がんについて考える「治療編」

さて今回は長きにわたって解説してきた「がんシリーズ」の治療編です

もうがんになっちゃった人はしょうがないですが、大前提でがんは予防して検査してできるだけ歳をとってからなる方がいいです

まだがんになっていない人は今回の記事を見て「治療法の種類」「各治療法のメリットやデメリット」などを知ってもらえると良いかなと思います

もうなってしまった人は「治療法の選択肢を増やして検討」ということになりますかね

そうとう進行してない限り速攻手術なんてないですから専門医の意見を聞きつつしっかり考えましょう

それでは今回も最後まで心して刮目しつつぜってぇみてくれよな!!

その他の記事はこちら

目次

  1. いいお医者さんの探し方
  2. 医者に手術を促されても少し待つ
  3. 放射線治療とは?
  4. 抗がん剤とは??
    1. 抗がん剤を使う理由
    2. 抗がん剤治療すべき?
  5. 免疫療法とは?
  6. がんの攻略法総まとめ
    1. 予防編
    2. 検診編
    3. 治療編
  7. まとめ

いいお医者さんの探し方

出典「ブラックジャック」手塚治虫
出典「ブラックジャック」手塚治虫

どうせ治療してもらうならいいお医者さんに治療してもらう方がいいと思うのはみなさん異論はないと思います

いいお医者さんといったら「ブラックジャック」「ゴッドハンド輝」「医龍(朝田)」「ドクターK」などが挙げられます

しかし、手術で特別な技術が必要なのは、「心臓のバイパス手術」「脳の手術」くらいで「がんの手術」はある程度の技術と経験があれば問題ありません

高齢者はかなりテレビのことを信用してしまうけど・・・

ネットやテレビの医者の評判は参考程度にしましょう

では、どうやっていい医者を探したらいいのでしょうか?

それは、「がんを診断してもらった先生に『先生だったら誰の手術を受けたいですか?』と聞く」です

これが、その地域で活躍している腕のいい医者を見つけるコツです

風のことは風に問え・・・

「医者のことは医者にきけ・・・」です

ちなみに腕のいいお医者さんは必ずしも大病院にしかいないというわけでもありません

地方の中規模病院でもたくさんいます

日本人は大手の企業や看板に意識が引っ張られやすいので、知名度の高い病院を選ぶ傾向にあります

大病院だと、患者が集中するのでマニュアル通りの対応になってしまいやすいです

なので、術後ケアが良くなかったり、手術を受けたらすぐ退院してくれなんて病院も多々あります

地元の病院だったら通いやすいし、そんなに混んでいないので気楽に手術を任せることができます

術後ケアもしっかりしていることが多いし、そういう病院にも働き盛りの40代で経験豊富な医者はいます

それにしても医者マンガって面白いなぁ・・・

医者に手術を促されても少し待つ

そう・・・あわてないあわてない出典「スラムダンク」井上雄彦
そう・・・あわてないあわてない
出典「スラムダンク」井上雄彦

タイトル通り「手術を促されても少し待つ」を実行した方がいいでしょう

なぜ?

がんが見つかった時「すぐ手術した方がいい、詳しくは入院してから話しましょう」と担当医が入ったとしましょう

大病院はマニュアル通りに処理しますので、よほど変わった人じゃないと病院の言われるがままにサインして、手術になっていくでしょう

日本の医者は手術をする傾向が強いので、外科の先生が治療法を決めるから、手術を選びがちになります

しかし、手術で臓器を切り取ってしまったら、もう戻すことはできなくなります

なので少し待ちましょう

めちゃくちゃ進行してしまってるがん以外は1ヶ月くらい猶予があるようですので落ち着きましょう

ちなみに手術の主なメリットはこちら

・昔からある治療法なので膨大なデータがある
・医者が患部を直接みて、がんを切除せきる
・近くに転移していた場合は、一緒に切除できる

手術に決めるポイントは「リスク」「後遺症」をよく聞いて納得できたらサインしましょう

がんではないが、筆者は簡単な手術だからといって動けなくなってしまった友人を知っている・・・

後遺症も結構あることを理解しましょう

がんの手術をするということは、自分の体の組織を一部切り取ることですから当たり前のように後遺症が残ります

手術の後遺症の一例・・・

・食道がんは手術をすると、1日4回から5回に分けて食事を摂らないといけないし、体重がめっちゃ落ちる

・大腸がんの手術をすると、排便障害になることもある

・子宮がんは手術をすると、足が浮腫むことがある

・脳の場合は知的障害や運動障害になることがある

などなど、手術を選択すると生活の質が落ちてしまうというリスクがあります

結構みんな簡単に手術を選択していますが、これは難しいことです

手術するなら、患部を切ってしまうので、再発の心配がありません

放射線治療なら、臓器を残すから後遺症が少ないし、費用が安い

手術を勧められたら放射線医に

放射線を勧められたら外科医にセカンドオピニオンをもらうなどして判断しましょう

ちなみに、手術直前で手術を受けたくなくなったら直前でもキャンセルできるみたいですよ(めっちゃ怒られるけど)

でも、自分の命のことですからそんくらい言ってもバチは当たらないし、自分で決めないと悔いが残ります

出典「ワンピース」尾田栄一郎 悔いを残すな
出典「ワンピース」尾田栄一郎

放射線治療とは?

