腰痛を治療していて感じることを書いてみた〜解決法は最後に記載^^
腰痛はつらいよ
気持ちわかります
つい最近「ぎっくり背中」になってその気持ちを思い出しました
治療家として、腰痛の方をたくさんみさせてもらっている中で、みなさんが誤解しているであろうことを簡単にまとめてみました
沢山の患者さんを診てきているので分かることを書いていきますので今回の記事で腰痛についての理解を深めてもらえればと思います
・腰痛は腰だけが原因ではないことがわかる
・腰痛は生活習慣を見直すことが必要であるということがわかる
・腰痛の解消法がわかる
以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください
目次
〇〇だけしたら腰痛は治るというものではない
「〇〇するだけで腰痛は治る」というタイトルの書籍が並んでいるのを見ると、ついつい手に取ってみてしまいます
腰痛に苦しんでいるひとにとって、この言葉はかなり魅力的に感じられるかもしれません
だが、大体の場合、本をめくっても画期的な方法は載っていません
よくある腰痛の体操やマッサージなどが掲載されているだけです
腰痛はなかなかの曲者で、たった1つの方法で全てが解決するということはほとんどありません
人間の体や生活習慣は個人個人で違うので、すべての腰痛がその方法で治るということはありません
思い返してみてください
自分が腰痛で動けなくなった時に、全く同じ条件で腰痛になったでしょうか?
ある時は、スポーツ中に傷めたり
ある時は、仕事のストレスで長時間座っていて傷めたり
ある時は、寝起きになんとなく体を動かして傷めたり・・・・
同じようなことで負傷する人もいるかもしれませんが、どれも時間も原因も違ったものではなかったでしょうか?
ここで、腰痛を水道のホースが詰まって水が出ないということに置き換えてみます
水を出したいのであれば、どうして水が出ないのか原因を探る必要があります
ホースのどこかが詰まっているのか?
どこかに穴があいて水漏れが起きているのか?
そもそも元栓が閉まっているのでは?
そうしたことを探っていかないと、水を出すことはできません
原因がわからずに解決するのは難しいです
たまたま結果が出ることがありますが、あくまでレアケースです
腰痛もそれと同じで、原因をしっかりと探っていく必要があります
その時に大切なのは、「原因は1つではない」ということです
例えば、骨盤の傾きに問題があり、それが腰痛の原因になっているが、精神的なストレスがあることで痛みが増幅している、という人がいたとします
この人の腰痛を解消するためには、骨盤を正常な状態に戻すことと、精神的なストレスを軽減するためのアプローチが必要です
腰痛の原因は人それぞれ
腰痛の原因は一つにあらず(大体合わせ技です)
真実はいつもひとつじゃない
腰痛だから腰が悪いというわけではない
腰の痛みで治療をしているとその患者さんは腰以外の部位が機能していないことが多いです
なので、私は腰をほとんど触ることなく、「足」や「頸」なんかを施術していることが多いです
そんな時に「痛いのは腰なんだけど、なんでこの先生は腰を触ってくれないのだろう・・・」と、思うことがあると思います
その疑問を解消するために説明が必要になります
腰痛の原因が必ず腰の痛いところにあるのなら、話はわかりやすいのですが、なかなかそう単純ではありません
ではなぜ、離れた部位の異常が腰の痛みの引き金になっているのでしょうか?
