体にいいはずのビタミンCなどの抗酸化物質は有害なのか?
お肌のためにビタミンCやビタミンEなどのサプリメントを摂取している人というのは結構いると思います
だが、そんな抗酸化物質であるビタミンCやビタミンEが体に悪影響があるとしたら皆さんはどう思いますか?
結論としては「適量なら問題ない」です
- 抗酸化物質は体にいい
- 酸化物質(フリーラジカル)は体に悪い
そんなざっくりした考えがあると思いますが、なんでもいい面と悪い面があるのが世の中です
今回はマニアックな内容なので読むのは書き出しの結論だけでもいいんですが、マニアな世界を知りたい人は全部読むのもありなんじゃないでしょうか?
サプリメントについてはこちらにも^^
それじゃ今回も・・・

目次
- 抗酸化物質・ビタミンE・ビタミンCについて
- 酸化物質(フリーラジカル)は危険なのか?
- 抗酸化サプリメントはいるのか?
- 酸化物質(フリーラジカル)の効果とは?
- 酸化物質は筋肉に役立つ
- 抗酸化物質は筋発達の邪魔になるのか?
- まとめ
抗酸化物質・ビタミンE・ビタミンCについて

出典「グラップラー刃牙」板垣恵介
結論としてはビタミンEやCは、体にとって有害な酸化物質を除去する働きがあります
これは間違いないです
しばしばめっちゃトレーニングする人は大量の酸素を体内に取り込んでいるので、酸化反応によるダメージを受けやすいです
こういった人たちがいろんな抗酸化物質のサプリメントを定期的に摂取するのは、食事じゃとても補いきれない抗酸化物質を摂りこんで抗酸化作用を十分得るためです
そのため、健康のためにサプリメントで補う人も多いですが、実は運動をする人にとっては逆効果になる可能性もあるという研究があります
運動によって体に起こる酸化の作用は、体に良い変化をもたらす「刺激」にもなっており、それによって筋肉が強くなるなどの良い反応が出ることもあります
抗酸化物質を過剰にとると、その良い刺激まで打ち消してしまい、筋力アップなどの効果が出にくくなることがあるのです
何はともあれやっぱりなんでも摂取しすぎるというのは良くないです
ちょうどいいくらいがちょうどいいので自分の体調を常にチェックして、どれだけサプリメントや食事を摂取したら調子が良くなるかをチェックする姿勢が必要そうです・・・
酸化物質(フリーラジカル)は危険なのか?

結論としては酸化物質(フリーラジカル)はあまりない方がいい
体の中で発生する「酸化物質(フリーラジカル)」は、細胞や遺伝子を傷つける働きがあり、がんや老化、生活習慣病の原因になるといわれています
そのため、抗酸化物質(ビタミンCやEなど)は、体を守る役割があるとされ、多くの人が健康のために積極的に摂っています
抗酸化サプリメントはいるのか?

結論としては、人による
アスリートや健康志向の人がよくとる抗酸化サプリメントですが、体にとって本当に必要なのか?という疑問もあります
私たちの体は、普段の食事で十分な栄養を取っていれば、フリーラジカルに対応する力を持っています
つまり、特別な理由がない限り、わざわざサプリメントでビタミンを補う必要はないという考え方もあります
これもまたえげつないほど筋トレするとかいう人で、なかなか疲労が回復しない・筋肉の回復が遅いような気がするなどの状態がひどいなら抗酸化サプリメントを摂取するのもいいかもしれません
何にしても、やってみなけれわからないというのが実際の回答になりますかね^^;
酸化物質(フリーラジカル)の効果とは?

フリーラジカルには実は有益な効果もあります
中でも「免疫機能」に関するものがあります
免疫細胞の中には、細菌やウィルスなどの有害な侵入者に酸化物質(フリーラジカル)を浴びせることで殺すものもあるようです
さらに、酸化物質(フリーラジカル)は甲状腺ホルモンの生産にも関係しているようです
理由は、セレンなど一部の抗酸化物質を過剰に摂取すると、甲状腺ホルモンの産生が低下するという実験結果によっていわれています
なんでもいい面と悪い面があるので自分にとって得する方をとるといいと思います
酸化物質(フリーラジカル)は筋肉に役立つ

ある実験では、体の中でフリーラジカルが発生することで、「筋肉の成長をうながすホルモン(IGF-1)」の分泌が増えることがわかっています
つまり、フリーラジカルは悪いものというより、筋肉を強くするための「きっかけ」にもなるということです
抗酸化物質は筋発達の邪魔になるのか?

抗酸化物質が運動の成果にどんな影響を与えるかについて、多くの研究が行われています
抗酸化物質のサプリメントで運動効果を低下させてしまうという研究結果も出ています
だが、抗酸化物質についてマイナスの結果が出た実験の多くは、動物やインスリンの耐性が高い人を対象にしたものであったそうな
なので、以下の実験は健康な人を対象とした実験での結果です
ビタミンCとEのサプリメントをとっていた人たちは、運動による筋肉の成長があまり見られなかったという結果が出ました
とくに「持久系の運動(マラソンや自転車など)」をしている人では、筋力や持久力の向上がサプリを取っていない人と比べて少なかったというデータがあります
結論としてはこの実験では「めっちゃ鍛えてたから抗酸化物質の筋肉の発達を邪魔する作用が少なかった」ということです
結局これも人によるってことがわかりますね^^;
偉い大学の先生の研究でもよくわからないのだからそんなに気にしなくてもいいかなぁ・・・というのが個人の感想です
まとめ
ビタミンEやCは、体にとって有害な酸化物質を除去する働きがある
結論としては酸化物質(フリーラジカル)はあまりない方がいい
体の中で発生する「酸化物質(フリーラジカル)」は、細胞や遺伝子を傷つける働きがあり、がんや老化、生活習慣病の原因になるので基本的にはあまりない方がいい
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化サプリメントは人によって必要だったりするので、試しに摂取して適量を測ろう
酸化物質(フリーラジカル)は免疫細胞にも働きかける良い面もある
酸化物質(フリーラジカル)は悪い影響ばかりじゃなく筋肉の発達を促すきっかけにもなりうる
一般的に抗酸化物質は筋肉の発達を邪魔するといわれるが、個人の運動強度などで効果が変わるということで結局は個人の能力や運動量などによって結構変わるということが今の回答である
That’s all I want to say today
I love you for reading till the end
それじゃ・・・

書いてる人

著者近影
広島県の福山で筆者は国家資格である柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める美食家。
「道を尋ねられる人」は、人柄がいい。道を尋ねられるような生き方をしている人は、幸せなこと・・・
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