「肥満になるとなっちゃう病気」パート③

肥満シリーズもいよいよパート③になりましたよ

まだ読んでいないという人はこちらも見た方がいいかもしれませんね

今日も肥満の悪口(デメリット)をたくさん書いていきますよ

今日と明日で一応この肥満シリーズをひとまず終えますので、もうしばらくお付き合いください^^

こんなに書いているのに対策しない人は・・・

もはやお手上げです・・・

目次

  1. 肥満の悪影響⑥胃腸の不調
  2. 肥満の悪影響⑦生理不順・不妊
  3. 肥満の悪影響⑧認知症
  4. まとめ

肥満の悪影響⑥胃腸の不調

胃痛 女性
胃がーーーー・・・

内臓脂肪が増えると、インスリンや血中脂質などに影響を与えるだけでなく、内臓脂肪それ自体が邪魔になる、という面も見逃せません

内臓脂肪の働きは、内臓の周りについて内臓を固定する役割がありますが、あまり付きすぎると内臓を圧迫して働きを邪魔してしまうのです

例を出すと、胃を圧迫すると、胃がうまく動けなくなり、本来腸へ送り出すべき食べ物や胃酸が食道へ逆戻りしてしまう場合があります

食道は胃と違ってさんに弱いため、胃酸が逆流すると粘膜がただれてしまいます

これが逆流性食道炎です

そして、腸を圧迫すると、食べ物を消化しながら出口に向かって押し出すという動きが妨げられ、便がうまく出ず便秘になったりします

女性の場合は子宮や卵巣の周りも内臓脂肪がつきやすいので、これにより腸が圧迫されることでも便秘が起こりやすくなります

その他には、下腹部の内臓脂肪が膀胱を圧迫する場合も要注意です

膀胱が圧迫されると尿をしっかり溜めることができなくなり、頻尿につながります

また、尿の通り道が圧迫されて尿が出にくくなる場合もあります

こうなると、夜中に何度もトイレに起きることになり睡眠の妨げになります

ちなみにこの現象は男性に多く見られます

女性は膀胱の上部に子宮があり、膀胱よりも子宮が圧迫を受けやすいためです

肥満の悪影響⑦生理不順・不妊

女性 お腹

肥満の女性に多いのが、生理不順や不妊だといわれています

肥満と関係なさそうな両者ですが、内臓脂肪が増えてインスリンが過剰になると生殖機能に影響を与え、生理不順や不妊を引き起こすのです

具体的な悪影響の例

排卵障害が起こる・・・排卵自体がしにくくなり、その結果月経期間が長くなったり無月経になったりする。いわゆる生理不順状態になる。

多嚢胞性卵巣症候群・・・卵胞がなかなか育たず排卵がうまく行われない疾患で、卵胞が卵巣にたくさん貯まり続けることからそう呼ばれている。インスリンが高濃度になると男性ホルモンが増加し、この男性ホルモンが卵胞の発育を抑制して排卵を妨げる。ニキビや多毛といった現象を伴う場合あり。

卵子の質の低下・・・卵子の質が低いと受精しても胚(発生したばかりの生命)がなかなか育たず、うまく着床しないことが多くなります。こうして妊娠が成功しにくくなり、不妊になる。

生理不順や不妊で悩んでいる女性は、肥満なのであれば肥満を解消することで改善するかもしれません

肥満を解消することは、見た目を変えるだけじゃなく、れっきとした不妊治療なのです(痩せすぎるとまた不妊の原因となるので注意)

肥満の悪影響⑧認知症

老人 認知症
ここはトイレじゃないよ

認知症というと、「歳を取ったら誰でもなる」「高齢者の話」だと安心していませんか?

実は、認知症は肥満の人ほど発症しやすいことが明らかになってきています

米国とスウェーデンの研究によると、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症に該当する人はそうでない人と比べて認知症のリスクが上がるようです

特に、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症全てを満たすメタボリックシンドロームの人は、一つも該当しない人に比べて6倍認知症のリスクがあると言われています

認知症で最も多いアルツハイマー型認知症においては、該当する人のうち約60%が内臓脂肪が多かったということです

おまけにメタボリックシンドロームの人は、認知症を発症すると認知機能の低下が早く進むとも言われており、ほんとにデメリットしかない状態です

なぜ肥満が???と思うでしょ?

肥満と認知症の関係でもインスリンが関係しているのです

アルツハイマー型認知症は、アミロイドβというタンパク質が脳の神経細胞に蓄積することで発症すると考えられていますが、内臓脂肪が増えてインスリンの効き目が悪くなるとこの蓄積が早まってしまうのです

また、脂肪細胞から分泌された悪玉物質がアミロイドβの蓄積を促進するのも、原因と考えられています

認知症の仕組み

まとめ

普段は内臓の周りに適度な内臓脂肪がついて内臓を安定させるが、脂肪がつきすぎると内臓を圧迫し働きを邪魔する

内臓脂肪が増えてインスリンが過剰になると生殖機能に影響を与え、生理不順や不妊を引き起こす

生理不順や不妊で悩んでいる女性は、肥満であるならそれを解消することも不妊治療になる

認知症は肥満の人ほど発症しやすい

肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症に該当する人の認知症のリスクは普通の人の6倍になる

肥満が認知症を招く原因は、インスリンの効き目が悪くなり脳の神経に蓄積するアミロイドβが増えてしまうから

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

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書いてる人            

広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。病気になる前に気をつけたらいいのに・・・

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