知っておきたい腰痛の知識①

日本の夏は暑すぎる!!
こんなに暑いんじゃ体調も悪くなって当たり前である
外は灼熱
室内は極寒
こんな状態じゃ我々の体を一定に保つ自律神経も大忙しです
自律神経が乱れるといろんな悪い影響が体に出てきます
今日はその派生ネタで、「腰痛」についてお話ししていこうというわけです
自律神経と腰痛?
なんの関係があるの?
そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!

ハイ!!
それじゃ今回も・・・

目次
腰痛が起きる3大要因

みなさんは腰痛はどんな原因で起こると思いますか?
いろいろありますが、ざっくり大きく3つに分類できます
- 悪い姿勢
- 筋肉の衰え
- ストレス
人間の頭の重さは成人で約1割くらい(体重50kgなら5kg)くらいです
体の重心を背骨付近に置くことで(いい姿勢を保つことね)重い頭を支え、全身のバランスを保っています
しかし、現代人はスマホやパソコン作業、デスクワーク、掃除、洗い物といった家事などで、知らない間に前屈みの姿勢になってしまいます
そんな頭を前に出すような姿勢を続けていると、猫背みたいに背骨が曲がって重心が前屈みになります
その結果、首や腰の筋肉に余計な負担がかかり、不調の原因を作ってしまうというわけです
おまけに、運動不足や加齢による筋肉の衰えによって、筋肉や柔軟性が落ちても腰痛になります
これってよくお医者さんにいわれるやつですよね笑
筋肉の習性として使われないと衰えて血行が悪くなります
おまけに、しなやかさがなくなって疲労が溜まります
その状態が続くと、普段の何気ない動きで腰痛が起きます
特に体幹周りの筋肉は、常に刺激を与えて、柔軟性や可動域を保つことが腰痛の予防になります
ラストに最近めっちゃ多いのが、心の不調が招く腰痛です
現代社会を生きる上でのいろんな重圧が「心因性腰痛」となって表れる事もあります
心配事を抱えている状態というのは神経がとても高ぶります
そうなると、なかなか寝付けず疲労から痛みが増したように感じる場合などがその一例です
心因性の腰痛の場合、本人も原因に気づいていないことが多く、動きは断然良くなっているのにも関わらず、いつまでも痛みばかり気にしてなかなか治らないことが多いという印象です
3つの腰の痛み

ここでは、実は腰痛治療をしている筆者が少し専門的な話をしていきますよ
腰の「痛み」について説明しますよ
痛みの原因はざっくり3つに分けることができます
それは以下の3つ
- 侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)
- 神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)
- 心因性疼痛(しんいんせいとうつう)
漢字ばっかりでもうわけわかんない
難しい話は嫌だ・・・もう寝ます・・・
そういいたい気持ちはわかりますが落ち着きましょう^^
1個ずつ解説していきますよ
まず1つ目の「侵害受容性疼痛」です
切り傷や打撲、骨折といった体の組織が損傷して起きるもので、ぎっくり腰などのいきなりなる腰痛がこれにあたります
ケガなどによって壊れた細胞で作られるプロスタグランジンという熱や腫れ、痛みを引き起こす物質が、神経を刺激することで痛くなるやつです
まぁ、想像しやすい腰痛ですよね
2つ目は神経が圧迫されるなどして起こる「神経障害性疼痛」です
過敏になった神経が過剰に痛みのサインを出す状態で、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどがあります
3つ目はストレスやうつ症状など、精神の不調が痛みを発症させたり、増大させたりする「心因性疼痛」です
検査をしても異常なしっていわれてるのになかなか痛みが消えない、治った後も痛みだけが続くといった慢性の腰痛は結構心因性の要因が強いと言えます
さらに今紹介した3つの要因が合わさって痛みを起こす場合もあり、これを「混合性疼痛」といったりします
このタイプも結構多いので、原因を探ったり、治療の方針を決めるまでにいろんな方面から考える必要があります
腰痛の見分け方

