それダメ!!脳に悪いことを考える③
今回も前回、前々回の続きであり最終章です
決してサボっているわけじゃないよ
まだ他の記事を見ていないという人はこちらを見た方がいいかもしれませんね
それでは今回も最後まで心して刮目せよ
目次
喫煙
最近ではタバコを吸う人は化石化しています
ほとんど見かけることがなくなっているといっても過言ではない
一昔前ならタバコを吸うと、それまでに比べて計算課題の成績が上がることがあったと言います
タバコを吸うことで仕事が捗るというのは気分的なものではなかったという実験もあります
さりとて、タバコを吸って仕事の効率が上がるというのは研究対象の人の成績のベースラインがそもそも低いという話を知っておかないといけません
単にタバコを吸って初めて定常状態に持っていけるだけのことなのです
依存してしまうというのはそういうことです
それがないとやっていけないというのは、それがあって初めて最低限の仕事が成せるということです
そういうわけで最初からわかっていると思いますが、脳のためにも依存を脱却するに越したことはないのです
ちなみに依存といったら、コーヒーにも同じことが言えます
カフェインは両用物質で、脳が過剰に興奮している場合は鎮静作用を促し、逆に脳がぼんやりしている時は覚醒スイッチをオンにします
その時の脳の状態によってどっちに転ぶかわからないギャンブル的嗜好品です
リラックス目的や着付けの作用を狙ってここぞという時に飲むなら問題ないでしょう
しかし、1日に5杯も6杯も飲むというのであればタバコやお酒と同じく完全な依存状態です
あなたは今、タバコやコーヒーがないと仕事ができない体になっていませんか?
徹夜する
徹夜が体に悪いことはみなさんご存知の通りでしょう
徹夜で仕事をしたり、徹夜で勉強したりしたことがあるという人も中に入るでしょう
そんな徹夜で良い結果を得たという人は多くはないです
実際筆者も学生時代徹夜でテスト勉強しましたが、一向に身についていないどころか、大した点数も取ることができなかったことを覚えています
最近では、
「日中頭に入れたことはその晩の深い睡眠中に強化される」
ということがわかっています
知識だけじゃなく、技の習得という意味でも同じことがいわれています
キーボードをある順番で叩くという実験で、あるタイミングで1度目にテストを行い、その12時間後にもう1度テストをするという内容です
普通は2度目のテストで数%上がります
ところが間に睡眠を入れると約20%成績が上がったというのです
この結果から最近のスポーツ業界では、昼間特訓して間に昼寝を挟む、あるいは夜しっかり眠るということが、最大の上達方と言われるようになってきました
スポーツ選手が寝る前の練習日記をつけている時の脳を調べると、運動野や体性感覚やが活発に・・・
働いていることがわかります
その後ぐっすりと眠ることで技の定着が促進されているのではないかと言われています
「あれ」「これ」で話す
情報を一時的に保ったり、一定の時間内の短期記憶のことをワーキングメモリと言います
このプロセスには前頭葉や頭頂葉などが関与すると言われていて、会話や読み書き、全ての日常生活はこのワーキングメモリーがないと成立しないです
最近こんなことはないでしょうか?