放射線治療
イメージです

放射線治療は、がんに向けてマシンから放射線を発射してがんを死滅させる治療である

昔は人間がやってたから患部に当てるのが難しかったらしいですが、現在は性能が上がってコンピュータ制御でがんの患部を正確に捉えてくれるのでよろしいようです

そういった機械があるのはがんセンターや大きな病院というわけでもない・・・

病院というのは7割が赤字と言われています

なので、大病院では最新機器がなかなか買えなくて、古い機器でも、まだ使えれば使おうとします

これらの最新機器で治療を受けたい場合は、ネットで調べたりがんセンターなどの医療機関で聞いてみるといいでしょう

抗がん剤とは??

抗がん剤治療
イメージ

抗がん剤と聞くと、辛い闘病生活・・・そんなイメージですが

抗がん剤は「分裂するスピードが速い細胞を殺してくれる薬」です

これを使えば、がん細胞は分裂が早いから死にます

しかし・・・

殺してしまうのは、あくまでも分裂が早い細胞だから、がん細胞以外の細胞も殺してしまってそれが副作用になるのです

がん以外の細胞で死ぬ細胞は?

「毛根」・・・髪の毛は細胞分裂が早いので、抗がん剤が作用してしまい、その影響で髪の毛が抜けてしまいます(よくテレビで見るやつ)

「粘膜」・・・口の中を怪我すると治りが早いと思います。これは粘膜の細胞分裂が早いからで、抗がん剤治療を始めると口内炎ができることが多くなる。
 食道や胃の粘膜にも作用することがあり、吐き気や嘔吐を繰り返すことになります。
 腸の粘膜がやられると下痢になります

「骨髄」・・・こちらも24時間血液を作っているので影響を受けやすい

ちなみに、抗がん剤の副作用は「使ってみないとわからない」です

お酒を飲んでも良い方が違うように、抗がん剤も人によって作用が全く違うのです

抗がん剤を使う理由

なんでこんな危険なものを使う必要があるのか?

それは、がんが1ヶ所のうちは手術で切除するということもできます

しかし、全身に転移してしまうと一つ一つ手術するわけにいかなくなるからです

なので、抗がん剤治療をしないといけない場合があるのです

しかも、抗がん剤だけの治療で大きな成果は期待できないという特徴もあります

手術前に抗がん剤治療をして、がんを小さくしてから切るとか、手術と組み合わせて使うケースがあります

しかし、もしメリットが少ないなら断ることも考えましょう

抗がん剤の副作用を和らげる方法としては、「サプリメント」があります

例、グルタミンというアミノ酸を毎食後に10グラム服用する方法

(アメリカのMDアンダーソンというがんセンターなどの超一流の病院で使われている抗がん剤の副作用を減らす方法らしい)

ちなみに日本の病院はサプリメントはあまり信じていないので自分でサプリメントは購入して自分で飲まないといけません

抗がん剤治療すべき?

抗がん剤が「効くがん」「効きにくいがん」

①完治が期待できるもの・・・急性白血病、ホジキンリンパ腫、精巣がんなど
②延命が見込めるもの・・・乳がん、卵巣がん、大腸がん、一部の肺がんなど
③延命があまり見込めないもの・・・食道がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がんなど
④効果が期待できないもの・・・甲状腺がん

①のがんは、がん患者全体で見たら10%にも満たないマイナーながんなので、つまりは「大半のがんにおいては、抗がん剤では、がんを小さくできても、完全に治すことは期待できない」といえます

抗がん剤をすすめられたら「使った場合と使わない場合の違いを主治医にしっかり聞きましょう」

抗がん剤を使う理由としては延命が目的です

例えば、抗がん剤を使ったら1、2ヶ月延命できるがどんな副作用が出るかわからないと言われたとします

そしたら、副作用と戦ってでも延命をするのか?

それとも副作用を避けて1、2ヶ月早く死ぬか・・・

という判断をする必要があります

これは個人の価値観の問題のなので、手術の時と同じようにセカンドオピニオンの医者に相談したり、がん病棟や化学療法外来のベテランナースに話を聞いてもらったりして冷静に判断しましょう

抗がん剤治療以外の選択肢としては「放射線治療」を選択した方がいい場合もあります

転移したがんでも、大きいのを放射線でピンポイントで照射すれば小さくなります

それだけでも何ヶ月単位で延命が可能です

もちろん放射線治療にも副作用がありますが、被曝した場所だけなので抗がん剤のように身体中に影響があるようなこともありません

免疫療法とは?

出典「ワンピース」尾田栄一郎 エンポリオ治癒ホルモン
出典「ワンピース」尾田栄一郎

免疫療法とは?

