腎臓の老化を抑える習慣7選
肝腎要(かんじんかなめ)って言葉があるように人間の「肝臓」と「腎臓」は特に重要な臓器だといわれています
腎臓が老化すると、いくつかの重要な機能が低下し、体全体に影響を及ぼします
影響するものをざっくりいうと・・・
- ろ過機能の低下
- 電解質バランスの乱れ
- 血圧の調節が難しくなる
- 水分の調節がうまくいかなくなる
- ホルモンの調節に問題が生じる
- 骨の健康に影響が出る
まとめるとー・・・
腎臓の老化の問題は、全身の健康状態に深刻な影響を与えるってこと
じゃあ、どうしたらいいんですか?って問題を今回の記事と過去の記事で解決していこうっていうのが今回の趣旨です
腎臓のことなんて全く考えたことないよ・・・って人も今回の記事を参考にして腎臓を労ってみてはいかがでしょうか?
それじゃ今回も・・・
目次
- 外食を必要最低限にする
- アルカリ性食品を積極的に摂る
- ニンニクや瓜科の食品はもっと積極的に摂る
- 乳製品は嗜む程度に
- ナッツ、卵、ほうれん草はこまめに摂取
- タンパク質は動物性もいいけど植物性もね
- 塩は精製塩ではなく断然天然塩
- まとめ
外食を必要最低限にする
リンは、骨や歯の形成、エネルギー代謝、細胞膜の構築、遺伝情報の保持、酸塩基バランスの調整、酵素活性化など、さまざまな重要な生理機能に関与しています
通常、食事から十分に摂取されることが多いですが、過剰摂取や不足のどちらも健康に悪影響を与える可能性があるため、バランスの取れた摂取が大切です
そんなリンですが、現代人にとってリンが不足するということはまずないといえます
なんなら過剰摂取してしまっているのではないでしょうか?
過剰摂取の原因はというと、加工食品を頻繁に食べる習慣があります
リンの中には「有機リン」と「無機リン」の二種類があります
有機リン・・・肉や魚などの生鮮食品(腸からの吸収率10〜40%)
無機リン・・・ハムやベーコン、インスタント食品、ファストフードなど(腸からの吸収率90%)
無機リンは吸収率がヤベェのです
なので圧倒的過剰摂取に陥りやすいといえます
圧倒的過剰摂取状態だとそのりんを排泄するのに腎臓にかなりの負担がかかります
それでなくても歳をとってくると、腎臓の機能は低下しているのに若い奴と同じ食生活をしているとますます機能低下が進みます
おまけに老化も進む
犬でさえ年齢でドッグフードの種類を変えていってるのに人間ごときが若い頃と同じ食事をずっとするなんて言語道断じゃないですか?笑
外食やスーパー、コンビニの加工食品はたまに食べるくらいにしましょう
アルカリ性食品を積極的に摂る
細胞の組織液や血液のPHなどは、ナトリウムやカリウムなどの電解質の割合で変化します
ちなみにPHがアルカリ性の状態だと細胞は正常に動きます
そんなPHですが、PHの維持も腎臓の働きの一つです
体液が酸性に傾いているときは尿細管で電解質の量が調整されバランスを保ちます
だが、腎臓の機能が低下すると調整機能も衰えて体液が酸性に傾き、それ自体が老化させる原因になります
酸性に傾けちゃう主な食品
- 肉
- 魚
- 卵
- 穀類など
おいおい・・・
どれも普段からしっかり摂取しようって言ってる食品ばっかじゃないの
だからって食べるなってことじゃなくて、バランスです
先に挙げた梅干しや海藻などのアルカリ性食品を積極的に摂取してPHの維持に繋げましょう
ニンニクや瓜科の食品はもっと積極的に摂る
個人的な話になりますが、スイカやメロンを嫌いな人って結構筆者の周りにいます
だがこんな瓜科の植物に含まれているシトルリンというアミノ酸はタンパク質の構成成分にならず体内に留まる特性あります
そして、肝臓でアンモニアの解毒に関わったり、腎臓でアルギニンに変換されて再びシトルリンが合成されるときに一酸化窒素を作ります
一酸化窒素は血管拡張作用があるので、ネフロンの動脈硬化の抑制機能も期待できます
おまけに、利尿作用によって腎臓の働きをサポートしてくれます
なので、夏にスイカを食べるということはかなり理にかなった行動だといえます
ちなみに、ニンニクはシトルリンとセットで働くアルギニンの補給源です
スイカとニンニクはセットで食べるっていうのが腎臓を労わるにはもってこいだといえます
乳製品は嗜む程度に
牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品はなんだかカラダにいい感じがしてなりません・・・
積極的に摂取しているなんて人も多いでしょう
だが、これらの食品をたくさん摂取していいのは成長期の18歳くらいまでにしましょう
二十歳を超えて大して運動もしていないのに、カラダにいいからといって毎日何かに脅迫されて牛乳を飲んでいるという人は注意が必要です
理由はもちろん「リンの過剰摂取」です
でも、牛乳飲まなきゃ骨が弱くなっちゃうよー・・・って思っている人は他の食品でカヴァーしましょう
おすすめはやっぱり豆乳(無調整)です
骨の材料のタンパク質源でもあり、リンも吸収されにくいのです^^
カルシウムはヒジキなどの海藻でカバーしたらいいんじゃないでしょうか?