以前に行って美味しかった記憶のある店の名前が思い出せない
テレビでよく見る芸能人の名前が出てこない
歳をとると固有名詞が記憶から引っ張り出せず、何でもかんでも「あれ」「これ」「それ」「あの人」「あそこ」といった私事名刺を多用してしまいます
ここで先ほど述べたワーキングメモリを思い出してください
ワーキングメモリーに収められる情報のかたまりのことをチャンクと言います
1日のうちで思い出せなかった「あれ」や「これ」をひとまずワーキングメモリーに置いておき、一生懸命思い出そうとします
または、家に持ち帰って調べるなどをする
これは、脳のトレーニングとして非常に意味があります
問題はこの情報のかたまり(チャンク)が多すぎる場合です
人がキープできる情報のかたまり(チャンク)は3つか4つくらいです
5つも6つも思い出せないことがあって、そのたんびに必死になって記憶を辿ることはストレスにしかならないので、脳が覚えれるのは3つくらいだと思って気楽にいきましょう
ネガティブな話を聞く
脳のワーキングメモリーに留めておける情報のかたまり(チャンク)は3〜4個くらいです
もしも同時並行的に5個や6個も仕事を抱えているという人は、無意識に緊急度や重要度の高い3つと、その他という括りで情報を分けているのです
脳のメモリーには限界があるので、そうでもしないとパフォーマンスが落ちてしまう可能性があるからです
パソコンでもたくさんウインドウを開いた状態で操作するととても動きが重くなることがありますよね^^;
ある実験で、
1回目は普通にテストを受ける
2回目はとてもプレッシャーがかかった状態でテストを受ける
そんな実験がありました
そのプレッシャーは「成績が良かったらお金がもらえる」といったポジティブなものであろうと、「成績が悪かったら死ぬ」のようなネガティブなことであろうとどちらにしても1回目に比べて成績が下がったというものでした
これに対して、プレッシャーを受けた後、今抱えている不安を紙に書き出してもらい、テストに挑んだグループは明らかに1回目のテストより成績が上がったと言います
この実験が意味するところは・・・
・ワーキングメモリには限界がある
・そのため余計なプレッシャーを受けることで脳の容量が喰われる
・結果パフォーマンスが落ちる
・でも不安を紙に書き出す(脳外へ吐き出す)ことでメモリに空きができる
・プレッシャーからの解放
というわけなのです
このプレッシャーの対策方法は、「紙に書き出す」ということです
紙に書き出すということは、情報を脳の外に出すということです
不安を書き出すことで脳のメモリに空きができればパフォーマンスは上がるのです
お酒を飲んでいる時などで、友人の愚痴を聞いていると、なんだか妙に疲れてしまうのはこれと同じ理屈です
愚痴によってさまざまな脳のメモリーが食われてしまっているのです
失恋をしたときや、上司に叱られた時、パワハラを受けた時などもこれと同じく脳のメモリーが食われています
そんなプレッシャーを受けた時は、脳に溜め込まずにすぐに紙に書き出してアウトプット(脳外へ吐き出す)する癖をつけましょう
まとめ
タバコを吸ったり、コーヒーで仕事のパフォーマンスを上げるというのはよろしくない
ちなみにタバコによりパフォーマンスが上がるというが、もとよりそんなに高いパフォーマンスじゃない人が普通のレベルになるくらいなのでやっぱり依存から抜け出すことが必要
徹夜は勉強や仕事をやった気になるだけで最悪の方法
日中頭に入れたことはその晩の深い睡眠中に強化される
スポーツの現場でも同じで、昼間にトレーニングをして軽い昼寝を入れたり夜にしっかり眠ると競技のレベルも上達を最大化できることがわかっている
歳をとるとなかなか人の名前や行った場所を思い出すことができなくなる
これを思い出そうとしたり、家に持ち帰って調べると脳に非常に良い
しかし人間がキープできる情報のかたまり(チャンク)は3つくらいなのでたくさん記憶できないからといってストレスを溜めないようにしよう
脳のワーキングメモリに留めておける情報のかたまりには限界がある
これが多いと仕事ができなくなる
さらに良いプレッシャーでも悪いプレッシャーでもどちらにしてもこの影響でパフォーマンスが下がる
そんな時は不安や原因を紙に書き出してアウトプットすることで脳のメモリに空きができてパフォーマンスが上げろ
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
書いてる人
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。朝早く起きるには夜早く寝る。精神的に安定したい人は①軽く運動をする②早寝早起き③タンパク質を中心に栄養摂取!
(番外編)お金が貯まる人の特徴
・支出を把握している(貯金=収入ー支出だから)
・財布の中身が綺麗(財布の中身が少ないと管理がしやすい)
・大人になっても勉強している(単純に得なことを知り損なことを防げる)
・一点豪華主義(手頃なものをたくさん買って散財するより、いいものを一つだけ買うことで結果お金が貯まる)
・(いい意味で)人目を気にしない(見栄には終わりがない、他人を軸に考えると満足度も低い)
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