知っておきたい股関節のケガ

女性 フィットネス

昔のスポーツ選手は、怪我に強いものだけが生き残っていました

練習量も半端ない、トレーニングのやり方もはちゃめちゃで今とは違ったことが常識とされてきました

その影では、練習に耐えれなかった優秀なスポーツ選手がたくさんいたに違いありません

そんなスポーツ選手が陥りやすい、股関節周りの怪我や障害を今回は紹介していく記事になっています

股関節は肩関節と同様「球関節」なので色々な方向に動く自由度の高い関節です

股関節 骨盤 解説

それゆえ、一般の人も痛みが出やすい部分でもあるので気をつけたいところです

みんなで知識の共有ができれば幸いです

今回の記事でわかること

・股関節の痛みの原因がわかる

・痛くなったときどうしたらいいかがわかる

以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください

目次

  1. 大腿直筋損傷
  2. 内転筋損傷
  3. ハムストリング損傷
  4. 上前腸骨棘剥離骨折
  5. 関節唇損傷
  6. 座骨結節剥離骨折
  7. 下前腸骨棘剥離骨折
  8. 弾発股
  9. 梨状筋症候群
  10. 大腿神経障害
  11. 外側大腿皮神経障害
  12. 陰部神経障害
  13. まとめ

大腿直筋損傷

大腿四頭筋 筋肉 解剖

よく起こるスポーツ、サッカー・アメフト・ラグビー

股関節の動きを止めるために筋肉がブレーキをかけるような働きをしたり、ぶつかるようなスポーツで太ももが相手と接触した時なんかに起こりやすいケガです

急激な痛みを感じて、接触が原因の場合は内出血や歩けなくなることもあります

処置としては「アイシング」などで冷やして安静にして病院へ

内転筋損傷

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よく起こるスポーツ、サッカー・馬術・チアリーディング

脚を開く、細かいフットワークをよくする競技に起こりやすいケガです

恥骨から大腿部の内側までの場所が、触ったら痛かったり、突然疼き出したりします

時間が経つと、内出血なんかもあったりする

痛くなったらやっぱりアイシングと安静を心がけましょう

ハムストリング損傷

大腿四頭筋 筋肉 解剖 内転筋 ハムストリングス

よく起こるスポーツ、バスケットボール・サッカー・短距離選手

猛烈なダッシュなど、負担がかかりすぎると筋肉が損傷します

こちらはハムストリングではなくふくらはぎですが参考に

突然激しく痛み出しますよ

さらに再発することが多いのできちんと治すことが重要です

治るまでには時間と忍耐が必要な場所です

上前腸骨棘剥離骨折

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よく起こるスポーツ、サッカー・短距離走・野球

バッティングで股関節を動かした時、ジャンプやダッシュなどで起こりやすい

骨盤の上部、上前腸骨棘に付着する「縫工筋」「大腿筋膜張筋」が収縮することで付着部が剥離骨折してしまいます

急に股関節周りが痛み出して、歩くのが辛くなります

急激な筋肉の収縮で起こることが多いですが、弱い収縮の繰り返しで起きる場合もあります

そんなときは、練習の量を抑えたり、患部を冷やすようなケアをしていく必要があります

関節唇損傷

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よく起こるスポーツ、野球・バドミントン・バレエ

股関節内の骨盤側に、大腿骨の骨頭を包むようにしてあるのが「関節唇」です

股関節を安定させて、滑らかな動きを作ります

しかし、激しい圧がかかったり、股関節の曲げ伸ばしの繰り返しで圧迫されて、亀裂が入ります

股関節を曲げた時に痛みや違和感があります

レントゲンでは映らないので、痛みや違和感が続く場合はMRIの検査も必要になります

座骨結節剥離骨折

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よく起こるスポーツ、体操・野球・ハードル競技

陸上のハードル動作、サッカーのシュート動作の時によく起こる

ハムストリングスは骨盤最下部に位置する座骨結節とくっついていて、ここが剥がれて骨折が起きる

大腿の後面が痛むが、痛みの程度が軽かったり、歩いたりできたりします

肉離れかな?と勘違いしてしまうことも多いので注意が必要です

下前腸骨棘剥離骨折

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よく起こるスポーツ、サッカー・空手・キックボクシング

蹴る動作が原因となることが多いです

下前腸骨棘には太ももの筋肉である大腿直筋が付いていますが、この部分に剥離骨折が起こります

股関節周辺に突然激しい痛みを感じて、歩くのが難しくなります

準備運動不足、疲労の蓄積などでも起こるので、休養や日々のケアが大切です

弾発股

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よく起こるスポーツ、ウエイトリフティング・バレエ・中長距離走

太ももの外側にある腸脛靭帯が何度も何度も使われて張ってしまって、内側の大腿骨の出っ張り(大転子)に擦れるようになります

動かすたびに、コリコリと音がすることが多く、痛みが出ることもあります

消炎剤などを使って炎症を抑えます

ストレッチなどでケアをすることが重要です

よく起こるので注意が必要

梨状筋症候群

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よく起こるスポーツ、アイススケート・クライミング・バイク

李常勤は骨盤の仙骨と大腿骨の出っ張り(大転子)をつなぐ筋肉で脚を開いたりする時に使う筋肉です

ここが運動で過度に使われたりすると、この筋肉の下を通っている坐骨神経が圧迫され、痺れが発生する

酷い時にはSiriから足の末端までの麻痺が起こります

予防方法はストレッチかなぁ・・・

大腿神経障害

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よく起こるスポーツ、サッカー・アメフト・ラグビー

股関節の前側を走る神経が大腿神経です

たまに、外側から直接圧がかかることによって障害が起きることがあります

痺れがあり触ると痛いです

脚が伸ばせなくなったり、長期に及ぶと大腿四頭筋の筋力が低下して、運動能力が低下します

処置は患部を圧迫して冷やす

外側大腿皮神経障害

大腿四頭筋 筋肉 解剖 内転筋 ハムストリングス

よく起こるスポーツ、サッカー・ランニング・バスケットボール

骨盤の上前腸骨棘の下側を通って、太ももの外側を走る近く神経がこの外側大腿皮神経です

運動での他に、パンツの腰部や、腰痛ベルトをきつく締めていたりしてもおきます

知覚神経なので痺れるもののなんだか気になるものです

腰の部分を締め付けすぎないようにしましょう

陰部神経障害

陰部神経障害 女性

よく起こるスポーツ、乗馬・バイク・野球

バイクや乗馬などのライディング動作などで、股間にあるイン部神経が圧迫されて起こりやすい

股の付け根がぴりぴりと痺れたり、触ると鈍い痛みを感じたりします

肛門周辺にある括約筋や、臓器を支える骨盤底筋群に異変が起きます

生殖器にも影響を与えてしまうので、GO TO HOSPITAL(病院)へ行こう

まとめ

いかがだったでしょうか?

股関節のトラブルは意外と起こりやすいものです

そして、一回痛くなると結構痛みが気になったり、長期間続いてしまうこともあります

股関節の痛みはさっさと対応していかないと、色々な動きの要となるところなので他の部分に痛みが広がってしまうのです

今回の記事を参考にして早め早めの対応で怪我の予防を心がけましょう

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

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書いてる人            

広島県の福山市で空手をしながら日々達人になるために体のことを研究している国家資格を持つ柔道整復師。著者自身も試合に出てその経験を踏まえて日常生活に落とし込み快適な生活を誰でも送れるように体の使い方や考え方を発信している。人は変えれないから自分が変わるのが一番手っ取り早い^^

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