ダイエットの誤解〜糖質制限結論編

ダイエット特集「糖質制限ダイエット3部作」もついにここいらで完結です

まだ読んでいないという人は以下の記事を見てから今回の記事を読むとより一層深く理解ができると思います

結果だけ知りたい人はまとめを見ると手っ取り早く今回の結論がわかります

それでは最後までお付き合いください^^

目次

  1. 糖質を摂らなければ脂肪が燃えるのか?
  2. 糖質制限ダイエットの歴史と落とし穴
  3. 糖質制限ダイエットが短期で痩せる理由
  4. 糖質制限ダイエットはやっぱりリバウンドするのか?
  5. まとめ

糖質を摂らなければ脂肪が燃えるのか?

出典『機動新撰組 萌えよ剣』 エンターブレイン
出典『機動新撰組 萌えよ剣』 エンターブレイン

前回の続きですが、前回はきんグリコーゲンの量が少なくなると疲労が強くなるという話をしました

どのようにこの、筋グリコーゲンを回復するのかというと速やかな糖質の摂取です

過剰な糖質制限ダイエットでは、この部分に関しては「体は必要な糖質を食事に頼らず体内で作って血糖値を一定にする仕組みがある」としています

これはおそらく肝臓などで主に行われる「糖新生」の仕組みのことを言っているのでしょう

血糖値が低下したときに、乳酸やアミノ酸などの糖以外の物質から糖を作り、血糖値を維持する仕組みです

極端な糖質制限ダイエットを推奨する人は、アミノ酸からできているタンパク質も自由に摂取できているから、アミノ酸は体内に十分存在し、血糖値が低くてもアミノ酸を材料にして糖新生が起きて糖を作ってくれるから問題ない、と考えているようです

簡単にいうと・・・糖質を摂らなくてもプロテインをたくさん飲んでいるから筋肉を分解してエネルギーを作っていても大丈夫、ということです

しかし、糖新生が起こるには一定の条件が整う必要があります

運動をしているときは興奮しているので、血糖はもともと低下しにくいのですぐに糖新生がはじまるとは考えにくいことになります

しかし極限に糖質を制限しているので、体の中にガソリンがない状態だからどこかから燃料を捻出しないといけない状態です

そうなると普通の状態よりは糖新生は活発になる可能性はあります

その証拠に、動物実験で糖質制限を行うと、糖新生が起こる主な臓器である肝臓が肥大していることが確認されています

臓器が大きくなるということは、過度の負荷が臓器にかかっているので良くない兆候です

単純に「体はエネルギー源として糖質(血糖)→脂質(体脂肪)の順番で使用する。食事から糖質をとっている間は食事の糖質が最初に使われるから脂質(体脂肪)が燃えにくい。だから糖質の摂取をなくしてしまえば脂質(体脂肪)が燃えて痩せる」という考え方は大間違いです

体はエネルギー源として、糖、脂質などを同時に消費し始めます

機械じゃないんだから順番に使うことはできないのですよ

ダイエット法はいろいろありますが、体の代謝系について都合の良い部分を抜き出して解釈するとそれらしく聞こえることがあります

しかしよくよく考えてみると体は人それぞれであって複雑、そう簡単に割り切れないのです(算数ではないのです)

出典「スラムダンク」井上雄彦
出典「スラムダンク」井上雄彦

糖質制限ダイエットの歴史と落とし穴

出典「HUNTER×HUNTER」冨樫義博
出典「HUNTER×HUNTER」冨樫義博

糖質制限はもともと欧米では1日の糖質摂取量の45%程度まで糖質を控えるダイエットのことを「糖質制限ダイエット」と言っていたようです

ざっくり食べすぎている人はいつもの半分にしようねくらいの感覚かな?