がんに対する免疫を強化する治療法なので、がん細胞だけを殺すことができます

免疫療法には主に「リンパ球療法(細胞免疫療法)」「樹状細胞ワクチン療法」があります

人間の体はウイルスや最近などを免疫が攻撃する仕組みを持っています

しかし、がんはもともと自分の細胞だったから、免疫であるリンパ球が敵だと判断できなくて攻撃してくれません

その時に「樹状細胞」が作動してがん細胞を敵と判断できるようになりがんを攻撃することができるのです

手術は体を切ってがんを切る治療です

でも、切ってしまうから術後の生活に支障が出てしまいます

放射線は体の外から放射線を当ててがんを殺します

でも、放射線が当たる近くの正常な細胞も殺してしまいます

抗がん剤は、分裂の早い細胞を殺します

でも、がん以外の細胞も傷つけてしまいます

「免疫治療というのはがんに対する免疫を強化する治療法だからがん細胞だけを殺すことができます」

ネットなどでは免疫療法はあまり効かないという評判もありますが、最近では結構効くやつも出てきているようです

じゃあなんでそんないいものがさっさと世の中に出回らないのか?

簡単にいうと

「抗がん剤が売れなくなるから・・・」

利権ですね・・・

抗がん剤は保険が適用されますが、元がかなり高いので病院も製薬会社も儲かります

なんかのドラマで製薬会社の営業がお医者さんを銀座で接待してるのを見たことありますが、あれって嘘かと思ってたらほんとにあったりするのねぇ・・・

免疫療法を受けたい場合はそういうのをやっているクリニックや病院があるので探さないといけません

ちなみにお値段も結構高いです(1サイクル5回くらいで200万くらい)

ほんとに助けたいならいくらでもお金出しますよね

まぁこれはマンガだけどそんくらいの覚悟がないと・・・出典「ブラックジャック」手塚治虫 高額医療費
まぁこれはマンガだけどそんくらいの覚悟がないと・・・
出典「ブラックジャック」手塚治虫

三大治療(手術療法、放射線治療、抗がん剤治療)がいまいちダメな状態なら「免疫療法」というのを検討してみるのもありかもしれません

※注意事項、あまり効果のない樹状ワクチンの方が多いので、免疫療法を受ける時は医師にきちんと生存曲線などのデータを見せてもらうことを勧めます

何はともあれ、やっぱり予防してできるだけ歳をとってからがんになることが一番重要ですよ

がんの攻略法総まとめ

まとめ

まず・・・大前提

日々の生活習慣を整えて「がん」にならないようにするのと同時に「検診」を定期的に受けて早期発見をする「2段構え」でがんで死ぬのを防ごう

予防編

・喫煙者はタバコをやめよう。副流煙にも気をつける。
・野菜も肉も魚も食べてバランスの良い食生活を心がけよ。
・塩分はほどほどに。
・お酒は1日1合(缶ビールロング缶1本)くらいに。
・1日1時間程度のウォーキングをしよう。マラソンなどの激しい運動はほどほどに・・・

検診編

・主要ながんの検診を中心に1年に1回(50歳までは2年に1回)受ける。
・人間ドッグでも検査の内容によっては、初期癌は見つからないこともある。
・自治体が行っている制度を利用すると、健診の費用が抑えられる。

治療編

・治療法はセカンドオピニオンをもらって慎重に決める。
・医者とは仲良くしよう。
・簡単に手術しないで、放射線治療なども選択肢に入れよう。
・手術する際、腕のいい医者は、他の医師やベテランナースに聞いて探す。
・抗がん剤は延命治療のため、自分の人生観や死生観で選択しよう。
・漢方やサプリメントなど補完治療を利用するのもあり。
・がんが進行した時は第4の治療法「免疫療法」もあり

まとめ

がんの一般的な手術はブラックジャックみたいな先生じゃなくても十分治療できる

いい医者の見つけ方は、かかりつけの医者に「先生だったら誰の手術を受けますか?」と聞くといい

大病院に行かなくても地元の中規模病院にも優秀な先生はいて、術後のケアがいい場合が多い

手術は臓器を切ってしまうので、どんな後遺症が残るか事前に聞いて判断しよう

手術直前でどうしても手術が受けたくなくなったら怒られるけど、事情を説明した上でしっかり謝って断る

がんセンターだからといって最高の治療が受けられるとは限らない

放射線の最新機器は人体への負担が少なく、精度も高い

抗がん剤はがん細胞だけじゃなく普通の細胞にも作用する

副作用が強い

抗がん剤はしばらくすると効かなくなってしまう

抗がん剤の副作用を和らげるサプリメントは病院では処方されないので自己負担

抗がん剤が効くがんと効かないがんがある

いきなり抗がん剤治療をするのではなく、放射線治療という選択肢も検討しよう

三大療法の次に注目されている免疫細胞療法はがん細胞だけを攻撃する

免疫細胞療法は標準治療じゃないので保険がきかない

がんは予防が一番楽でお金もかからないからまだがんじゃない人はそちらに注力した方が良さそうですね

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

参考文献

書いてる人            

広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。

運気を良くしたいなら今すぐ部屋を綺麗にするといい。部屋の汚い人、散らかったままの部屋では幸運もやってこない・・・

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