面白い人体の仕組みと働き「肺」

今回は「肺」です
肺は普段の生活だけじゃなくスポーツをする場面でも重要な役割を担っています
鬼滅の刃でも鬼を倒すために呼吸を使っています
ジョジョの奇妙な冒険でもディオと戦うために呼吸を使っています
そんなわけで今回はこの重要な「肺」について解説していきます
目次
呼吸するためにはなくてはならないしくみ
人間は常に息をしています
息をすることを呼吸と言います
吐く息のことを「呼息」
吸う息のことを「吸息」といいます
呼吸とは呼息と吸息のセットになった状態のことです
息を吸う目的は、体内に空気の中の酸素を取り入れて、細胞の活動エネルギーを得るためです
息を吐くのは、二酸化炭素を出すためです
これは、体内に二酸化炭素が蓄積すると悪影響を及ぼすからです
鬼殺隊や波紋を使う奴らはこの呼吸をかなり重要視しています
いろいろ言ってきたが、結局死ぬほど鍛えるしか方法はないのだ・・・
この後カエルをマジ殴りして岩を叩き割る
共通するのは、呼吸は大事ということ
安静にしている時、成人で1分間に15〜20回ほどのペースで呼吸をしている
1回の呼吸で吸う量は約400〜500㎖で、コップ2杯分ほどです
空気は、鼻の穴から入って鼻腔、咽頭、喉頭を通り期間に入ります
気管は左右の気管に分かれて肺につながっています
気管支の末端には、肺胞と呼ばれるブドウのような袋がたくさんあり、毛細血管が張り巡らされています
ここで酸素と二酸化炭素の入れ替えをしています
空気の通り道は、肺に汚れた空気が入らないように、鼻毛が鼻腔の遺物の侵入を防いで、気管や気管支では、壁から粘液を出して汚れを吸着しています
さらに壁の染毛が汚れを咽頭の方へ運んで、痰として出すなどをしています
呼吸で出し入れされる酸素と二酸化炭素は、通常では気体で存在します
酸素と二酸化炭素は血液によって全身に運んでいます
気体を液体で運ぶには赤血球のヘモグロビンと呼ばれるタンパク質が必要になります
ヘモグロビン・・・酸素や二酸化炭素と結合したり放出したりする。ヘモグロビンは鉄を含む色素が入っていて、酸素と結合すると「赤」二酸化炭素と結合すると「紫」に変わります
動脈が赤く、静脈が赤黒く見えるのはこのヘモグロビンの色によるものです
空気を取り込む、酸素と二酸化炭素のガス交換
肺は、脊椎、肋骨、胸骨に囲まれた胸郭の中にあり、横隔膜の上に位置しています
これが胸郭
右肺と左肺に分かれます
右肺は「上葉」「中葉」「下葉」に3つに分かれています
そして左肺は上葉と下葉のみです
理由は左側に心臓があるのでサイズが少し小さいためです
肺の主な役割は、波紋や鬼を殺すため以外には、気管を通じて空気を取り込み、心臓から送られてくる血液に酸素を渡し、引き換えに二酸化炭素を受け取って体外に排出することです
酸素と二酸化炭素の交換が行われるのは、気管支の末端部分につながっている肺胞です
肺自体には筋肉はありません
肺は自分で収縮することはなく、周りの骨格筋や横隔膜などの筋肉の収縮によって胸郭が伸び縮みして、その胸郭にそって肺が動く事で空気が送られます
胸式呼吸と腹式呼吸では、動かす部分の筋肉が変わる事で呼吸法にも違いが出てきます
胸式呼吸・・・肋骨と肋骨の間にある肋間筋を使い、主に普段の生活や激しい運動をした直後などに行われる
腹式呼吸・・・横隔膜を使う。息を吸う時は横隔膜が収縮し、胸部が広がる。吐くときは、横隔膜が弛緩し、胸部が狭くなる
普段から筋肉を使わなかったり、老化などで筋力が低下すると横隔膜や肋間筋の働きも低下し、呼吸がスムーズにできなくなることがあるので、鍛えましょう
呼吸の鍛え方
鬼滅の刃は瓢箪を拭いて破る
ジョジョは特殊なマスクを付けて呼吸を鍛える
そもそも100キロ走れない・・・

呼吸のトラブル対処法
出典「彼岸島」松本光司
緊張や興奮でハァハァ・・・
と息が荒くなり、手足など体が痺れたり、ひどい時は倒れてエビゾリの状態になることがあります
これは過換気症候群(過呼吸)と言います
あまりにもたくさん息を吐くことで血液中の二酸化炭素が減りすぎてしまい、正常な時は弱アルカリ性の血液がアルカリ性に傾くアルカローシスという状態になるからです
少し前は袋を口にあてて吐いた息を吸う方法を行っていましたが、最近は呼吸を落ち着かせて深呼吸をして治める方法が支配的です
呼吸困難を起こす病気にぜんそくもあります
ぜんそくは気管支が一時的に狭くなり、息が吐きにくくなります
寝ていてぜんそくの発作を起こした場合は、すぐに体を起こして、横隔膜を下げやすくして腹式呼吸を楽にします
その上、口を窄めてゆっくりと息を吐く、口すぼめ呼吸をすると新鮮な空気を取り入れやすくなります
しゃっくりは、横隔膜や呼吸胃関係している筋肉が痙攣して起こります
そのメカニズムはっきりしていませんが、胃が膨れ上がったり、胃拡張により横隔膜が刺激されたり、横隔膜の運動を支配する横隔膜の神経が刺激されたときに起こります
痙攣は十数秒間隔で起こります
しゃっくりを止めるには、深呼吸をしたり、冷たい水を数回に分けて飲み込む、背中を叩くなどの方法がありますので困った時はお試しください
まとめ
肺の主な仕事は、心臓から送られてくる血液に酸素を渡す
引き換えに二酸化炭素を受け取って体外に排出することです
過呼吸は最近は真固有を繰り返して治す
ぜんそくは深呼吸でなおす
寝ているときになったら、息が大きくできるようにすぐに上半身を起こし、横隔膜を下げやすくして腹式呼吸をしやすくする
しゃっくりは横隔膜や呼気に関する筋肉の痙攣が原因の可能性がある
やはり深呼吸と水を飲んでの刺激で治る
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです


書いてる人 
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。日本の新型コロ助対策がアホすぎていつも怒ってます・・・
YouTubeや他のSNSは下記のリンクから^^フォロー拡散して頂けると作者が喜びます^^