がんについて考える(検診編)

考える女
考えたかい?

今回の記事は前回書いた「がんについて考える(予防編)」に続く記事になってます

まだ読んでいないという人は読んだ方がいいかもしれませんね

がん検診は予防と同じくがんになってから、調子が悪くなってからじゃちょいと遅い傾向にあります

そんな検診について解説していくのですが、今回の記事を読むと

「コスパのいいがん検診」

これを行うことができます

そんなわけで、コスパにこだわったがん検診がしたい人やがん検診が気になってる人は最後まで心して刮目しつつぜってぇみてくれよな!!

目次

  1. がんは会社の健康診断じゃ見つからんよ
  2. 受けたいがん検診トップ3
  3. 部位別のコスパ最強がん検診
    1. 肺がん検査
    2. 胃がん検査
    3. 大腸がん検査
    4. 乳がん検査
  4. 他のがんは「超音波検査(エコー)」で発見しよう
  5. がんになる確率が上がる菌やウイルスを調べよう
    1. ピロリ菌
    2. 肝炎ウイルス
    3. ヒトパピローマウィルス(HPV)
  6. がん検診をお得に受けたい
  7. まとめ

がんは会社の健康診断じゃ見つからんよ

検診する医者
都会の医者は回転数上げないと儲からない

どんなに気をつけた生活を送っている人でもがんになるリスクはあります

そこでおすすめなのが「がんを初期の段階で見つけること」です

虫歯に関しても痛くなってからじゃ相当遅くて、治すのにかなりのお金と時間と労力が消費されます

早めに見つければ見つけるほど体の負担も経済的な負担も減ります

そうなると「検診を受ける」という方法を思いつくでしょう

がんは症状が出てから病院に行くとほとんどが進行がんなので、定期的に検診を受けるしか方法がないのです

ちなみに日本のがん検診の受診率は2割くらい(欧米だと受診率が7割から8割)

特に女性の受診率が低く、乳がん検診は2割です

日本人はがん保険にはめっちゃ入っているくせに・・・

がんになった後のことを考えるのは大切ですが、がんにならないようにする方が楽なのにねぇ・・・

がん保険に関してはこちらを参照^^(結論不要です)

ちなみにサブタイトルにもありましたが、健康診断では初期のがんはまず見つからないようです

ちなみに検査内容によっては人間ドッグでもみつからないです

さらにいうと、日本でやっている一般的な人間ドッグの検査だと、初期のがんはほぼ見つからないようです

人間ドッグを受ければいいというものでもなく、どんな検査をするかにかかっているので、効果的ながんの検査を受けるようにしましょう(これは後ほど)

受けたいがん検診トップ3

トップ3
答え

さて、がん検診はどれくらいのペースで受けたらいいのでしょうか?

答えは、1年に1回です(50歳までは2年に1回)

がん検診の期間の目安はこれでわかりましたね

それじゃ、どんな検診を受けたらいいのでしょうか?

それを教えてくれるのが「がんの部位別死亡数」(厚生労働省「人口動態統計」)です

男性

1位・・・肺がん
2位・・・胃がん
3位・・・大腸がん
4位・・・肝臓がん
5位・・・膵臓がん

女性

1位・・・大腸がん
2位・・・肺がん
3位・・・胃がん
4位・・・膵臓がん
5位・・・乳がん

これらからわかるのが、男女で「肺がん」「胃がん」「大腸がん」とトップ3を占めているというところです

なので「肺」「胃」「大腸」の3つを検査したら結構コスパがいいことになってきます

これにプラスして、負担のないエコーで肝臓、胆嚢、膵臓を検査したらざっくりコンプリートできます

女性の場合はこれに、乳がん、子宮がん、卵巣がんなどの婦人科系の検査をプラスしたら良いです

どうです?

結構コスパいいと思いません?

