肉は健康に良くないのか?ダイエットの天敵?其の1

体重計
肉は健康によくないのか?ダイエットの天敵?其の1

ある一定の食材だけ食べる、そんなダイエット方法をしている人はいないでしょうか?

私の母親も若かりし頃はリンゴだけをひたすら食うといったリンゴダイエットなんて言うあほなことをしてダイエットしていたのが印象的です

肥満に対する警戒心、女性の過剰なダイエット志向から、食事制限をしてカロリー摂取量を減らそうとする風潮が根強いのでしょう

「肉は太る」「肉=肥満」といったイメージもこうしたダイエット情報が一因といえます

結論から言うと、「肉は必要です」

問題は食べ方であったり、食べる量です

今回の記事でわかる事

・動物性タンパク質の必要性がわかる

・肉の脂質やコレステロールについてわかる

・年齢を重ねてからの食事の仕方がわかる

以上の事を解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください

目次

  1. 日本人のカロリー摂取量と肥満人口
  2. 現代人はタンパク質が不足している
  3. まとめ

日本人のカロリー摂取量と肥満人口

男性 太っている
親の敵といわんばかりの表情で食べなくてもいいんだよ・・・

日本人のカロリー摂取量は終戦後から1975年あたりまで増え続けましたが、その後は減り続けて2000年代に入ると、終戦直後よりも下がっています

この増減に深くかかわっているのは、日本人の肉食の変化かもしれません

高度経済成長期に食の欧米化がすすみ、肉や乳製品の動物性タンパク質を多く摂るようになりました

その後高度経済成長期が頭打ちになっても日本人の食欲は止まりませんでした

すると今度は、肥満人口が増えはじめ、「ダイエット」という考えが浸透していきました

1980年代後半からバブル期を経て、暴飲暴食による肥満の責任を「肉」「米」のせいにしてきました

皆さんが、太っちょといえば肉と米を食べているというイメージを植え付けられたのはこのあたりからだといえます

お米 太ってる 男性
肥満=米のイメージ

そうしたことから「肉を避け、ご飯の量を少なくして摂取カロリーを減らそう」という人が増えてきたのです

ではそこから、摂取カロリーが減った現代は、肥満人口は減ったでしょうか?

残念ながら肥満人口は増え続けています

特に男性の肥満人口の割合は、現代では約3割、女性では約2割に及びます

年代別で言うと、男性は40代が最も多く、女性は年齢が上がるにつれて高くなっていく傾向にあります

ここからわかる事は、肉を食べる事や、カロリー摂取量もそれだけが肥満と直接つながっているわけではないという事です

ちなみに、日本人の平均寿命は終戦直後より伸びているのは、動物性タンパク質の摂取量が増えたことによって栄養状態が改善されたことも要因の一つです

現代人はタンパク質が不足している

財布 不足
不足・・・・

現代人の生活習慣病は、食べ過ぎ、運動不足などが原因に良くあげられますが、食事の中身を見てみると中高年を中心に、肉や魚などの良質なタンパク質の摂取不足も肥満や筋力低下の要因として問題視されているのです

その理由は、タンパク質は体には欠かすことのできない栄養素だからです

私たちのカラダを構成する要素

水分、60%

タンパク質、20%

脂肪、15%

ミネラルや糖質、5%

これらを見てもらうとわかるように、水分の重要性は勿論、タンパク質の重要性がわかります

私たちの、筋肉や骨、皮膚、髪、歯、脳、さらには神経伝達物質やホルモン、血液などすべてタンパク質が主成分でできています

化粧水や、トリートメントなどで外から栄養を入れるよりも、体の中に良質のタンパク質を入れてあげた方が新陳代謝によって新しい組織ができて効率がいいと思います

そして、脂肪もカラダにとって重要な材料であることがわかります

タンパク質や脂肪を摂取するのに一番良いのが肉や魚です

タンパク質を構成しているのは20種類のアミノ酸です

そのうち9種類は体内で作る事ができないので食べ物から摂取する必要があります

これを「必須アミノ酸」といいます

この必須アミノ酸をバランスよく含んでいるのが肉や魚に含まれている動物性タンパク質です

タンパク質の特徴として、脂質と糖質と違って体内に貯めこむことができないという性質があります

なので、一食でたくさん食べたとしても、必要な量だけ体内で使われてあとは体外に排出されます

ちなみに一回でカラダが吸収できるタンパク質の量は約20~30gくらいだといわれています

若い時は20g摂ればきっちり20g吸収するのですが、逆に歳をとれば20g摂っても10gしか吸収されないといった現象が起こります

タンパク質は歳をとればとるほどたくさんタンパク質を摂らないとカラダに吸収されないといった特徴があります

そしてタンパク質が不足すれば毎日行われる新陳代謝に支障をきたしてしまいます

ダイエットなどで野菜ばかり食べたり、食事を抜いたりすると、カラダにある筋肉から足りないタンパク質やカロリーを切り崩して使うので、カラダはたるんでスタイルは崩れて、動きにくいカラダが出来上がります

これらの解説でタンパク質がいかに健康の要の栄養素であるかがわかっていただけたでしょうか?

肉は太る、健康に良くないといったイメージは今すぐ捨てて、どう食べていくかを考えるべきなのです

食事を抜いたり、お菓子を食べるくらいならプロテインなどをこまめに摂取してカラダの材料を補給しましょう^^

まとめ

肉や魚などの動物性タンパク質はカラダにとってなくてはならない栄養素

戦後直後よりカロリー摂取量は少ないのに現代では肥満が多い

肉やコメは肥満の敵ではない

人間のカラダには体外から摂取しないと作る事ができない栄養がある

タンパク質はカラダを作るすべての材料で、一度にたくさん食べても一定の量しか吸収されずカラダに貯めこむことができない

こまめにタンパク質を摂取する必要がある

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今日言いたいことはそれくらい

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筆者のプロフィール

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筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために今まで数千人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。部屋から机が消えました。終活みたいにものが減っている。^^

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