ナッツ、卵、ほうれん草はこまめに摂取
マグネシウムが腎臓を守ってくれるっていう話を最近よく耳にします(筆者だけか??)
動物実験では、糖尿病のラットにマグネシウムを与えると腎障害が抑制されたという報告があったり、人間を対象をした比較研究でも血中マグネシウム濃度が低いグループはCKD(慢性腎臓病)の発症率が高かったといいます
要するに・・・マグネシウムを摂取すると、リン酸カルシウムからCPPが合成されるのを抑制できる(尿路結石ができにくくなたり、ミネラル吸収が悪くなるのを抑制する)
筆者もマグネシウムや亜鉛をサプリメントで摂取していますよ
サプリメントはちょっと・・・という人はナッツ、卵、ほうれん草食べよ^^
タンパク質は動物性もいいけど植物性もね
タンパク質をたくさんとるとセットでリンも一緒に摂取してしまいます
なので、吸収率抜群の無機リンもいいですが、間でちょいちょい大豆などの有機リンも摂取しましょう
有機リンの中にも動物性と植物性がありまして、植物性の方がさらにリンの吸収率が低いです
- 動物性のリンの吸収率・・・30〜40%
- 植物性のリンの吸収率・・・10〜20%
1日3食、毎日のおかずを全部肉や魚などの肉食系食品でいくんじゃなく、選べるなら大豆製品などに変えてみるといった工夫も必要だよってことくらいです
朝食は納豆と豆腐の味噌汁なんかでいくっていう方法もあり
塩は精製塩ではなく断然天然塩
腎臓と塩の関係は切っても切り離せません
昨今、減塩減塩ってうるさいですが果たして現代人は減塩によって高血圧症などその他の疾患が減ったであろうか?
答えはNOです
世間ではこんなに「減塩、減塩」っていってんのになんで高血圧の人がほとんど減ってないんや・・・
これは高血圧の薬を打ち上げるための陰謀・・・といった陰謀論はまた別の機会に話しましょうか^^;
塩分の多い食事はまぁ、腎臓の負担になることは間違い無いです
現在の日本人の塩分摂取量の目標はというと
- 男性・・・7.5g未満
- 女性・・・6.5g未満
目標がこれなんですが、実際の男女平均の塩分摂取量は10.1gと結構多めなのです
量はもちろん減らしたいですが、最近では塩の質も重要視されています
一般的に使用されている食卓塩っていうやつをご存知だろうか?
こいつは精製塩ともいって99%が塩化ナトリウムです
味はめっちゃ塩辛いです
それに対して海水から作ったような天然塩にはナトリウムだけじゃなく、マグネシウムやカリウム、カルシウムなどが含まれています
腎臓の負担になるのは主にナトリウムですが、カリウムが入っていることによりナトリウムの塩分負荷を相殺できますし、他のミネラルの健康効果も期待できます
それに普通に天然塩は美味しいので、今後は天然塩を積極的に使っていきましょう^^
オリバみたいに肌に塗り込んで皮膚を強化しても良いですね^^
まとめ
現代人は加工食品に含まれている無機リンの摂取が多くなり、リンの過剰摂取に陥っている
外食やコンビニなどの加工食品はたまに食べるくらいでちょうどいい
肉や魚、卵、穀類などの食品はカラダを酸性にしてしまうので過剰摂取せずに梅干しや海藻などのアルカリ性食品も適度に摂取してPHの調整をしましょう
瓜科の食品とニンニクで腎臓をサポートしよう
牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品はりんがたくさん含まれているので成長期の時以降は嗜む程度にして、豆乳やヒジキなどの海藻類で栄養をカヴァーしたらいい
マグネシウムを摂取すると、リン酸カルシウムからCPPが合成されるのを抑制できる(尿路結石ができにくくなたり、ミネラル吸収が悪くなるのを抑制する)
無機リンより有機リン、動物性もいいけど植物性も摂取しよう
腎臓の負担になるのは主にナトリウムだが、天然塩はカリウムが入っていることによりナトリウムの塩分負荷を相殺でき、他のミネラルの健康効果も期待できる上、美味い
オリバみたいに肌に塩を塗り込んでも健康効果がある
That’s all I want to say today
I love you for reading till the end
それじゃ・・・
書いてる人
著者近影
広島県の福山で筆者は国家資格である天才柔道整復師として身体の不調や痛みの原因を根本治癒させるために、今まで数万人の患者さんの治療を行なってきました。そんな中、筋 肉やトレーニングだけでなく、栄養や生活習慣の面からも改善しないと根本治癒できないと考え研究を行っています。「運動・休養・栄養」の3つの柱で患者さんの生活の質の向上を考え治療活動中です。海原雄山・北大路魯山人と並ぶ自他ともに認める天才美食家。茂野・眉村と並ぶジャイロボーラーとしての側面を持つ事は意外と知られていない・・・
人から言われて「傷ついた」ではなく「気がついた」だけ・・・