がんについて考える(がん告知編)

出典「ファイナルファンタジーⅦ」スクエアエニックス
「がんの告知なんて興味ないね」
そういう若い人もいるでしょう
いやいや
若くてもがんになるし、自分の親などががんの告知を受けるという場面に遭遇することも結構あると思います
そういう時に自分はどういうふうに立ち振る舞えばいいのか?
それを知ってても損はしないと思いませんか?
そんなこれから起こるであろう出来事について勉強していこうというコンセプトの今回の記事です
人間は知らないものに対してはものすごく恐怖を抱きます
しかし、知ってしまうとそうでもないというのが人間です
人間は練習できる生き物です
そんなわけで前回の記事を見ていないという人はこちらも見た方がいいかもしれませんね
それでは今回も最後まで心して刮目しつつぜってぇみてくれよな!!
目次
がんの告知をされたらどうする?
医者ががんの告知をするときは本人にはいわない・・・とそんなふうだったのは結構前のお話です
昔は家族には話して治療を本人に隠しながら行うということをしていたようですが、現在は本人としっかりと話をして治す病気になったようです
患者の「知る権利」が守られる時代となったのです
しかし、これが他人事だからまだ冷静にこうして記事にできるのですが、いざ自分ががんを告知されるとどう思うでしょうかねぇ
告知される年齢にもよるでしょうが、若かったり人生の絶頂期だったりするととてもショックが大きいことが予想できます
実際自分ががんと告知されると、「すぐ死ぬ」「めちゃ痛い」などなど考えてしまってうつ状態になるかもしれない・・・
筆者は筋トレしまくってがんを殺すかな(笑)
まぁ、そんなこと言ってられるのも今が健康だからであって実際その場にいたらそんなこと思えないだろう・・・
では、がん告知のショックを和らげるにはどうしたらいいのか?
一つは、「がんの告知を聞きに行くときは誰か家族などと一緒に聞きに行く」こと
誰かいるという事は安心だし、がんの告知のショックで気が動転してしまって、医者の説明を聞き逃す心配も減ります
では、家族がいないという人は・・・
「とりあえず一旦家に帰って考えましょう」
一人で聞いているとどうしても気が動転してしまうでしょう
なので、治療方法は医者に言われてその場で決めるのではなく、一回帰って冷静になりましょう
そしてまた別の日に気持ちを落ち着かせて治療のお話をしに行くといいでしょう
仕事でストレスをためすぎたから・・・
酒やタバコがいけなかった・・・
などと言った原因探しをしてもしょうがありません
そうではなく、どうやってがんと戦うのか?という問題解決の方に意識を向けたほうが良いと筆者は考えます
実際、がんの告知でショックを受けた人でも1〜2週間くらいでショックを抜け出せるようです
周りの人は話を聞いてあげるだけで十分です
特にアドバイスをするでもなく話を聞いてもらえるだけで人間は楽になるものです
まぁ、がんにならないにこしたことはないので、今この記事を読んだあなたは筋トレしましょう

まだ余命なんて信じてるの?
余命って実際告知されるのでしょうか?
私の知っているがんになった人は余命は言われなかったようです
実際余命というものは、医者が経験をもとになんとなく決めているのでほとんど信憑性はないようです
ちなみに医者が余命を言うときは「余命を短く言う傾向がある」とだけ言っておきましょう
理由は、もし余命よりも早く死んだらクレームになるからだとか・・・^^;
だからといって自分から余命を聞くのもあまりお勧めできません
余った命と書いて「余命」

出典「幽遊白書」冨樫義博
がんになったからと言って人生が終わるわけではなく、そもそも人間は死ぬ生き物ですからがんになる前から死ぬことを意識して悔いのない人生を送ろうとそう誓う筆者であった・・・
自分の家族ががんになったらどうするか?

出典「ワンピース」尾田栄一郎
これも自分自身と同様で、あまりにも若い時期になるとなんとも言えませんが、ある程度の年齢になってからのがんだと「まぁ、しょうがないな」という気持ちになります
それじゃ、家族ががんになった場合はどう接したらいいのでしょうか?
家族ががんになった場合、家族が本人の代わりに医者との連絡係になったり、治療法を調べてあげるといいかもしれません
理由は、医者から見ても患者との間に入って客観的な立場で治療法を見られる人がいると、治療が進めやすくなるからです
がんの宣告をされた人は精神的に追い詰められて、まともに治療法を判断できなかったり、医者とのコミュニケーションができなくなることがあります
家族に心配をかけまいとして、治療を我慢してしまう人もいます
そうすると、治るもんも治りませんよね
ちなみに家族が気をつけるべきことはこちら
・無理しすぎない
・がん患者の家族に干渉しすぎない
無理をしすぎないことはなんでも大事です
家族かがんになると本人くらい家族も大変です
特に治療がうまく行っていないときは、家族の死という精神的なショックと看病による肉体的な疲れでぶっ倒れることもあります
そうならないためにも、誰かと交代してケアするなどして、人に任せられるときは任せて自分も休むということが重要です
がん患者の家族に干渉しすぎる人というのは中途半端に知識のある人に多いようです
「医者の治療法にあれこれ口を出す」
「融通がきかない」
そんな人は要注意です
前向きになっている患者に対して否定的になるのは良くないので、医師と相談しつつ大抵のことは多めに見てあげた方がいいと思う筆者であった
ちなみに、一生独身で過ごす予定で家族のいない場合はどうしたらいいのか?(これ今日一番重要ですよ)
なんと言ってもこれからはソロで生きることがマジョリティですからね
お勧めなのは、「同じがん患者と話すようにする」という方法です
がんじゃない人にいくら「大丈夫だから、頑張りましょう」と言われても「あなたはがんじゃないから自分の気持ちなんてわからないでしょう・・・」と思ってしまいますよね

出典「カイジ」福本伸行
エスポアールの安藤守の「必ず救い出しますから・・・」くらい薄っぺらい言葉に聞こえます(ちなみにこの後安藤守はカイジを裏切ってます)

出典「カイジ」福本伸行
なのでがんの先輩から話を聞くのは精神的な支えになるし、気持ちがわかるのでお互い励ましあえますし、治療の情報も交換できます
がん患者と知り合うには??
どうやらがん患者同士が交流する「患者会」というものがあるらしい
内容は様々で、がんの勉強会、音楽鑑賞会や温泉旅行などがあるようです
ちなみに欧米はボランティア精神が旺盛なので盛んに患者会が行われているが、日本では少ないようです・・・
ググったら結構たくさん出てくるので気になる人は覗いてみるのもいいでしょう
まとめ
がんの告知はなるべく一人で聞かずに家族と聞く
がんの告知後しばらくはショックを受けるが、ショックはやがて抜け出せるから心配するな
余命は聞くとショックがでかいので聞かない方がいい
大体の医者は余命は短めにいうのでそんなに信じなくて良い
家族ががんになったら、医者と患者の架け橋になり、治療法などの相談に乗ってあげよう
家族のがんのお世話で自分が倒れてしまわないように、人にパスできるところはパスしよう
がんになった家族とはちょうどいい距離感で接する(干渉しすぎない)
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです


書いてる人 
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。
誰かから真似される人になると運を引き寄せられる。あなたの挨拶の仕方、しゃべり方、所作や動き、礼儀正しさや品など、本当に素敵なら周囲の誰かが真似をする。真似をされないような誰も憧れないような生き方を避けるといい・・・

出典「外道の歌」渡邊ダイスケ