呼吸と筋肉〜「横隔膜」と「肋間筋」を働かせよう
日本人の呼吸が危ない
丸い背中
長時間のデスクワーク
運動不足
日々のストレス
こんな状態でいい仕事やスポーツのパフォーマンスを上げることなんてできるわけがない
・呼吸の大切さがわかる
・呼吸で体調が良くなる理屈がわかる
・呼吸をしやすくする方法がわかる
以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください
目次
呼吸のありがたみを理解しよう
疲れ知らずで、疲れても負傷しても速攻で回復する体を作るには、「栄養」「休養」「運動」以外にも必要なものがあります
それは「呼吸」です
呼吸は、教わらなくてもこの世に生を受けた瞬間から誰しもができるものなので、軽くみられがちですが非常に大切なものであることはのび太くんでもわかります
最近では姿勢の悪さから呼吸が浅くなる人が多くなってきています
呼吸と関係あるのが「肺」であることはご存知の通りです息を吸うと肺が膨らんで酸素を取り入れて、息を吐く時は肺が縮んで二酸化炭素を吐き出します
しかし、肺そのものが伸縮しているわけではなくて、袋状の肺を伸ばしたり縮めたりしているのは、肺の周囲の「筋肉」の働きによるものなのです
呼吸に必要な動力の7割を担うと言う重要なものが「横隔膜」です
横隔膜なんてどうやって鍛えたらいいのかわからないという人は、ツェッペリンさんに横隔膜を指で突いてもらうか、姿勢を良い状態でキープするために必要な「多裂筋」を使えるようにする事が必要です
そういう事です・・・・
ツェッペリンさんほどではありませんが、横隔膜を刺激してあげると呼吸も楽になるし、姿勢も整いやすくなりますのでお試しください
大胸筋や腹筋など、体の前側の筋肉が固まってしまっている人も、息を吸う時に肺が膨らむのを邪魔してしまっています
また、猫背だったり、肋骨がうまく動かない人も肺をいっぱいに膨らませられません
肺が最高に膨らむ前に吸うのをやめてしまうのですから、どうしても呼吸が浅くなります
・交感神経が優位になって体が戦闘モードになる
・血液は筋肉の方に移行して内臓の動きが悪くなる
・体は興奮しているので休む事ができない
などの状態になり、筋肉が疲労しやすくなったり、回復もしにくくなるのです
すぐにゼーゼーいっていると運動ができないだけでなく、仕事のパフォーマンスも落ちて生活の質も下がってしまいます
呼吸で体調が改善したり、鬱症状が改善する理由とは？
深い呼吸ができるためには・・・
肺を覆っている肋骨がきちんと動いているかどうか？
背中でしっかり自分の肋骨の位置をコントロールできているかどうか？
という事が大事になります
生活での利便性が上がって、仕事でも体を動かす機会がどんどん減ってきていて、デスクでずっと同じ姿勢で背中を丸めてパソコンを操作していたり、移動時間もスマホと睨めっこしていたり、少し歩けばいいのに階段を使わずにエレベーターを使ったり・・・・
という社会になっていて、筋肉を使う機会が激減してきています
肩や胸、背中を使う事が減ってきて、そこが動きにくくなり、呼吸にも影響を与えてるのです
日常的に運動をしているならまだマシですが、そうでなければ深呼吸する機会はありません
一気に酸素を吸い込む必要がないので、呼吸に関わる筋肉「呼吸筋」も当然ながら衰えていきます
ここでも筋肉の重要性が出てきました
呼吸を意識するヨガなどを始めて、腹式呼吸をすることで、体の調子が良くなったり、病状から回復したりする人がいるというのは、深呼吸する事ができなかったからです
ヨガなどを始めて、鬱症状か回復したという人もいるといいます
呼吸をしっかりすることで、脳内に「幸せホルモン」セロトニンが出てくるので、その結果鬱症状も改善すると考えられています
セロトニンについてはこちら^^
呼吸が浅いと、脳からもそういうホルモンが出にくくなります
普段から良い呼吸ができるように、呼吸筋や肋間筋を動かしやすくするエクササイズを紹介します
「肋間筋伸ばし」エクササイズ
これをする目的は、正しい姿勢づくり、肩こり解消、疲労解消です
この肋間筋に刺激を与えて動くことを思い出してもらいましょう
このエクササイズを行うだけで、呼吸が深く楽になります
呼吸が深くなれば、酸素をたくさん取り込めるようになり、全身に大量の酸素を送り込むことで細胞が活発になって、免疫力を高めると言われています
背中に置くバスタオルは、背中の中央の第12胸椎のやや上がベストです
腰の部分に置くと肋骨が広がりにくく、腰痛の原因になるので注意が必要です
肋骨の間に指を押し込んで、イタ気持ちいいくらいの強さで刺激しましょう
まとめ
つまりはこういうことです・・・
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
参考文献
呼吸法といったら「鬼滅の刃」「ジョジョの奇妙な冒険」この2冊^^
筆者のプロフィール
筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために今まで数千人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。今週試合だけど寝不足で困る・・・^^
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