この方法は、1972年にみなさんご存知のアトキンス博士が発表したことによって広まりました

もともとアトキンス博士も100キロ近く体重があり、自ら糖質制限ダイエットをしたところ減量に成功し、その結果を一般向けに書籍として刊行したのでした

この糖質制限ダイエットの面白いところは、タンパク質と脂質は無制限に食べて良いところです

日本の糖質制限ダイエットもそういう傾向がありますが、このやり方は欧米ではとても受け入れやすいようです

なぜなら欧米の食事は、とにかく脂っこいものばかりです

フィッシュ&チップス、ケバブ、油まみれのベーコンetc

なので欧米の人は、パンやパスタ、甘いケーキやアイスが食べられなくても、脂っこい食事がとれればなんとか報酬系もごまかせて、糖質を制限することができるのです

しかしこれは大きな落とし穴があります

心血管系がやられるのです

太る&血圧が急上昇

こうなると運動で体重を落ちても血圧がもとに戻らないということが起こります

つまり脂質の過剰摂取は、心血管系を攻撃して、動脈硬化などを引き起こす原因になってしまうのです(そりゃそうだ・・・)

補足すると、アトキンス博士も減量には成功したものの、晩年にはうっ血性心不全と高血圧に悩まされていました

糖質制限ダイエットが心血管系に対して負担がかかりすぎて、死亡率を高める可能性は、学術論文として発表されています

妊婦や妊娠の予定がある女性が、ガッツリ糖質制限ダイエットを行った場合には、生まれる赤子に脊椎披裂や無脳症などの脳への障害を起こす可能性すらありますので注意です

糖質制限ダイエットが短期で痩せる理由

出典「ワンピース」尾田栄一郎
出典「ワンピース」尾田栄一郎

今まで散々糖質制限ダイエットの悪口?を書いていきましたが、短期的には効果があることは間違いありません

体重が減少して、血糖値が改善する、カロリー消費量が上がる、血管の弾力性が増すなどなど・・・

ただし、なぜ短期的に痩せるのかについてですが、「糖質をなくしたから」というわけではなさそうです

どうやら、総摂取カロリー量の減少が体重減少を引き起こしているということのようです

ざっくりいうと、糖質を制限してタンパク質を中心に食べると、食欲が抑えられて、結果的に1日に摂取するそうカロリー量が減るということです

つまりその実態は、「糖質制限ダイエット」ではなく「高タンパク質カロリーダイエット」だったということです

もう一つの理由としては、「食事誘発性熱産生の増加」です

「食事誘発性熱産生の増加」????

これは、ご飯を食べた後にやたら汗がダラダラ出たり体が熱くなったりするアレです

これは、食べ物を噛むときや消化・吸収するときに、内臓が動いて産生する熱がもとになっています

馬鹿にできないのは、この食事誘発性熱産生は1日のカロリー消費量のうち10%近くを占めているということです

糖質制限食を食べると、炭水化物より消化吸収に時間がかかります

その結果、食事誘発性熱産生が高まり、カロリー消費量が増加するのです

つまり糖質制限ダイエットの短期効果とは、結果的に、摂取カロリー量の減少と消費カロリー量の増加という当たり前の考え方で説明がつきます

糖質制限ダイエットはやっぱりリバウンドするのか?

出典「スラムダンク」井上雄彦 リバウンド
出典「スラムダンク」井上雄彦

このダイエット方法の問題点は、持続が難しいことです

糖質制限ダイエットの場合、リバウンド不可避であるということです

その原因としてはいくつか考えられますが、脳の報酬系がどうとかいうのは難しいので、簡単にいうと「人間は甘いものや炭水化物を食べたいから」です

だって美味しいんだもん♪

仕方ないですよね^^;

短期間でどうしても体を絞らないといけない人(ボディビルのコンテストや結婚式が近いなど)は糖質制限ダイエットは効果的かもしれませんが・・・

結果的に糖質制限ダイエットはおすすめできないというお話でした

まとめ

食べたい人はしっかりと筋トレや運動をして適度に食べていくのが賢いやり方ではないでしょうか?

自分にとって都合の良い部分を抜き取ってダイエットするのは危険

結局タンパク質をしっかり摂取して1日の摂取総カロリーを抑えるのが一番良い(もちろん運動をして)

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

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書いてる人            

広島県の福山筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために今まで数千人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。なんとか糖質制限ダイエットを終わらせれた・・・^^;

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