タンパク質の基本を再確認しよう
タンパク質ってなんじゃろな?
さんざんタンパク質について書いてきて
「一度基本に立ち返るひつようがある」
そう考えて再びタンパク質について勉強し直してみました
今回はそんなタンパク質についての知識を再確認して、脂質と糖質ばかり摂っている人は意識してタンパク質も摂取してほしいと思います
それでは最後までお付き合いください
目次
タンパク質の種類は10万種類
フリーザの戦闘力は53万ですが、我々の体内に存在するたんぱく質の種類は10万以上あるといわれています
食品に含まれる様々な栄養素は、体に吸収されて主に次のような働きをします
①エネルギー源となる
「エネルギー産生栄養素」(糖質・脂質・たんぱく質)のうち優先的に使われるのは、吸収されてから最も早くエネルギーに変わる糖質ですが、糖質が不足すると脂質、たんぱく質もエネルギー源となります
②体の組織を作る
筋肉や内臓、皮膚など、体の組織を形作るときにもタンパク質が不可欠です
例えば筋肉では、水分を除いた重量の約80%はたんぱく質でできており、ほとんどたんぱく質の塊です
③体の機能調整・恒常性維持
体の機能調整・恒常性維持のために働く酵素、ホルモン、抗体などもたんぱく質の仲間です
以上のことからもわかるように、体内のたんぱく質は1種類ではありません
例えば・・・こちら参照
これらの他にも、たんぱく質はあらゆる場所で私たちの体を作っています
体内にあるたんぱく質の種類は、10万種類以上もあると言われています
体のたんぱく質は約80日、筋肉は約180日で半分チェンジする
年齢や性別に関係なく、生きているかぎり新陳代謝は起こります
タンパク質も例外ではありません
体のタンパク質の総量はほぼ一定で、通常は大きく変動することはありません
私たちの体の中で、たんぱく質は絶え間なく分解・合成され、新しく生まれ変わっているのです
このようなシステムを「ターンオーバー」といいます
ターンオーバーによってたんぱく質の半量が入れ替わる期間がありますが、たんぱく質はこの半量気が短い(新陳代謝が盛んである)という特徴があります
体全体ではたんぱく質の半量期は約80日です
肝臓(10〜20日)、腎臓、心臓、消化管(24時間)などの内臓などは入れ替わる期間が短い
これに対して筋肉や骨では半量期が長めで、筋肉は約180日、骨は1年と言われています
これにはたんぱく質の劣化のしやすさが関係があるようです
たんぱく質は活性酸素の影響で簡単に変性してしまいます
そうなると本来の機能が発揮できなくなるので絶えず分解・合成を繰り返します
しかし、分解されるのは古い異常タンパク質だけでなく、まだ新しく正常なものも含めてランダムに行われます
たんぱく質は分解により少しずつ失われていきます
たんぱく質を日々食品から取り入れる必要があるのはそのためです
たんぱく質は体内にためれないので「毎日摂取」
食品から取り入れた糖質や脂質は、余分になれば体脂肪として蓄積されます
しかし、タイトルにもあるようにたんぱく質の場合、余分が出るとその多くはエネルギーとして消費されたり、尿として排出されたりしています
一部は体脂肪にもなりますが、たんぱく質はほとんどためておくことができない栄養素なのです
また、たんぱく質は「ターンオーバー」によって少しずつ失われていきます
一方で失われているのに外から補わずにいれば、部品であるアミノ酸が不足し、タンパク質を作ることができません
すなわち、筋肉や綺麗な肌や髪の毛ができないということです
体内のタンパク質量を維持するためには、毎食コンスタントにタンパク質を「供給」する必要があるのです
一昔前と違ってタンパク質を摂取しようと思ったらコンビニなどで簡単に手に入るのが現代のタンパク質事情です
日本では古来より、魚のなれずしや身欠きニシン、高野豆腐などの保存食品があります
現代では、さらに手軽に、いつでもどこでも誰とでもタンパク質を補える時代になってきました
特にここ数年では、高タンパク食品がたくさん商品化され、コンビニやスーパーの売り場に並ぶようになりました
サラダチキンや鶏のささみ、大豆の加工食品、タンパク質を高配合した機能性食品も手に入りやすくなっています
出先でたんぱく質不足を感じるようなことがあったら、これらをうまく利用すればあなたもマッチョ間違いなしです
プロテインがマッチョだけでなく一般人こそ必要
「プロテイン」といえばたんぱく質のことですが、一般的には、タンパク質が主成分の粉末状の栄養補助食品のことをいいます
粉末を水に溶いて飲むプロテインは、主にスポーツ選手やボディビルダーがトレーニングで傷んだ筋肉を修復し強くする目的で飲んできました
通常の食品で大量にたんぱく質を摂ろうとすると、脂質や糖質も一緒に摂ることになりカロリーオーバーになってしまいます
しかしプロテインは、一般人やシニアにこそ利用価値が高い食品であるといえます
利用方法は、小腹が空いた時のおやつ代わりなどにプロテインを摂れば、カロリーを抑えながらタンパク質を摂ることができます
たくさんの食事ができなくなった高齢者のたんぱく質不足も、手軽に解消できます
最近のプロテインは飲みやすく、味の種類も豊富です
水にも溶けやすく、最近では混ぜる手間すらかからないカップや紙パック入りのプロテイン飲料もあるので、活用するといいでしょう
しかし、自分のとるべきたんぱく質の目標量を知り、普段の食事との合計で摂りすぎないように注意が必要です
まとめ
たんぱく質は10万種類以上存在していて命を繋いでいる
たんぱく質は新陳代謝が盛んで、体のタンパク質は約80日、筋肉は約180日で半分入れ替わる
たんぱく質は体内にためておくことができないので毎日とろう
プロテインをうまく活用して手軽にたんぱく質を摂取して健康に
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
書いてる人
広島県の福山筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために今まで数千人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。最近とっても首元が寒いのでワークマンでネックウォーマーを買った(300円)^^
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