みなさんご存知ないかもしれませんが、実は人間の体は全て繋がっています
何を当たり前のことを言っているんだと思われますが、大事なことなのでもう一度
「実は人間の体は全て繋がっています」
面白い実験で、おでこにテーピングを貼るだけで体を前屈しやすくなるという方法があります
これは、おでこの皮膚をテーピングで緩めることで繋がっているその他の体の皮膚が緩んで前屈しやすくなるという方法です
こんな感じで、ある部位に起きた異常が、離れた部位に影響を及ぼしてしまうことは治療かあるあるなのです
特に腰は、人体の要なので、脚や骨盤や背骨などの影響が現れやすいです
腰が痛いことに囚われ過ぎずに、木を見て森を見ずにならないようにする必要があります
腰痛は腰が原因でないことが多い
腰は人体の要、その他の部位の影響をもろに受けるので痛みが出やすい
腰の痛みに囚われずに全体を見よう
メンタルが腰痛の原因の場合もある
体の不調は
「感情を含めた心の問題」
「細菌やウイルス、寒さや暑さなどの外から来る原因」
「食べ過ぎや飲み過ぎ、働き過ぎなどの自分の問題」
などがあります
腰痛はこのどれもが当てはまります
特に細菌多いと感じるのは、タイトルにもあるようにメンタルが深く関わっていることが多く感じます
メンタルの影響によって、体にさまざまな不調を引き起こします
健康な脳は、セロトニンなどの痛みを和らげる物質を出しています
ところがストレス状態が長く続くと、セロトニンの分泌が減ってしまい、脳が痛みを強く感じてしまうのです
そして精神的なストレスは自律神経に影響し、筋肉を緊張させ、血流が低下することで腰痛の原因となることがわかっています
こんな状態ならば、痛みが出ている部位を治療するだけでは腰痛を解消するための対処法として十分ではありません
痛みが出にくい体に調整していくのと同時に、ストレスを取り除くことも考えなければなりません
さらに、腰痛には内臓の働きの異常が関わっていることもよくあります
例えば、暴飲暴食なやストレスなどで胃腸の働きが低下したことが、腰痛となって現れることがあります
また、女性の場合には、整理などによるホルモンバランスの乱れも、腰痛の痛みを引き起こすことになります
腰痛の原因は多様
痛い筋肉のことを考えがちですが、メンタルや内臓に問題がないかを確認
自分の置かれている環境を、腰痛がない状態と比べて、客観的に考える必要がある
検査はあくまでも一つの判断材料に過ぎません
腰痛の人の約8割は検査をしても異常が見つからないと言われます
腰痛で整形外科を受診すると、画像検査が行われます
レントゲン、CT、MRIなどが行われます
しかし、これらの検査をしても、腰部の異常が見つかるのはわずかな人でしかありません
私の経験からも異常が見つからない人の方が圧倒的に多いように感じます
だからと言ってそこに異常がないのかと言ったら嘘になります
ここで考えるべきなのは「画像検査で映し出せることには限界がある」ということです
ラジエーションハウスみたいに天才的な目を持っていたら別ですが、なかなか画像だけで原因を探ることはできません
そこで必要なのが、画像診断と併用して、実際に触ったり動かしていって原因を探ることです
実際痛いのは間違いないので、疑わしいものを1つ1つ潰していくことが必要になってきます
この際、患者さん本人にも協力が必要となってきます
全く運動をしなかった人は軽く歩くところから始める
生活習慣が不規則な人は生活習慣を見直す
好きなものを好きなだけ食べていた人は栄養バランスを考えて暴飲暴食をやめるなどのアプローチが必要です
急に痛みが出たわけではなく、徐々に痛みが出てきているはずです
体の小さなSOSを無視し続けてきた結果が現在の痛みを引き起こしているとしたら、少し体の声を聞いてあげることが必要です
自分の体は乗り換えの効かない一生ものの乗り物なので大切にしましょう
画像診断は判断材料の一つに過ぎない
異常なしと言われても解決しないので画像診断を元に整骨院などで運動痛や触診をしてもらいましょう
その際、自分の生活習慣や食事内容が乱れていないかも合わせて見直す必要がある
まとめ
腰痛の原因は人それぞれ
腰痛の原因は一つにあらず(大体合わせ技です)
腰痛は腰が原因でないことが多い
腰は人体の要、その他の部位の影響をもろに受けるので痛みが出やすい
腰の痛みに囚われずに全体を見よう
腰痛の原因は多様
痛い筋肉のことを考えがちですが、メンタルや内臓に問題がないかを確認
自分の置かれている環境を、腰痛がない状態と比べて、客観的に考える必要がある
画像診断は判断材料の一つに過ぎない
異常なしと言われても解決しないので画像診断を元に整骨院などで運動痛や触診をしてもらいましょう
その際、自分の生活習慣や食事内容が乱れていないかも合わせて見直す必要がある
腰痛の対処法はこちら^^
色々あるから参考にしてね
筆者のプロフィール
筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために今まで数千人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。腰痛はつらいよ・・・
YouTubeや他のSNSは下記のリンクから^^フォロー拡散して頂けると作者が喜びます^^