腰痛なんて簡単に見分けられるよ・・・なんて言えたらどれだけかっこいいでしょうか
腰痛はいろんな要因が複雑に絡み合っていることが多いです
仮に、腰痛を簡単に見分けられるなんていってる人がいたら、それはかなり知見が浅いやつだと言えます
だって、腰痛って人によっていろんなタイプがありますから痛みをずばり特定するなんてよもやよもや・・・なんですよ
そんな腰痛ですが、いくつかの指標というものはあります
そこから元凶を探るということを日々行なっています
その一つが、腰痛を引き起こす病気からのアプローチです
先ほど挙げた表は代表的な腰痛たちですが、これ以外にも線維筋痛症、うつ病といった別の診療科の担当領域が原因となる腰痛もあります
診察ではいろんな場合を考慮して、画像診断なども使って慎重に見極めていきます
なので、一発で「これが原因だ!!」なんていうことができないというわけです
次に痛みという視点から見てみましょう
骨、神経、椎間板、筋肉、内臓など・・・痛みを発している部位を触診や画像診断で判別していきます
患者さんの訴える言葉も大事ですが、触診などをして「実際どこが痛いのか?」「どんな動きをしたら痛いのか?」というのが正確に診断できる材料となると思っています
さらに、なぜ腰痛が起きたのか?という原因をたどるのも大切です
骨折や打撲などの怪我の有無、ストレスや生活習慣などについて、問診で「痛む理由」を一緒に考えていくのです
そんな感じで、これらの集めた情報からなんやかんや考えて判断をして、これなんじゃないかなぁ・・・と病名を診断します
先ほど挙げた表は目安なのでざっくりか見てみて医療機関で指示を仰ぐのが吉となります

少し専門的なテストの紹介だよ!
ぎっくり腰とはいったいなんなのか?

急に起こる強い腰痛を「ぎっくり腰」といったりします
正式名称は「急性腰痛症」といいます
これに画像診断などで原因を特定できたら病名が追加されたり、変わったりする場合があります
痛みの起こる原因はいろいろありますが、腰の関節や軟骨などに一定以上の力が加わって捻挫のような状態になる場合や、腰を支える筋肉や組織が損傷して起きる場合が多いとされています
腰を捻る動きや、ものを持ち上げる時に起こりやすく、洗顔やくしゃみなどの日常動作で起こる事もあります
ぎっくり腰になり、激しい痛みで動くのもつらい時はまずは安静にしましょう
体を丸めて横向きに寝るなど、腰に負担をかけない楽な姿勢をとります(勝手にこうなるけどね)
大体が、1〜3日で症状が楽になっていきます
動けるくらいになったらなるべく普段通りに生活しましょう(腰痛コルセットで固定しながら)
ずっと寝ているというのは、血流も悪くなり治りが遅くなるのでかなりの悪手です
よく「ぎっくり腰はクセになる」といいますが、繰り返し起こるというのはあるあるです
痛みがなくなったからといって調子に乗って、腰の筋肉や関節に過度な負荷をかけたり、腰の不調を招いた生活習慣を続けていたりすると、再発の可能性が高くなります
腰痛を起こした原因を再確認して、自分の生活習慣を考え直して対策していきましょう

ストレスが腰痛の原因に?

不安な経済情勢、度重なる物価高・・・
歴史的な流れからみると現代はちょうど幕末の動乱と似ている気がします
そんな乱世を生きている我々にはストレスが半端ないのです
ストレスや不安、うつ状態などの精神的な不調が引き起こす痛みを心因性疼痛と言い、そういった原因による腰痛を「心因性腰痛」といいます
心因性腰痛の特徴は以下の通り
- 一般的な腰痛は姿勢や体勢で痛み方に変化があるが、心因性の場合はどんな姿勢でも痛い
- 骨や筋肉に問題がないので、レントゲンやMRIでは異常がなく、異常なしと言われがち
- 神経ブロックや注射や痛み止めがあまり効果がない
心の状態と腰痛がなんで関係あんの?と思うでしょう?
そのカラクリはいくつかあります
- 痛みを抑えるドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質が心の問題を抱えることで分泌されにくくなり、痛みを感じやすくなる
- 過剰なストレスが脳にある前頭葉の一部の誤作動を招き、痛みがなくても痛みを感じるようになる
- ストレスなどで自律神経のバランスが乱れて交感神経優位な状態が続くと、痛みに敏感になったり、筋肉が緊張したりすることで腰痛になる
これらのうち、自律神経が原因の腰痛が結構多いというのが個人的な見解です
心因性腰痛はレントゲンとかに映らないし、薬や注射はあまり効果がありませんが、原因となる心理的な障害の除去、環境の改善などで良くなる場合が結構あります
自分の腰痛が心因性腰痛なのかどうかを以下のテストでチェックしてみましょう
合計で15点以上なら心因性腰痛の可能性あり
- 問1、泣きたくなったり泣いたりすることがある

