関節が痛くなった時の対処方法解説
今回ブラジルにきて筆者自身が股関節の痛みに悩まされることになった
「鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)」である

この症状は筆者自身数年前に経験済みである
とにかく鼠蹊部が痛い・・・
歩くのも痛い・・・
寝返りすら痛い・・・
吐く息すら痛い・・・
何もかもが痛い男であった・・・
原因はというと、「ブラジルに渡る際飛行機内で一切立たなかったこと」
飛行時間はトータル24時間である
その間一切立っていないという事がどういうことか・・・
股関節は当然ガチガチになるでしょう
そんなガッチガチな状態で調子に乗って筋トレしたら当然体幹と下肢の連携はうまくいかず力任せに動かして炎症を起こしたというわけである
今日はそんな股関節の痛みに襲われた筆者が改善した物語とともに痛み止めについて解説してこうと思う
ちなみに今回筆者は「ロキソニンの入った湿布」によって劇的に回復した
それじゃ今回も「さぁいこーか」

目次
関節痛によく使う痛み止め
痛みがあるとやりたいことも満足にできません
痛む時はまずそのツラい症状を痛み止めで止めてみませんか?
しかし、これらはあくまで対症療法なので根本改善が課題です
関節の痛みや腫れに対する最もポピュラーなものは「痛み止め」です
鎮痛剤とも呼ばれる痛みを抑える薬です
痛みは怪我や炎症など、体にトラブルが起きた時にその部分を修復しようとしたり、痛みとして脳に伝え対策を立ててほしいと伝える役割をしています
痛み止めは、この痛みを感じさせる物質が作られにくくするという仕組みです
痛みの原因そのものが解消するわけではないです
いわゆる「対症療法」というもので、ツラい症状を抑えることが目的です
関節痛のよう長引くあをずっと痛み止めで抑え続けると、痛みの原因となっている無理な姿勢や負担といった、痛みがないからと無理をするとどんどん悪化してしまうこともあります
だからと言って痛みのせいで日常生活が送れないのではつらすぎでしょう
それぞれの痛み止めの特徴を知りうまく活用して根本的に対応していきましょう
飲み薬

頭痛、生理痛などの痛み止めと基本的には同じものです
一般的に処方されたり、薬局で買える鎮痛剤の主成分は
- ロキソプロフェン
- イブプロフェン
- アセトアミノフェン
- アスピリンなど
それぞれに特徴があり、内服薬は即効性があるけど、胃腸障害などが起こりやすいので、毎日飲むことはやめよう
湿布薬

シートに薬剤が塗布されていて、貼り付けておくことで、痛みを止める成分が徐々に皮膚から吸収され、局所で直接痛みを抑えます
消化器を経由しないので、胃腸障害などは起こりませんが、痛みが取れたからといって無理は禁物です
あくまで対症療法なので痛くなった原因を考えることが大事です
今回筆者はこのロキソニンテープに救われた・・・
塗り薬

概要の痛み止めには、直接患部に塗ったり、吹き付けたりするものなどいろんなタイプがあります
ゲルやクリーム状のものは的確に患部に塗りやすく、液体タイプはベタつかないので広範囲に濡れるのがいいところです
繰り返して使うスティックタイプなどもあります
何も消炎鎮痛成分が皮膚を通過して吸収され、直接痛みや炎症を抑えます
関節痛を改善する成分
世間では関節の痛みを治す薬やサプリメント、健康食品などが溢れかえっています
テレビや雑誌でもよくみる「関節成分」というもの・・・
どれが効くのか?
なぜ効くのか?
と思う人も多いはず
そんなことを解説していきますよ
あとは、成分によって、また製品によっていろんな種類があります
- 医薬品
- 医薬部外品
- 健康食品
これらのものは医療機関で処方されることもあります
しかし、口から入った成分は胃で消化され吸収さるので、基本的には軟骨や関節周りの組織の材料となるタンパク質をしっかり食べることが重要です
食べるのが大変な人はやっぱりプロテインだね
グルコサミン
体のあらゆる部分にある、糖とアミノ酸が結びついた成分で、特に関節軟骨の構成成分の一つです
多くの商品出回っていて、減量がエビやカニなので、甲殻類アレルギーのある人はやめておきましょう
プロテオグリカン
プロテオグリカンは糖とたんぱく質の複合体で、体を構成する成分の一つ
いろんな種類があり、軟骨に多いのはアグリカン
軟骨全体の約15%を占めると言われている
グルコサミンが編成してこのプロテオグリカンになります
酒の鼻軟骨などに多く含まれ、これらを原料にした健康食品も市販されています
コンドロイチン
コンドロイチンとは、サメなどの軟骨に多く含まれるネバネバとした物質のことです
ムコ多糖類の一種で食物繊維の仲間です
適度な水分を保持する力があり、膝関節の潤滑剤として軟骨を守る働きをしています
医薬品として承認されているものと、健康食品として売っているものがあります
コラーゲン
人の体にあるタンパク質のおよそ30%がコラーゲンで、皮膚や骨、軟骨、腱などを構成しています
結合組織を強化する働きがあるとされ、食用とするゼラチンはコラーゲンを変成させたものです
基本的に動物性食品に多く含まれ、特に骨や軟骨、スジなどに多いですが、食べたらすぐに軟骨になるわけじゃないので勘違いしないように
ヒアルロン酸
体のさまざまな部分で構成する成分で、糖の一種が結合したものです
水分維持の働きが高く、皮膚の潤いも軟骨の潤滑液もヒアルロン酸の恩恵です
水を含むと粘度がアップしてクッション性が生まれるのも特徴です
ひどい関節痛ではヒアルロン酸を局所に直接注射する治療法もあります
ビタミンB群
直接間接を構成するもんじゃないですが、神経伝達物質の正常な働きを助ける働きがあります
腰椎や頚椎がズレでその中を通る神経が圧迫されて起こる関節痛や、末梢の神経が傷ついて起こる関節痛では、神経の修復作用が痛みを和らげる手助けをしてくれます
食事から摂るのが一番でサプリメントで補うこともある
アミノ酸
アミノ酸はタンパク質を構成する成分で、このアミノ酸のつながり方で、種類の違うタンパク質になります
口から摂取した食べ物は、消化され、一度このアミノ酸の状態になって吸収され、再びたんぱく質に合成されます
関節はもちろん、筋肉や皮膚の健康維持にタンパク質が重要なのはこのため
関節の痛みを減らすには体調管理も大事
関節痛の対策は痛みの原因を取り除くことですが、原因の一つに体重の負担もあります
体重を軽くするだけで痛みが軽減する人も結構いるのも事実
特に下半身の関節痛は体重と関係がありすぎるくらいです
筆者が診ている患者さんでも痩せたら結構この症状改善するんじゃね?って人が結構います

