滅していないとおかしいでしょ
ごくたまに、栄養自体が体にえげつないくらい足りていなくてサプリメントを摂取して必要な栄養が満たされて動きが良くなったなんて話がありますが・・・
そんな人はまずきちんとした食生活を送ることが先です
膝の成分である「グルコサミン」や「プロテオグリカン」などは口から入っていって膝だけにピンポイントで効くわけじゃないです
極端に言ったら、髪の毛を食べると髪の毛が生えてくるわけじゃないってのと同じ原理です
さりとて、食べるものが体に影響を与えるというのは事実です
変なサプリメントを摂取するよりもきちんとした食生活を送る方が数倍も膝だけじゃなく体にいいですよ
とりあえずプロテインは飲んでて損はないと思いますので、お菓子食べるくらいならプロテインを定期的に摂取してみてはいかがでしょうか笑
サポーターはつけたほうがいい?

結論、痛みや違和感があればサポーターは用途に応じてつけましょう
膝に痛みや違和感が出てきたらサポーターをつけましょう
早めの段階でね
サポーターをつけるなんて大袈裟な・・・
そう思っている人も結構多いでしょう
その気持ちはわかりますが、サポーターは早期につける事をお勧めします
理由は、サポーターは膝の関節をゆがみから守るために必要だからです
だからってなんでもいいからサポーターをつけたらいいってわけじゃないですよ
それぞれ目的に応じて使い分けましょう
- 保温用サポーター(しゅぽっと履くタイプ)
膝の痛みや違和感がで始めた時につけるサポーターとして有名です
ドラクエでいうと「スライム」みたいなもんです(わかりにくいか・・・)
これは、膝を温めることで血液の循環を良くして、筋肉の緊張をほぐす目的で作られたもので、伸縮性のある布の中にゴムが入っています
割と誰でもつけてるのですぐに手に入ります
- 膝関節を安定させるサポーター(マジックテープなどで締めるタイプ)
次に、先ほどの膝の症状よりもひどくなった時におすすめのサポーターです
サポーター自体で膝を圧迫することで、膝の関節を安定させる事を目的に作られていて、より固くしっかりとした作りになっています
先ほど紹介したサポーターは関節を支える力があまり強くないので、膝の変形が進んでくると、こちらのサポーターが必要になってきます
- 膝関節を強く安定させるサポーター(サイドに金属かプラスティックが入ってる奴)
膝関節の変形がより進んだ状態になってくると、先ほどのサポーターでも耐えれなくなってくるので、最終兵器的なサポーターが必要になってきます
このサポーターは中に支柱が入っていて、関節のぐらつきを抑え、ガッチリと力強く膝をサポートするやつです
まだ膝の変形がそんなに進んでいない状態なら、着脱はこまめにしましょう
長く歩く時だけつけたりして、それ以外のリラックスする局面(寝る時など)では外しておくといいと思います
どんな動きでも痛い、寝返りをうっても痛い・・・なんていう場合はずっとサポーターをつけておく必要があります
サポーターに頼るなんて嫌だ!っていってないで上手に使ってさっさと使わなくてもいい状態まで治してしまいましょう
杖って使ったほうがいいのか?

出典「ドラゴンボール」鳥山明
結論、使って楽なら早い段階で使いましょう
サポーターと同様に膝に痛みや違和感が出たらすぐ使いましょう
足元が不安定なところに杖をつくとめっちゃ安定しますよね
これは日常生活においても同じです少しでも足の調子が悪いな・・・と思ったらできるだけすぐ杖をついて対応しましょう
かなり楽になると思います
杖を使う時はなんでもいいってわけじゃないです
- 杖は膝の痛みのある反対側で持つ
- 歩幅は少し小さめにして、杖で膝を支える感じで歩く
- 長さは身長の半分、プラス3㎝が目安
- 持ち手がT字型になっているものは、短い側が前で長い側が後ろ
- 人差し指だけ短い側を握り、残りの3指は長い側を握る
- 比較的、軽い痛みの場合には痛い方の足と杖を同時に出し、次に痛みのない方の足を出して歩く
- 歩く時杖はやや外側に、足に当たらないように地面につける
杖を使ってくださいという時にいちばんのポイントとなるのが、「本人が嫌がる」という点です
杖をつくっていうことがなんだか年寄りくさくなってしまいますよね
でも、抵抗を感じるのは最初だけです
杖をつくと膝への負担が激減して痛みが軽くなり、その上転倒予防にもなりますから
なので少し値段が高くても、機能やデザインをよく調べて自分のお気に入りの杖を探して購入するといいと思いますよ
ちみに筆者は一般的な杖の他にこちらをお勧めしています(登山用ならわりと丈夫だしコンパクトだし見た目もいい)
人工関節の手術について

結論、人による
最近じゃ結構メジャーになってきている人工関節の手術です
誰しも手術って怖いですよねぇ
不安になります
ここで、手術をする目安ってやつをお答えしましょう
何をしても如何にもこうにも痛くて日常生活を送れない・・・って人は人工関節の手術をした方がいいでしょう
人工関節の手術をしたら20代の頃のように走ったりできるわけじゃないです
たちまちの痛みがとれてわりとマシに歩けるようになります
でも、それはきちんとリハビリを行い、日々の生活習慣や運動習慣を見直していいてのことです

何もしないで、食べたいもの食べまくってゴロゴロテレビ見てる生活をしているんじゃそりゃよくもなりませんよ
手術したら全てが好転するわけじゃなく、ある程度の前向きな行動ありきの手術となります
まとめ
いかがだったでしょうか?
結構長くなってしまいましたがついてこれました?
膝の痛みは遅かれ早かれ出てしまうものです
なので早めの対処で人生100年時代を生き生きと生きるためには今日紹介したことを少しでも覚えて実践していただけるといいと思います^^
わかんないことがあったらまた質問フォームでコメントに残していただけるとできる範囲でお答えしますのでお気軽にどうぞ!
That’s all I want to say today
I love you for reading till the end
それじゃ・・・

書いてる人

著者近影
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。
時間ではなく、命を削っている。他人が自分のために使ってくれた時間は、命であることを忘れてはいけない。命の削って会ってくれる人に感謝を忘れないように・・・
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