全部検査なんて現実味がないので、まずはランキングトップ3の「肺」「胃」「大腸」と検査にいこう

部位別のコスパ最強がん検診

教えます 医師
コスパ最強の検診教えます

肺がん検査

肺がん検査

日本人男性で一番多い肺がんです

ちなみに世界で最も死亡者が多いのも肺がんです

肺がんは「胸部X線検査」「胸部CT検査」で発見することができます

「胸部X線検査」・・・こちらは一方方向からのX線なので平面的な画像になる。そのため小さながんは見つけることが難しい。

「胸部CT検査」・・・さまざまな方向からX線を当てるので、体を輪切りにした断面の画像を何枚も撮ります。なので小さながんも見つけやすい。

胃がん検査

バリウム検査

一般的な胃がんの検査は「バリウム検査」です

バリウム検査は、初期の胃がんで凹凸がないタイプや、少し赤いだけのものだったりする場合見つけることができません

なので結論としては、「バリウム検査」よりも「胃カメラ」の方が良い

胃カメラ
おえオエおえーー

胃カメラは筆者も以前飲んだが、そんなに美味しいものではないです

カメラを飲むのが苦手だ・・・

そういう人もいますが、最近は麻酔して受けれるし、口じゃなく鼻から入れることもあるので一昔前よりは余裕ですよ

「バリウム検査」でも初期がんを見つける事はできるが、「胃カメラ」だとその場で組織を取ることもできるのでいいと思います

注意してほしいのは、検診に「胃カメラ」が組み込まれている事は稀なので「胃カメラ」ができる病院を選びましょう

大腸がん検査

大腸がん検査

大腸がんの一般的な検査は「検便」です

検便をする理由としては・・・

・便に血が混ざっていないかを見る
・便に血が混ざっていたら、次に内視鏡を入れて患部を直接見る

でも「検便」で発見できる場合は進行がんである可能性が高いのでダメなのです

なので最初から「内視鏡」を医師は薦めます

内視鏡ならポリープを見つけた時点で切ってしまえるので早期に処置が可能となります

ちなみにポリープというのは良性なので基本的に気にしなくてもいいようですよ

乳がん検査

エコー検査 乳がん
エコーが痛くない

乳がんの検査を受ける前に、女性は20歳を過ぎたら自分で触ってチェックしてみましょう

しこりのようなものがあったら、病院へ検査へ行きましょう

乳がんの検査は「マンモグラフィー」が一般的です

この検査のデメリットは「痛い」ところです

「マンモグラフィー」はがんの部分が白く写るのですが、乳房には母乳を作り出す乳腺という組織があって、閉経前だと乳腺も白く写ってわかりにくいです

なので、40歳くらいまでの人は「エコー(超音波)の検査」も受けた方が良い

前回の記事でも言いましたが、乳がんは家系の影響があるので、親や親戚が乳がんになったことがある場合は年に一回検診に行きましょう

他のがんは「超音波検査(エコー)」で発見しよう

エコー検査は痛くない

超音波検査は筆者も以前受けましたよ

お腹にジェルを塗ってお腹に機械を当てて画像にするやつですね

妊娠した人も当てるので体に全く負担がありません(レントゲンと違って被曝のリスクの心配がない)

15分くらいで終わるし、最近では性能も上がっているので「甲状腺」「肝臓」「胆嚢」「腎臓」「膵臓」「膀胱」「前立腺」を調べることができます

女性は「乳房」や「卵巣」も検査できます

ほぼほぼがんが発見できる便利な道具です

それと、50歳を過ぎたら前立腺がんの検査を受けましょう

最近は日本でも増加傾向です(天皇陛下もなってたしね)

前立腺がんの検査は血液検査で簡単にわかるので、50歳を過ぎた男性は年に一回受けましょう

がんになる確率が上がる菌やウイルスを調べよう

ウイルス検査
血液検査が結構多い

がんそのものは感染することがありませんが、がんのリスクを高める菌やウイルスというのがあります

それに感染していないかを調べた方がいいいでしょう

ピロリ菌

有名なのが筆者も体験した胃がんのリスクを上げる「ピロリ菌」です

ピロリ菌についてはこちら参照

ピロリ菌の検査は「内視鏡検査」でもみてくれます

ピロリ菌だけ検査する場合は病院に行って風船に息を吐けば検査完了です

その他には、血液検査やベンの検査もあります

検査結果でピロリ菌の感染があった場合は、1週間薬を飲んで除菌して完了です

1度除菌してしまえば、今後2度と感染しません

肝炎ウイルス

肝炎ウイルスは日本人や中国人などアジア人に感染者が多いと言われていて、肝臓がんの原因の8割はこのウイルスが原因です

B型でもC型でも、感染すると肝炎、肝硬変になって肝臓がんになる可能性があります

B型肝炎・・・血液や性行為によって感染します。母子感染もあるので母親が肝炎ウイルスを持っている場合は自分も持っている可能性があります。

C型肝炎・・・輸血や注射針の使い回しから感染する。

検査方法は採血だけで簡単で、肝炎があってもちゃんと治療すれば治ります

ヒトパピローマウィルス(HPV)

これに感染していると、子宮頸がんになりやすくなります

HPVは性行為によって感染して、一生のうちに7、8割が感染すると言われています

はっきり言ってめっちゃ多いです

子宮頸がん検診を受けている日本人は約3割です(米国8割)

検査方法・・・細胞診といって、膣に器具を入れて入り口のところをブラシやヘラでとる。

がん検診をお得に受けたい

お得女性
筆者はお金好きです

がん検診の検査料金の相場を知っていますか?

検査費用一覧
めっちゃ高い・・・

高いのには訳があります

それは保険が適用されないから

保険が利く場合・・・体に症状があって病院に行って検査をするとき

保険が利かない場合・・・体に悪いところがないか検査してほしいとき

症状があるときは健康保険が利くのです

例としては・・・

・お腹が痛い時に「エコーを撮ってもらえませんか?」ときく
・近親者にウイルス性肝炎があれば、血液検査を希望してみる

これらを行って、医師が検査の必要があると判断した場合は健康保険が適用されます

あとは各自治体のがん検診をネットなどで探してみましょう

まとめ

健康診断で初期がんは見つかりにくいうえに、見つかった場合はほぼ進行がんという状態

人間ドックも検査内容によってはがんが見つからない場合あり

1年に1回はがん検診に行こう

主要な「肺がん」「大腸がん」「胃がん」の検査を中心に受けて死因の約4〜5割を検査しよう

胃がんと大腸がんは内視鏡検査が良い

肺がんはCT検査がいい

乳がんはマンモグラフィーに頼り過ぎないでエコー検査もしよう

甲状腺、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、膀胱、前立腺などはエコー検査で対応が簡単

50歳以上は前立腺がんの検査をしよう

今日言いたい事はそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

書いてる人            

広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。

今日も鍛え抜いてヘロヘロ・・・

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