最初は剣心と同じ動きができてたけど・・・

軽量級の剣心と同じように動いて自重で膝をやってしまう間抜けな尖角・・・
けどこれってみんなやってるやつなんすよ
重たい人がダイエットを急激に始めて膝や腰を故障してしまうということは結構あるあるなのです
内臓や体脂肪、そして頭の重さまで含めた上半身の重さを股関節が受け止め、両足に伝え、膝はその重さを受け止めながら立ったり歩いたりしています
関節がすり減ったり、変形しているところに思い体重がかかればそこに負荷はかかります(尖角みたいに)
なので股関節や膝の痛みを楽にするには、症状の改善と一緒に、体重の管理が重要なポイントとなるのです
単純に重さが減ればそれだけ負担が減るのです
体の重さを軽減する時のポイント
体重管理の基本は食事の改善ですが、関節痛の人の体重管理におすすめなのが「軽い糖質制限と軽いカロリーコントロール」です
関節が痛くて太っている人は大体糖質の摂りすぎです
何にも食べていないという人もいますが、それはウソではなく本人それをカウントしていないからです(記憶にない、無意識で食べてる)
糖質制限といっても完全に主食を無くすというわけではありません
軽くご飯やパンなどを減らし、タンパク質の多い肉や魚、乳製品、大豆などのおかずを増やします
この方法のメリットは、タンパク質が骨や関節、軟骨の材料になるアミノ酸をたくさん含むことです
余ると脂肪になってしまう糖質を減らし、骨や関節を作るタンパク質を増やすことが重要です
もう一つ付け加えておくと、糖質は糖化といって、体内でタンパク質と結びついて、AGE(終末糖化産物)という悪玉成分に変わります
AGEは組織の老化を進め関節も老化します
糖質の多い食事を続けていると・・・
- 太る
- たんぱく質不足になる
- 関節に負担になる
いいことが一つもない
食生活のバランスを見直して関節痛対策に活かしましょう
糖質を抑えるためにおすすめ食材
肉

肉はアミノ酸がバランスがよい
タンパク質が効率よく摂取できるのでおすすめ
たんぱく質量が多い赤み肉や鶏胸肉がいいです
魚

魚は良質なタンパク質が摂れる上に、EPAやDHAなど、健康維持に役立つ成分やコラーゲンなども豊富です
卵

卵はタンパク質が豊富な他、卵黄レシチンなども豊富である。コレステロール神話は崩れたので気にせず1日3個は食べたい。
大豆製品

豆腐や納豆、油揚げ、高野豆腐、豆乳など・・・
日本人に身近な大豆製品はかなり優秀な植物性たんぱく質です
さらに、大豆レシチンやイソフラボンなど老化を予防する成分も豊富である
牛乳など乳製品

牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品はタンパク質が豊富で手軽に摂れます
よほど体に合わない場合以外はいい感じに体に作用します
きのこ、野菜

食事は栄養バランスが大事
ビタミンや食物繊維が豊富な食材で摂取した栄養素を効率ようく使える体を作ります
まとめ
関節痛に使う痛み止めはあくまで対症療法で、根本治療とセットである
関節痛に聞く成分は、医薬品、医薬部外品、健康食品などがある
関節の痛みを減らすには体重管理が大事で糖質を抑えたタンパク質をしっかり摂る事が重要
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
書いてる人 
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。
人生は、冒険だと言うこと忘れてはいけない。楽で安全で安心な冒険はない・・・