- 問2、いつもみじめで気持ちが浮かない

- 問3、いつも緊張してイライラしている

- 問4、ちょっとしたことで腹が立つ

- 問5、食欲は普段通り

- 問6、1日の中で朝が最も気分がいい

- 問7、なんとなく疲れる

- 問8、いつもと変わりなく仕事ができる

- 問9、睡眠に満足できている

- 問10、腰痛以外の理由で寝つきが悪いことがある

自律神経を整えて腰痛改善できる場合

自律神経ってよく聞くけど一体なんだ?って人結構多いと思います
ここで自律神経の説明を少々・・・
自律神経は呼吸や代謝、体温調節、臓器の働きなど、生命維持に欠かせない機能を人間の意思とは関係なくコントロールするシステムのことです
自律神経は交感神経(ON)と副交感神経(OFF)という対照的な役割を持つ神経があり、状況に応じて切り替えることで健康的で健やかな暮らしを保ってくれています
しかし、ストレスや過労、不規則な生活、加齢により交感神経ばかりが優位に働くとバランスが崩れて頭痛やめまいといった不調がでてくるのです
これらの自律神経の乱れが招くトラブルの1つと考えられ、いくつかの発症のメカニズムがあります
心の問題やストレスがあると、体は交感神経が優位になり、興奮状態になります
それにより、副交感神経(OFF)の作用が弱くなり、普段気にならない刺激でも痛みとして感じてしまうのです
また、交感神経(ON)が優位な状態では、痛みを抑える神経伝達物質のセロトニンの分泌量が減って、痛みをより強く感じてしまう事もあります
交感神経(ON)の高ぶりが眠りを浅くして、疲労が溜まることで痛みを強く感じる場合もあります
原因不明、慢性的な腰痛に悩んでいる人は、副交感神経(OFF)が優位になる時間を多く作ってみましょう
もしも原因が心の不調にあれば、自律神経のバランスを整えることで、原因不明の腰痛が改善する可能性が出てきますよ
おまけに副交感神経(OFF)はリラックスすると働きます
なんでもそうですが、リラックスすると体の緊張もゆるみますし、体の機能も正常に働きます

まずは暴飲暴食や夜更かし、深酒なんかをしないで、蔵馬が言ってる美味い食事と適度な運動を始めることをお勧めします

まとめ
腰痛を引き起こす原因は大きく分けて「悪い姿勢」「筋力や柔軟性の低下」「ストレスや自律神経の乱れ」がある
腰の痛みは大きく分けて「侵害受容性疼痛」「神経障害性疼痛」「心因性疼痛」の3つある
腰痛を見分けるのは専門医でも難しく、いくつかある腰痛のタイプに当てはめて画像診断や触診や問診で特定していくことが一般的である
ぎっくり腰は1〜3日で楽になることが多いが、結構クセになって繰り返しやすい
ストレスが多い人ほど腰痛になりやすい傾向にある
心因性の腰痛は自律神経を整えると改善する可能性が高い
腰痛については次回に続きますよ^^

書いてる人

著者近影
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。
人生は一度だと思ってダメ元で行動してみるといい人生を送れるもの。自分も相手も一度の人生だとも覚えておきましょう・・・
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