練習をするときは「なぜ?」が大事

マンガや映画でよくあるシーンで、弟子が師匠の言いつけを守って訳のわからない修行をして、結果的に強くなるという場面があります

ドラゴンボールなどでも畑を素手で耕したり(手刀を鍛える為)、牛乳配達したり(足腰やスタミナの鍛錬)ということまではわかります

ドラゴンボール 修行
出典「ドラゴンボール」鳥山明
ドラゴンボール 修行
出典「ドラゴンボール」鳥山明

しかし「ベストキッド」などのワックスをかけてワックスを拭き取るのが空手に役に立つというのは流石に「なんで??」ということを思わないといけません

今回はその「何故それをやるのか?」ということにスポットを当てて根性でやるトレーニングについて解説していきたいと思います

今回の記事でわかること

・トレーニングをする上での指導者と選手の取るべきマインドがわかる

・根性のトレーニングに意味があるのかがわかる

・根性トレーニングのメリットがわかる

以上のことについて解説していこうと思いますので最後までお付き合いください

目次

  1. なぜそれをやるのか?
  2. 根性の1000本ノックは意味あるのか?
  3. まとめ

なぜそれをやるのか?

疑問符、知識、質問、記号、記号、マーク

どんなトレーニングをするにも根拠があるべきです

部活などで、指導者は生徒に対して「このトレーニングをやれ」といった時に、「なぜそのトレーニングをするのかの理由と根拠」を明確に持っていないといけません

そして、その理由や根拠をいつでも生徒に説明できる状態でなければなりません

 また、生徒の方も、指導者やコーチに「このトレーニングをやれ」と言われた時に「なぜ?」と訊けるようにしなければなりません

10回3セットやるなら、「なぜ10回3セットなのか?」と理由や根拠を質問するようにしないと、トレーニングは合理的かつ効果的なものになりません

そうすると、日々のがんんばりも成果に結びつきやすくなり、パフォーマンスを向上させて成功していく選手が増えていくのではないでしょうか?

さらにいうと、指導者とのコミュニケーションもしっかりとれて意見交換できるので怪我やメンタルの落ち込みを防ぐことができます

根性の1000本ノックは意味あるのか?

冨樫源氏 根性
出典「魁!!男塾」宮下あきら

根性といったら「魁!!男塾」です

根性というものは果たして必要なのか?

根性や粘り強さは、めちゃめちゃ苦しい壁だって不意に何故かぶち壊す勇気をパワーが湧いてくるものです

そのためか、指導者やコーチはつらさや困難にめげることなく根性を出してトレーニングする姿勢を重視する人が少なくないです

しかし、根性の大切さを学ばせるトレーニングは非合理的なスタイルになることが多いです(特に男塾では・・・)

たとえば、1000本ノックなんかもその一つです

プロ野球のキャンプなんかでやっている地獄の1000本ノック

マスコミサービスの一環でやっているのかもしれませんが、非常にハードなトレーニングです

実際、1000本打つ方も体力が入りますし、時間もかかります

なので本当に1000本こなすのは無理なのですが、300〜500本ノックくらいなら、高校野球の練習でも行われていることが多いです

そのノックを受けた選手は、ヘロヘロになり最終的には動けなくなるまでやります

野球だけではなく、陸上なら100本ダッシュ、サッカーなら100本シュートなど、回数をこなして鍛錬をしようという「根性メニュー」はわりと存在しています

竈門炭治郎 修行
出典「鬼滅の刃」吾峠呼世晴

鬼滅の刃でもヘロヘロになったその先で大岩を切るという根性練習のシーンがあります

みなさんはこのような根性メニューをどう思うでしょうか?

根性で頑張った先に余計な力みが抜けて自然体での動きを掴む良いトレーニングだと思うのか?

それとも、ただたくさん回数をこなすだけで無意味なトレーニングだと思うでしょうか?

このようなトレーニングも、やる前に「体力や持久力アップが目的、メンタル面を鍛えるのが目的ですよ」というふうに目的を持ち事前に伝えてやるなら全然OKであり効果的です

選手もそう思ってやり切った時には、やり切った感が出てモチベーションも上がったりします

しかし、技術練習がメインであるなら根性練習はあまり向かないような気がします

長時間激しい運動をすると、しんどくなってフォームが崩れて無理な姿勢で運動を行うことになります

マンガのように余計な力みが抜けて最大のパフォーマンスが引き出されるといったことになることはないのです

なので結論としては、「体力や持久力アップが目的なのか?テクニック向上が目的なのか?をはっきりさせる必要がある」ということです

私は根性は大事という気持ちいっぱいです

結局スポーツの面でも仕事の面でも最後には「根性」が決め手になることがまぁまぁあります

力が拮抗しているもの同士が競い合えば、根性のある人の方が勝つ可能性が高い

男塾 冨樫源氏 根性
出典「魁!!男塾」宮下あきら

たびたび出てくる冨樫源氏ですが、彼は根性だけでオリンピッククラスのマラソン選手にギリギリの敗北を喫している・・・(ちなみにレースの途中おばあさんを病院に連れて行っている・・・)

普段の練習で幾多もの死線を乗り越えていくだけの経験を積んでいたら、粘り強さ、忍耐力、挫折しても乗り越える力が身に付きます

なのでこういった意味不明なトレーニングもたまには必要です

たまにね・・・

根性練習はあくまでも普段のメニューのマンネリ化を防いだり、ロジカルなトレーニングの効果を引き立たせるためにスパイスみたいなものであります

なので「根性」「気合」一辺倒の練習をするのではなく、「何故それをするのか?」の理由や根拠をしっかり考えて合理的な発想で決めていかないといけません

感情論だけで、根拠も意味もないトレーニングを強要するのは、指導者も選手もメリットがありません

根性練習というスパイスを絶妙に効かせつつ普段の練習で生かしていきたいものです

ちなみに筆者も山籠りをした際大岩を斬って鬼殺隊の試験を受けにいきました^^

辻英辰 岩を切る 筆者
山籠り中、大岩を木刀でぶった斬ることに成功した筆者の貴重な一枚

まとめ

今回は根性の練習について解説していきました

まずどんな練習でも「何故それをするのか?」「その回数をする根拠は何か?」ということを指導者が説明できなければならない

同時に選手も何故それをするのか?をわからない場合は聞かないと効果的な練習はできないしコミュニケーションがとれない

それらを踏まえた上で根性に重きを置いた練習も、メンタル強化やフィジカル強化やマンネリ化を防いだりする目的で必要となる

根性練習はあくまでメインではなくスパイスであることを忘れてはならない

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

参考文献

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筆者のプロフィール

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筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために今まで数千人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。根性根性ど根性、男塾は今の時代に必要だと思います^^

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