治療中患者さんによく聞かれる質問に答える②
今回は前回の続きだよ^^
暑さに負けず今回の記事も最後までぜってぇみてくれよな
まだ前回の記事を読んでいないという人はこちらから読むのもアリでやんす
目次
動きのクセが強い人は肩こりや腰痛になりやすい?
結論、普段から体全体を使って筋肉や関節を単品で使わないようにしよう
肩こりや腰痛の最大の要因は動きのクセにあります
肩関節と肩甲骨には「肩甲上腕リズム」という運動パターンがあり、腕と肩甲骨は決まった割合で動くように設計されています
猫背などで肩甲骨の動きが悪くなると、腕が余計に動かないといけなくなり負担が増えてしまって肩の痛みやこりにつながります
腰も同様に、腰椎と骨盤んと股関節には「腰椎骨盤リズム」という運動パターンがあります
座っている時間が長いと股関節の動きが悪くなり、腰椎と骨盤にストレスが集中して腰痛の原因になります
肩こりと腰痛に関係するのが、肩と腰の真ん中にある胸椎の運動パターンです
胸椎の動きが悪いと肩にも腰にも負担がかかるので、肩こりや腰痛が起こりやすくなります
デスクワーク中心の運動不足の生活で、忘れがちな正しい運動パターンを体に思い出させましょう
これがこりや痛みからおさらばするための第一歩です
枕を替えたら肩こりや腰痛は良くなるのか?
結論、寝相に応じてベッドや枕をチョイスする必要がある
出先で普段使わない枕やベッドで寝てカラダが痛くて動けなくなった事がある人って結構いるのではないでしょうか?
ここからわかるのは、肩こりや腰痛は枕やベッドの影響もあるという事です
だからといってみんなにあった枕やベッドがあるという訳でもありません
テレビショッピングで紹介されていた「なんたらスリーパー」とかを買って全く良くなかったという人もいれば、まぁまぁよかったという人もいます
どれが合うかは人によって違うのです
やっぱり肌に触れるものは自分で一回使ってみて体験して買うのがいいでしょう
寝具を選ぶポイントの例
・寝相が悪くて寝返りをたくさんうつなら、寝返りがうちやすいようにやや硬めのベッドがいいかもしれません
・寝返りの少ないタイプは柔らかめのベッドを選んだほうがいいかもしれません
・枕とベッドを別々ではなくワンセットで考えよう
・硬めのベッドは沈み込まないのでやや高めの枕があいやすい
・柔らかめのベッドは沈み込むので、やや低めの枕があいやすい
寝具を買うときはしっかりとお試しをしてから買うことをオススメします
ダメだったらすぐに返却しましょう
筆圧と肩こりは関係あるの?
結論、手と腕は肩と連動しているので、過度に手に緊張があると肩に波及する
肩こりになる原因になるものは、肩周りだけの問題ではない
手や腕のこりが肩こりに波及することもあります
その原因の一つが鉛筆などの握り方にあるのです
ストレスがあると力みすぎてしまって、無意識にハンマーを打つときみたいな握り方で文字を書いてしまっています
そうなると手や腕が緊張してしまい、手や腕の力みが肩周りの筋肉のテンションを高めてしまい肩こりになってしまいます
この肩こりのチェック方法
・手のひらを天井に向けて両腕を机に投げ出し力を抜く
・左右で親指がより内側に入っている方は、筋肉が緊張している証
・同じ側の方が張っているなら手や腕の方から緊張を取らないと肩は楽にならない・・・
手のほぐし方
四十肩や五十肩は年齢のせい?
結論、歳のせいだけじゃなく、肩を単品で使うなどの体の連携がうまくいっていない場合や使い過ぎが原因の場合もある
歳を取ったらみんな四十肩や五十肩になったりすると思っていませんか?
四十肩や五十肩は俗称で正式には、肩関節周囲炎と呼び、肩関節の筋肉の腱や、関節を包む関節包などで起こる炎症で痛みが出ます
いつも決まった筋肉や関節に負担が加わり続けると、その刺激で炎症が起こるのです
肩関節周囲炎は使いすぎによる痛みなのです
歳を重ねるごとに痛みが出る人が多くなるのは確かですが、若くてもこれは起こりうる
肩関節周囲炎の原因は使いすぎですが、もっというと肩周りの筋肉や関節の連携がうまくいっていないのです
肩甲骨、肩関節、胸郭は本来強調して動きます
どれも単品で体は動きません
それらの動きが連動せずに単品だけで動いてしまうと、肩だけに負担が集中してしまうのです
そうして炎症が起こり四十肩や五十肩を招きます
体の連動をうまく意識して動かす訓練を日頃から行なっていればそれなりに予防できるのもこの肩関節周囲炎の特徴です
ギックリ腰は予防可能?
結論、予防できる
床に落ちたティッシュを拾おうとして腰を痛めたり・・・
くしゃみをして腰を痛めたり・・・
そんなことで腰を痛めてくる人が結構います
炎症期を過ぎると次第に痛みが引いてくるのですが、安静にしないといけないという意識が強すぎているとぎっくり腰は再発しやすいです
ぎっくり腰の原因の多くは仙腸関節の動き過ぎから起こると言われています
この部分をきっちりと抑えることができたらぎっくり腰の再発防止につながります
仙腸関節とは、背骨の末端にある仙骨と骨盤の腸骨が作る関節です
ほとんど動かない関節なのですが、若干動くのです
そこで腸骨を引き締めて、仙腸関節の可動性を抑えるとぎっくり腰になりにくくなります
骨盤底筋群、腹横筋、横隔膜、多裂筋といった体幹のインナーマッスルを鍛えると有効であるといわれています
まとめ
結論、普段から体全体を使って筋肉や関節を単品で使わないようにしよう
結論、寝相に応じてベッドや枕をチョイスする必要がある
結論、手と腕は肩と連動しているので、過度に手に緊張があると肩に波及する
結論、歳のせいだけじゃなく、肩を単品で使うなどの体の連携がうまくいっていない場合や使い過ぎが原因の場合もある
結論、ぎっくり腰は予防できる
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
書いてる人
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家
「成功」と言う名の山は「失敗」と言う小石の積み重ねでできている・・・
YouTubeや他のSNSは下記のリンクから^^フォロー拡散して頂けると作者が喜びます^^